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自転車キャンプで使う「寝袋(シュラフ)」の選び方【夏/冬/通年】

自転車旅で使う寝袋の選び方
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 自転車旅で使う寝袋の選び方が知りたい
  • 夏用、冬用、通年で使えるおすすめの寝袋が知りたい
  • 寝袋を小さくまとめるコツがあれば教えて欲しい

こんなお悩みを解決します。

 

【この記事で分かること】

  • 自転車旅で使う寝袋の選び方
  • ダウンと化繊の違い、フィルパワーの差
  • 夏用、冬用、通年で使えるおすすめの寝袋
  • 寝袋をコンパクトに収納するコツ、アイテム

 

この記事を書いた人
かける

かけると申します。
.
■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

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かける
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自転車で日本一周をし、400泊以上のキャンプ経験を持つ私が解説します。

 

自分が持っている3種類の寝袋+シュラフカバーを使った知見や、周りの自転車キャンパーが何を使っているのかなどをお話しします。

 

これから旅を始める方の参考になれば幸いです。

 

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自転車旅で使う「寝袋(シュラフ)」の選び方【夏/冬/通年】

自転車旅で使う寝袋の選び方

かける
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(詳しいことはこれから話していきますが)結論、自転車旅で使う寝袋は下記がおすすめです。

 

【おすすめの寝袋】

  • 夏用:軽量コンパクトなシュラフ(化繊でも十分)
  • 春~秋(冬)用:モンベル ダウンハガー800 #3
  • 厳冬期用:上記の2種類を重ねる+防水シュラフカバーで対応

あたたかい時期のみキャンプをするなら「夏用」だけ買えばいいですが、通年で自転車旅をするために1つだけ買うならば、[モンベル ダウンハガー800 #3]をもっておくと使いやすいです。

 

寝袋の基礎知識

ポイント

寝袋を選ぶポイントはざっくりこんな感じ。

 

【寝袋選びのポイント】

  • 素材が「ダウン」か「化学繊維(化繊)」か
  • 対応温度の違い(コンフォート、リミット)
  • ダウンならFP(フィルパワー)の違い

メーカーによってはシュラフ自体に防水性があったり、ダウンに撥水加工がしてあったりといった違いもありますが、一旦省きますね。

素材が「ダウン」か「化学繊維(化繊)」か

寝袋に使われる素材に違いがあり、価格と重量に大きな差が出ます。

 

【ダウンと化繊の違い】

  • ダウン:軽くてコンパクトだが高い。濡れると保温性が急激に落ちる。
  • 化繊:安いが重くて大きい。濡れても保温性が落ちにくい。

 

自転車旅で使う場合、大きさの関係で基本的には「ダウン」を選択します。

ただし夏用シュラフを買うときは、別に化繊でもいいと思います。コンパクトだから。暑いので、もはやシュラフは掛ける程度です。

 

【注意】間違っても、安いからと言って適当に「化繊」は選ばないでください。特に冬用の化繊は笑っちゃうくらい大きいです。寝袋だけでパニアバッグが埋まってしまうほど。バイクパッキングで旅をするならもはや論外なサイズ感になります。
 

化繊はその特性上、圧縮率が悪いです。あまり小さくなりません。どれだけ力を入れて仕舞おうが、どれだけキレイに畳もうが、ほとんど大きさが変わらないんですね。

 

圧縮率が変わる

これは「ウルトラライトダウン」と「フリース」をイメージすると分かりやすいです。

ダウンは圧縮して小さくなりますが、フリースはどれだけ頑張っても全然小さくなりません。化繊とダウンの寝袋も一緒です。

 

ちなみに対応温度が同じなら、別に「シュラフ自体の暖かさ」はダウンも化繊も一緒です。ただサイズと重量が変わるだけ。

 

なので、自転車で旅をしたり登山をしたりするならダウンを選ばざるを得ません。

しかし、例えば「車中泊する」「車でキャンプ場に行く」という感じで、大きさや重さに縛りがないなら、あえて高いダウンを選ぶ必要性はないですね。

自分も自転車で旅をしないなら、デカくても安い(半額以下ぐらい)化繊寝袋を買います。

対応温度の違い(コンフォート、リミット)

かける
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寝袋には対応温度表記の違いがあります。

 

例えばモンベルなら、「快適温度(コンフォート)」と「使用可能温度(リミット)」の2つ表記があります。

 

 

画像:モンベル

購入する際、参考にするのは「快適温度」の方です。「使用可能温度(リミット)」は暖かく眠るための温度ではないので注意しましょう。

 

