
ふと気になったんだけど、「テント無し」の状態でキャンプ・・・というか、寝ることってできるのかな?
つまり、マットと寝袋だけの状態ってこと。
やったことないから、実際どうなるのか知りたいんだけど!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- テント無し、寝袋とマットだけで寝てみた感想
- 夏と冬に寝てみてどうだったのか
- 軽量化のために「テントを持たない」という選択肢はアリか
「テント無しでも寝られるのかな?」と気になってはいませんか?
私は2019年、自転車で日本一周をしました。
274日間の旅のうち、約200日以上がキャンプ泊。
その中で、「テント無しキャンプ」も何度か経験してきました。
恐らく本記事にたどり着いた方というのは、
- 単純に「寝れるのかな?」という興味がある人
- 荷物の軽量化などのために、テントがなくても寝れるのか知りたい人
大きくこの2パターンに分かれると思います。
そこで本記事では、【“テント無し”でもキャンプはできる?】というテーマについて、お話しさせていただきます。
【究極ですが】“テント無し”でもキャンプはできる?【経験あり】
気になっているのは、「寝れるの?寝れないの?」ってことですよね。
結論から言うと、寝れます。慣れるとへっちゃらです。
実際私は野宿をしてきたといったのですが、
例えば、
- 公園のベンチ
- コンクリートの上
- 芝生の上
などで、テントを使わずに寝たことがあります。

テントがないと、やっぱり寒いの?
夏も冬も、テント無し野宿を経験してきました。
特に気になるのが「冬のテント無しは寒くないの?」ということですが、冗談抜きで寒くはなかったです。
霜が降りるような季節に寝袋一枚でベンチの上で寝たことがあるのですが、朝まで熟睡でしたよ。
これは、使っている寝袋のグレードによるところが非常に大きいと思いますね。
テントがあっても、寝袋が温かく無ければ、寒くて寝られないでしょう。
逆に寝袋さえよければ、テントがなくてもポカポカです。
野ざらし状態でも、ぐっすり眠ることができました。
ちなみに私が使っている冬用の寝袋は、モンベルの「ダウンハガー800 #2」です。
テント無しキャンプ(野宿?)の注意点
実際にやってみて分かった注意点です。
- 夏:蚊に刺される
- 冬:顔だけ非常に冷える
夏:蚊に刺される
まあ、想像つきますよね。
夏(暖かい時期)はとにかく蚊に刺されまくります。
注意してください。
夏に寝袋を全て被って寝るのは暑すぎるので、半袖半ズボンでそのまま寝てみたことがあったんです。
寝に着くときの私は「意外と虫寄ってこないなあ・・・?なんだか寝れそう」って感じでした。
でも、案の定。
寝て40分後には、目が覚めました。痒くてです。
何とかこらつつ再び寝に着こうと思うのですが、耳元に来る蚊の「プーーーーン」という音で、全然寝れません。
イライラしてきました。
このままじゃどうにも寝れないと思ったので、寝袋を体に覆いかぶせるような状態にして寝てみたんですね。
数時間おきにかゆくて目が覚めてしまったものの、
起きる→寝る→起きる→寝る
を繰り返して、なんとか朝を迎えることができました。
朝起きてみると、もうびっくり。
素肌が出ていた部分に、合計20か所以上の蚊に刺された跡がありました。
顔も首もです。
それ以来、蚊のいる時期にテント無しキャンプをするのはやめました。
ちょっと面倒でも、最低限インナーテントだけは立てて、その中で寝るようにしました。
夏はオススメしません。
冬:顔だけ非常に冷える
対して冬は、虫がいなくて快適です。
しかし、寝袋から出ている「顔」が異常なほど冷えるんですよね(笑)
寝ている間中寒空にさらされているわけでして、朝起きると、特に“鼻”がキンキンに冷え切っています。
「凍ってるんじゃないか?」ってレベルで。
あと、毎回寝起きにのどが痛くなりました。
朝起きて最初に唾液を飲み込むと「ピキッ」って痛むんですよね。
何度かそれを繰り返すうちに痛みはなくなるのですが、テント無しで冬に寝ると絶対なりました。
具体的な原因はよくわかりませんが、おそらく口呼吸になっていて、乾燥した空気を吸っていたためでしょう。
全ての人が同じ症状になるかはわかりませんが、一応注意点として挙げておきます。
とはいえ、冬の間は結構テント無し野宿をやりましたね。
普通に寝れるので、テントを設営するのが面倒な時とか、野宿で目立たないようにしたい時とかはそうしていました。
撤収が一瞬で終わるという最大のメリットがありますから。
割とオススメです。
やっぱりテントが快適
寝袋だけで寝なければいけない事情があるなら別ですが、やっぱりテントを張った方が何倍も快適ですよ。
当たり前ですが。
雨も風も防げるし、虫も入って来ないし、一目は気にならないし、安心感があるし。
テントは偉大です。私はモンベルのクロノスドームを使っています。
もしかすると中には、

そりゃテントがいいに決まってるけど、何しろかさばるんだよね。
UL(ウルトラライト)装備を目指してて・・・
という方もいるでしょう。
だったらせめて、「蚊帳」だけでも持っておくと全然違います。特に夏場は。
これだったらポール込みで500g以下なので、全く荷物になりません。
あるいはこのシリーズの超軽量テント「ビビィ」を買うというのも、一つの手です。
寝るためだけのテントです。
まとめ
本記事の要点をまとめます。
【テント無しでもキャンプ(寝ること)はできる?】
できます。実際にやってましたから。
比較的寒い時期の方がやり易いです。
蚊のいる時期はやめた方が無難。
もし暖かい時期にテント無しキャンプをするなら、ビビィシリーズの蚊帳を利用するといいでしょう。
500g以下と荷物にならないので、オススメです。
てなわけで、バイバイ!
ご覧いただきありがとうございました。