自分は高校生で、自転車旅をしようと考えているんだ。
でも、何から始めたらいいのかわからなくて…。
どんな自転車を使ったらいいのかも、何が必要かも、計画の立て方も、泊まるところも、全く分からない。
だから、イチから全て教えて欲しいんだよね。
でも一つ注意点があって、「とにかくお金が無い」んだ!
高校生だから、“5万円”出すのも厳しいくらいだよ。。。
やっぱり、お金が無いと旅はできないかな?
無理なお願いかもしれないけど、こんな自分でも自転車旅をする方法を教えて欲しい。
こんなふうに考えている高校生のあなたに向けた記事です。
【この記事で分かること】
- とにかく金のない高校生が、自転車旅を始める方法
- 節約ファースト!コスパのいい装備紹介
- お金を掛けずに宿泊する方法(答え:キャンプ)
- 一日に走る距離の設定方法
- 節約して服を洗濯する方法
- お風呂、シャワーを格安で使う方法
高校2年生から自転車一人旅を始め、大学4年時には日本一周も経験した私が解説します!
「お金が無いけど、自転車旅がしてみたい!」
その気持ち、よくわかります。
昔の自分もそうでした。
私の場合はロードバイクを買った後に「旅」がしたくなったのですが、旅費が全然なくて。
それどころか、装備すら満足に揃えられない…みたいな。
当時の全財産は「5万円ほど」でしたから、仕方がないです。
恐らくこの記事にたどり着いたあなたも、あまり多くのお金を持っていないはずです。
自転車旅に掛けられるお金は、多くても“数万円レベル”じゃないですか?
でも、自転車旅に出たいんでしょ?やりたいんでしょ?
お金が無いのは誰よりも自覚しているけれど、それでも行きたいんでしょう?
昔の私と、同じですね(笑)
そんなあなたに、良い情報をお伝えしましょう。
「金のない高校生だった私が、節約をしながら自転車旅をした方法」です。
いくつかのパートに分けて解説しますから、是非最後までご覧いただければと思います。
自転車旅で使う“自転車”は何を使う?
5万円あるなら、クロスバイクがおすすめ
一番大切ですよね、自転車選び。
もし、自転車を買うだけのお金があるなら、「クロスバイク」がオススメです。
一番大きな理由は手頃だから。5万円台から買えます。
タイヤもロードバイクより太めですし、荷台やドロヨケもつけられる。
あまりに本格的な自転車旅(3000km以上とか)でないなら、クロスバイクで十分です。
ちなみにですが、自分だったら「GIOS ミストラル」を選ぶかな。
自転車を買うお金が無い方は…
仕方がないです。持っている自転車で行きましょう。
・・・というと、高校生なので「ママチャリ」がほとんどですよね。
ぶっちゃけ長距離走行には向いてないし、パンクの処理も面倒です。
しかし、カゴや荷台に沢山の荷物を載せられるというメリットもあります。
気合があれば、ママチャリでの旅も十分可能ですよ。
日本一周している人もいるくらいですし。
ただ、クロスバイクにしろ、ママチャリにしろ、パンク修理の方法は身に着けておいた方がいいですね。
またあとで、解説します。
自転車に必要なカスタムは?
明るいライトと、スマホホルダーはあった方がいいでしょう。
荷物の運び方は?
リアキャリアを使う
基本的に「荷台(リアキャリア)」の上に荷物を積んで、走りましょう。
バックパックを背負うのは、肩やお尻が痛くなりやすいので、オススメはしません。
ママチャリなら確実に取り付けられますし、クロスバイクでも基本的に着きます。
荷台はせいぜい2-3000円。
ここはお金を掛けるべきポイントですね。
荷物を入れるバッグのおすすめ
金があるならパニアバッグがベスト
荷台に対して荷物を載せます。
さて、どうやって載せましょう?
お金があるなら、絶対に絶対にぜーーったいに、オルトリーブのパニアバッグがオススメです。
パニアバッグとは、自転車に取り付けるバッグのことです。
中でも、オルトリーブは非常に人気が高いんですよね。
完全防水で、着脱は簡単、耐久性もいいからです。
バッグに2万円を払えるのであれば、絶対にオルトリーブを買っておきましょう。
ちょっとケチって1万円のよく分からないモノを買うと、後悔します。(自分がそうでした)
節約するならホムセン箱が最強
でも、オルトリーブのパニアバッグは、決して安くはないんですよね。
高校生のあなたからしたら、とても高いと思います。
「パニアバッグを買うお金が無いんだけど、どうしたらいい?」
という方へ。
オススメは、ホムセン箱ですね。
「ホームセンターで売ってる箱」、略して“ホムセン箱”です。
バイクの方だと、よく付けている人がいますね。
2000円台で購入できます。
容量も稼げるし、しかも“完全防水”なので、最強です。
格好にこだわらなければ、とてもオススメですよ。
0円で用意するなら、エナメルバッグやバックパック
「ホムセン箱を買うお金すら、節約したいなあ…」
という方は、エナメルバッグがいいでしょう。
部活で使っていたのとか、倉庫に眠ってませんか?
あとは、大きめのリュックとか。
防水性能が無くても、まあいいです。
とにかく「容量大きめのバッグ」を確保しましょう。
荷物を積むときは、バッグを紐で縛って固定するだけです。
固定する時は、“ゴム紐”ではなくて、「荷締めベルト」がオススメ。
重い荷物を載せても、ガッチリ固定することができます。
雨が降ったら、どうすればいい?
でっかいゴミ袋を被せればいいですよ。
燃えるごみの袋とか、2枚くらい用意して、バッグの中に忍ばせておいてください。
宿泊方法はどうする?