↓がモンベルの説明になります。

画像:モンベル

 

【対応温度の違い】

  • 快適温度:一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い人が、リラックスした体勢で寒さを感じることなく睡眠できるとされる温度でです。
  • 使用可能温度:一般的に代謝が高く、寒さに対する耐性の高い人が、寝袋のなかで丸まった状態で寒さを感じることなく睡眠が出来るとされる温度です。

 

かける
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簡単に言えば、イメージはこんな感じ。

 

  • 快適温度(コンフォート):その温度までならたいていの人が問題なく寝れるよ!
  • 使用可能温度:寒さに強い人でも寝袋の中で丸まらないと寒いくらいだよ。つまり、たいていの人が普通に寝ると寒いよ!

 

 

だから基準は「快適温度」になります。

快適温度を下回る環境下で使う場合、服を着こんだり、ホッカイロを併用したりと工夫をすることである程度対応可能です。

 

基本的に大は小を兼ねます。快適温度以上のより暖かい環境で使う場合は「足を出す」「ジッパーを開ける」などして体温調整が可能です。

ダウンならFP(フィルパワー)の違い

かける
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同じ「ダウンの寝袋」でもグレードがあります。

 

“FP(フィルパワー)”という数値で表されまして、数値が大きい程(同じ暖かさなら)より軽量コンパクトになりますが、値段も高くなります。

 

 

画像:モンベル

 

例えばモンベルのダウンシュラフには、「FP900」「FP800」「FP650」とありますが、その違いです。

値段をかければかけるほどより軽くなります。またダウンの圧縮率も高くなるため、よりコンパクトにすることが可能。先ほどのフリースVSダウンの圧縮率の話じゃないですが、どこまで小さくできるかは「FPによる」ってことです。

自転車旅におすすめの寝袋

ライダーハウスでキャンプ

かける
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以下で、自転車旅にオススメの寝袋を解説します。

 

冒頭でも述べましたが、通年使う用として1つだけ買うなら[モンベル ダウンハガー800 #3]が万能です。

 

 

夏用:軽量コンパクトなシュラフ(化繊でも十分)

夏用シュラフはぶっちゃけ無くてもいいくらいなので、あまり重要ではありません。

自分が使っているのはイスカの「ウルトラライト」という化繊の寝袋。重量約600gなのでダウンに比べて重いですが、全然許容範囲なので使っています。

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あえて買わなくても、例えば就寝時にレインコートを被せるだけとか、着替えの衣類をお腹に掛けておくとか、真夏ならそれくらいで十分ですね。むしろ暑くて寝れないからです。

ただし標高が高い場合や夏の北海道はさすがに肌寒いので、シュラフは必要です。

春~秋(冬)用:モンベル ダウンハガー800 #3

万人に「とりあえずこれ買っとけば間違いない!」とおすすめしたいのが、ダウンハガー800#3。

重量555gなので、↑自分が使っている夏用シュラフより軽いです。

 

それでいて「快適温度4度」「使用可能温度-1度」というカバーできる温度帯の広さが魅力的。

これ一つあれば、工夫次第で通年を通して対応できる保温力があります。

 

夏は掛けるだけ、10度以上ならジッパーを開けて調整、4度~10度なら普通に使え、0度前後になるようなら着込む+カイロでなんとか対応できます。

※ちなみに11月末の執筆時現在、愛知県の最低気温は8度。12月に入ると0度付近になる日もあります。そんな温度感です。

 

かける
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実際、日本一周チャリダーも#3が一番多かったですし、バイクパッキングで旅する方も#3の使用率が高い印象です。

 

モンベルで働いていた友達も#3を愛用しています。

厳冬期用:上記の2種類を重ねる+防水シュラフカバーで対応

0度以下の環境で使うなら、#3では「寒い」と感じる場合が出てくるでしょう。暖かくする工夫をしたり、時には買い足す必要も出てきます。

 

【対応方法】

  • 夏用シュラフを持っているなら、#3と重ねて使う(+シュラフカバー)
  • より寒い所にも挑戦できるように、例ダウンハガー800 #1(快適-3度/リミット-10度)を別途購入する等

 

かける
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なお寒い時期はテント内で結露が起こりますので、防水性の「シュラフカバー」を併用します。

これを使わないと寝袋がビチョビチョに濡れて、急激に保温性が落ちるからです。

 

