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【自転車知識】バンドブレーキとローラーブレーキの違いと見分け方

ローラーブレーキとバンドブレーキの違い
悩んでいる人
違いを知りたい人
  • 自転車の「バンドブレーキ」と「ローラーブレーキ」の違いを教えて欲しい
  • どっちがどっちのブレーキか、見分け方を教えて欲しい
  • 買うならどっちがいいの?

こんな悩みを解決します。

 

 

【この記事で分かること】

  • バンドブレーキとローラーブレーキの違い(メリットデメリット)
  • 両者の見分け方
  • 買うならどっちがおすすめか?
  • ブレーキだけを後で交換できるのか?

 

かける
かける

自転車整備士の私が解説します。

 

格安ママチャリの落とし穴は「ブレーキ」でして、適当に選ぶと音に悩まされます。自転車を購入する際は「どのブレーキを使っているか?」を確認すると、のちの不満がでにくいでしょう。

 

この記事を書いた人
かける

かけると申します。
.
■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

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【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
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【自転車知識】バンドブレーキとローラーブレーキの違い

ローラーブレーキとバンドブレーキの違い

 

 

かける
かける

結論、バンドブレーキとローラーブレーキの違いは下記の通りです。

 

違い

  1. 価格の違い
  2. 効きの違い
  3. 音鳴りのしにくさ

 

一言で言えば「ローラーブレーキの方が高級」で、良いブレーキです。

4万円を超えるような通学用自転車には基本、ローラーブレーキが付いています。逆に、店の外に置いてあるような格安ママチャリにはバンドブレーキが使われているでしょう。

 

 

特に、乗ってて一番分かりやすい違いは「音鳴りのしにくさ」です。

街中でキーキーうるさい自転車を見たことがあるとは思いますが、まさにあれがバンドブレーキ。

 

 

まずは、それぞれの特徴から紹介していきます。

 

バンドブレーキの特徴

  • およそ~2万円の廉価車(安い自転車)に付いていることが多い
  • ブレーキの本体価格が安い
  • いわゆる“キーキー”と音鳴りがするブレーキ
    →買ってから時間が経つと、ゴムが固くなって音鳴りが発生しやすくなる
  • 実はダントツでブレーキの効きは良い。車輪を簡単に“ロック”できる
    →その反面、効きを“調整”しやすいブレーキとは言えない
  • 雨の日はブレーキの制動力が落ちる

 

 

ローラーブレーキの特徴

  • およそ2万円~の中-上級グレードの自転車に付いていることが多い
    →4万円をこえるような通学車はほぼ全てローラー。
  • ブレーキ本体の価格が高め
  • “キーキー”という音鳴りはほぼ発生しない
  • 車輪をロックさせるようなブレーキの掛かり方ではない
    →マイルドにかかる。ゆえにタイヤのスリップとかはしづらい。
  • 雨の日でもブレーキの制動力が落ちにくい
  • 長期間(3年とか)安定した性能を維持できる。
    →メンテナンスは必要。1年に一回くらいブレーキグリスの注入

 

 

いろいろあるのですが、やはり「キーキーなるか、ならないか」の違いが一番大きいと思います。

自転車に性能とか求めない方でも、乗ってて気になりますからね。

 

 

  • とにかく安い自転車が欲しい。キーキー鳴っても気にしない。
    →バンドブレーキの付いた廉価車でOK

 

  • キーキーならない、乗っててうるさくない自転車が欲しい。高耐久のブレーキがいい。
    →ローラーブレーキがおすすめ

 

 

ローラーブレーキとバンドブレーキ車の値段的な差は3000円くらいですかね。(同一モデルで、ブレーキだけ違うとすれば。)

かける
かける

私なら、3000円くらい高くても絶対にローラーブレーキのモデルを選びます。キーキー鳴ったらうるさいもの。

 

 

ギモンの声
ギモンの声

そうなんだあ。

ちょっと疑問なんだけど、バンドブレーキの“キーキー音”って直す方法は無いの?

よく聞かれる質問です。あわせてお答えします。

 

バンドブレーキの音鳴りは直せるのか?

かける
かける

一時的に音を軽減させることはできます。

しかし、永久的に音鳴りしないようにはできません。根本的な修理ではないのです。

 

どうしても音鳴りするのがバンドブレーキの特性だから。

音が鳴るたびに“調整”が必要になります。

 

>>>自転車(ママチャリ)のブレーキが「キーッ」と音鳴りする原因は?