高校生の時、私は自分で初めて「ホテルの値段」を調べてビックリしました。
安くても、一泊5000円ほどします。
高校生にとって、高すぎますよね。
そこで私はどうしたか。
「キャンプ」をして泊まろうと考え、装備を揃えたのです。
アウトドア未経験なのに(笑)
キャンプなら、格安装備だけで揃えれば、1万円台から始められます。
必要な装備は最低限3つ。
- テント
- 寝袋
- マット
安くて使えるのを、紹介しておきます。
キャンプを出来るようになれば、「宿泊費=キャンプ場利用料」ですよね。
無料のところもありますし、500円くらいのところも多いです。安いです。
なので、お金が無いのであれば、宿泊方法は「キャンプ」一択かなと思います。
安く、衣類の洗濯をする方法
自転車旅で金が掛かることに「洗濯」があります。
洗濯が必要になる方は、3泊以上の旅をする方ですかね。
出先での洗濯というと、コインランドリーを思い浮かべるでしょう。
でも、意外と値段するんですよ。
洗濯→乾燥までやると、一回で700円くらいします。高いです。
なので、手洗いしましょう。
洗濯洗剤を家から持参した上で、「ウォッシュバッグ」を使って洗濯する方法がオススメです。
私も日本一周中はほとんど手洗いしていましたよ。
人のいない公園の水道で、シャシャッと洗います。
手で絞って、自転車に適当に洗濯ばさみで括り付け、日中に走りながら乾かすって感じです。
旅人感があるでしょ?(笑)
お風呂(シャワー)を格安で使う方法
毎日自転車を漕いでいたら、お風呂も入りたくなるでしょう。
でも、意外とするんですよね。これが。
温泉とか行くと、7-800円します。高校生にはイタい値段ですね~。
もう少し安く抑えたい所です。
そこでオススメなのが、「快活クラブ(ネットカフェ)を30分だけ使う」という方法。
快活クラブにはシャワーがある店舗があり、無料で使えます。タオルもあります。
それを利用するのです。
「飲み放題カフェ」なら、30分以内に清算すれば2-300円ほど。
その間にシャワーを浴びれば、激安ですよね。
余った時間はドリンクバーを飲み放題するなり、午前中なら朝ごはん食べ放題を利用することもできます。
必要な装備は?
一旦ここまでの内容を整理して、必要な装備を洗い出します。
- 荷台(リアキャリア)
- ライト
- スマホホルダー
- 自転車に付けるバッグ
- キャンプ用品(テント、寝袋、マット)
- ウォッシュバッグ+洗剤
めちゃめちゃザックリですが、こんな感じ。
あとは服や、電子機器類、歯ブラシ、サイフ、スマホなども必要になりますね。
このあたりの装備は誰でも思い浮かぶでしょうから、割愛します。
詳しく知りたい方は、「自転車旅の始め方ロードマップ」にも目を通しておくと、いいでしょう。
自転車旅で、一日に走る距離は?
結論、人によって大きく変わります。
「あなたが走れる最大距離の7割」を目安にすると良いですよ。
とはいっても、多分、このページに訪れている方は、まだそのレベルに達していないように思います。
つまり、「普通にサイクリングもしたことがないけど、ふと、旅をしたくなった!」って感じ。
そうじゃないですか?
もしそうなら、一日の距離は「50km」くらいにするといいでしょう。
無理なく、余裕をもって、目的地に着けると思います。
距離を伸ばすのは、走り慣れてからですね。
トラブル対策はどうする?
最低限、パンク修理は覚えていきましょう。
「難しそう~。面倒くさそう~。
パンクなんてしないだろうし、まあいっか。」
そんな風に思うかもですが、絶対にパンク修理だけは身に着けていった方がいいですよ。
割と普通にパンクするからです。
でも中には、このように考えている方もいるでしょう。
パンクしたら、その時は自転車屋さんに行くよ。だから大丈夫!
いやー、心配ですね。
あなたは普段“街”で暮らしているから気づいてないだけで、自転車屋さんって、あんまりないです。
日本は山が多く、街を外れるとすぐに田舎になります。山に入り、森になります。
そんなところでパンクしたら、どうしましょう?
例えば、次の街まで20キロあったとしたら、徒歩でおよそ4時間かかります。
辛すぎません?
絶対に困るので、パンク修理は練習していきましょう。
分かりやすい動画を紹介しておきます。
出先でのパンク修理に使うものは、以下のアイテムです。
- タイヤレバー
- 携帯ポンプ
- (予備チューブ)
- パンク修理パッチ
まとめ
ザックリですが、節約を意識した「貧乏自転車旅」をやるためのポイントをご紹介しました。
あらためて、おさらいします。
- 自転車旅で使う“自転車”は何を使う?
→5万円あるなら、クロスバイクがおすすめ。無ければママチャリ。 - 自転車に必要なカスタムは?
→フロントライトとスマホホルダーは必須。 - 荷物の運び方は?
→リアキャリアに積もう! - 荷物を入れるバッグのおすすめ
→金があるならパニアバッグがベスト。節約するならホムセン箱が最強。0円で用意するなら、エナメルバッグやバックパック。 - 宿泊方法はどうする?
→キャンプ一択ですかね。安いので。 - 安く、衣類の洗濯をする方法
→ウォッシュバッグを使おう - お風呂(シャワー)を格安で使う方法
→快活クラブを利用する - 自転車旅で、一日に走る距離は?
→「走れる最大距離の7割」が目安。サイクリングもしたことないのなら、「50km」が安心。 - トラブル対策はどうする?
→最低限、パンク修理は覚えていこう!
てな感じ!
自分も高校時代に自転車旅を始めたので、あなたを応援したい気持ちでいっぱいです。
準備をする中で分からないことがあれば、ツイッターやインスタで、気軽にメッセージ下さいねー!
ご覧いただきありがとうございました!