キャンプ テントの中

↑例えばこれ、青いのがシュラフカバーです。ゴアテックス製の防水。

場所にもよりますが、12月~3月くらいまでの間は必須です。保温力アップにも寄与しますが、何より「濡れを防ぐこと」が目的になります。湿度の高い環境程起こりやすいです。

 

↑「シュラフカバー無しで寝た結果、結露して寝袋がべちょべちょになった」を説明する写真です(笑)

これは実際に失敗を経験すると、より一層必要性を実感すると思います。

 

かける
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読んでいて分かると思いますが、冬場のテント泊はとにかく装備が増えます

 

積載容量の限られるバイクパッキングで旅する場合、一つ一つの装備をコンパクトに揃えるのはもちろんのこと、何かを妥協する必要もあるでしょう。

 

時には「ポカポカ温かく快適に眠ること」すら妥協しないといけないかもしれません。

寝袋をよりコンパクトに収納する方法

イスカ デナリ900+シュラフカバー

かける
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ダウンの寝袋は元々コンパクトですが、付属の袋に収納した状態より更に圧縮することが可能です。もっともっと小さくなります。

 

「コンプレッションバッグ」というアイテムがあるからです。

 

写真をご覧ください

説明するより見た方が早いです。2種類の寝袋を圧縮してみました。

イスカ デナリ900

イスカ デナリ900

 


 

モンベル 寝袋 コンプレッションキャップ

モンベル 寝袋 コンプレッションキャップ

 


…というように、寝袋によって3分の2、2分の1程度まで圧縮することができます。

 

ちなみに使っているのはモンベルの「コンプレッションキャップ」という商品。

体重をかけて圧縮しつつ、紐を引いてその形状を維持します。ここでの圧縮率はFPが高い程小さくなりますし、使用する際の復元も早いです。

 

自転車の場合、とにかく「積載容量」に縛りがあります。寝袋が通常のままだと場所を取るので、より小さくしたい場合には非常に効果的なアイテムとなります。

 

※圧縮状態はダウンが傷みます。
ツーリングが終わったらハンガーに掛けたり、長期保管用のゆったりしたバッグ(モンベル寝袋買うと付属)に移し替えてくださいね。

日本一周などで数カ月スパンで使うなら、コンプレッションバッグは使わない方がいいです。

 

防水のコンプレッションバッグもある

かける
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ちなみにですが、防水を備えたコンプレッションバッグもあります。

登山用品なので価格は高いですが、性能はイイです。

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袋に防水性を持たせると、収納を考える時に楽です。

濡れる可能性があるスペースにも安心して配置できるからです。ただ逆に濡れる可能性がないのであれば…例えば防水バッグの中に渇いたものだけを収納するなら、防水に防水を重ねる必要はありません。

【補足】季節、用途に合わせたテントの選び方

モンベルのムーンライト1型

本題から外れますが、補足として「テントの選び方」をザックリ紹介します。テントも一応対応する季節、用途の違いがあるからです。

 

モンベルのテントで選ぶなら、下記4つの中から選ぶのがオススメです。

  1. ムーンライト 1型
    →ある程度軽量かつ頑丈。通気性抜群。居住性はイマイチ。
  2. クロノスドーム 1型
    →居住性を重視。前室も広くてストレスなし。ただ少し大きくて重ため。パニアバッグを使った長期ツーリング向け。
  3. ステラリッジ 2型
    →軽量性&耐風性を重視。2型なら室内広々。冬季対応だが夏暑い。
  4. U.L.ドームシェルター 1型(※正確にはテントというよりツェルトの類。)
    →何よりも軽量性を最重視。シングルウォールでデメリット多い。軽量がゆえの妥協点も多い。バイクパッキングとの相性良し。

 

詳しい内容は自転車キャンプでおすすめは?モンベルのテント4選【用途別】にて解説しています。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【自転車キャンプで使う「寝袋(シュラフ)」の選び方】

  • 夏用:軽量コンパクトなシュラフ(化繊でも十分)
  • 春~秋(冬)用:モンベル ダウンハガー800 #3
  • 厳冬期用:上記の2種類を重ねる+防水シュラフカバーで対応/あるいは冬用に買い足す

 

かける
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テント泊において「寝袋」「マット」「テント」の3つはケチるべきじゃないです。安物買いの銭失いになりやすいので、必ずメーカー品を買った方がいいですね。

 

メーカー品の中で一番手ごろなのがモンベルです。

 

ちなみに、他に寝袋で有名なメーカーでは、イスカナンガがあります。

 

よければ参考にしてみて下さい。ご覧いただきありがとうございました!

自転車旅

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