 

というわけでして、やはりオススメはローラーブレーキ搭載モデルですね。買った後の不満が出にくいと思います。

バンドブレーキとローラーブレーキの見分け方

ギモンの声
ギモンの声

バンドブレーキとローラーブレーキって、どうやって見分けたらいいの?

ぶっちゃけ、どれも同じに見えるのだけど…。

私も昔はそうでした。

 

かける
かける

「こっちがバンドで、こっちがローラー」と説明されても、すぐにごっちゃになって(笑)

 

自転車に詳しくない方なら、なおさら分からないですよね。クワガタの種類の判別がつかないようなものです。

ご自身で判別できるように、ポイントをお伝えしましょう。

 

バンドブレーキとローラーブレーキ

まずは2枚の写真をご覧ください。上がローラー、下がバンドです。

ママチャリのローラーブレーキ

↑ローラーブレーキ

 

 

ママチャリのバンドブレーキ

↑バンドブレーキ

 

確かに形は違いますが、とはいえ「違いがよく分からん」ってなると思います。

 

簡単な見分け方

ブレーキ本体に2本のネジが付いているかどうか?

 

 

ネジの無いほうが「ローラーブレーキ」ネジのある方が「バンドブレーキ」です。

あらためて確認してみましょう。

ママチャリのローラーブレーキ

↑ローラーブレーキ。ネジがない。

 

ママチャリのバンドブレーキ

↑バンドブレーキ。

 

「1時」の方向と、(陰で見えにくい)「4時」の方向に2本のネジがありますよね。

バンドブレーキは中のライナーを調整するために、ネジが付いているのです。

 

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あとで「バンド→ローラーブレーキ」に交換できる?

自転車のホイール 後輪

悩んでいる人
 

自分の持っている自転車を確認したら、バンドブレーキだったよ。

通りでキーキー鳴るわけか…。

 

バンドブレーキからローラーブレーキに換えたいなと思うのだけど、できるものなの?

こう疑問に思う方もいるでしょう。

 

かける
かける

残念ながら「できない」と思ってください。

ブレーキだけの交換では無理です。互換性がありません。

 

…というのも、厳密に言えばできないわけではありません。

「車輪ごと」交換すれば、ローラーブレーキに付け替えることができます。

 

これは、車輪によって使えるブレーキの種類が決まっているため。バンドブレーキが付いていた車輪には、ローラーブレーキが使えません。だから車輪ごとの交換が必要。

 

 ただ自転車を買い替えた方がお得

かける
かける

ただし、車輪ごと交換すると1万円は確実に超えます。

 

元々バンドブレーキが付いていた自転車ということは、そう高くはなかったはず。

これだけの金額を掛けて交換するくらいなら、自転車ごと買い替えてしまった方がお得ですね。

 

だから、厳密に言えばバンドブレーキ車をローラーブレーキに変えることはできるけど、実際にやるような内容では無いということです。

 

どうしても音鳴りが気になるようなら、「サーボブレーキ」を使うと軽減します。

サーボならバンドと固定部分が共通なので、使えるからです。

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まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【バンドブレーキとローラーブレーキの違いと見分け方】

  • 一番感じる違いとして「音鳴りのしにくさ」

<バンドブレーキの特徴>

  • およそ~2万円の廉価車(安い自転車)に付いていることが多い
  • ブレーキの本体価格が安い
  • いわゆる“キーキー”と音鳴りがするブレーキ
    →買ってから時間が経つと、ゴムが固くなって音鳴りが発生しやすくなる
  • 実はダントツでブレーキの効きは良い。車輪を簡単に“ロック”できる
    →その反面、効きを“調整”しやすいブレーキとは言えない
  • 雨の日はブレーキの制動力が落ちる

 

<ローラーブレーキの特徴>

  • およそ2万円~の中-上級グレードの自転車に付いていることが多い
    →4万円をこえるような通学車はほぼ全てローラー。
  • ブレーキ本体の価格が高め
  • “キーキー”という音鳴りはほぼ発生しない
  • 車輪をロックさせるようなブレーキの掛かり方ではない
    →マイルドにかかる。ゆえにタイヤのスリップとかはしづらい。
  • 雨の日でもブレーキの制動力が落ちにくい
  • 長期間(3年とか)安定した性能を維持できる。
    →メンテナンスは必要。1年に一回くらいブレーキグリスの注入

 

迷ったらローラーブレーキ搭載車を買っておけば不満が出にくい。

安い自転車には、バンドブレーキの音鳴りのしやすさも含め、安いなりの理由があるのです。

 

 

本記事の内容を、自転車選びに役立ててみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

よくある質問

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