
自転車用スマホホルダーって何を選んだらいいんだろう?
タイプがいろいろあって分からないから、それぞれの特徴と、オススメな商品を教えて欲しい!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- スマホホルダーの種類・特徴
- 選んで後悔しないオススメの商品
- プラスアルファで「スマホを充電しながら使う方法」
スマホホルダーがあると、何かと便利ですよね。
見ながら運転をしてはいけませんが、信号待ちの短時間のうちに地図を見たり、いちいちスマホを出し入れしなくて済みます。
最近流行りのウーバーイーツ等の宅配サービスでは必須アイテムともいえるでしょう。
そんなスマホホルダーですが、沢山の種類があってどれを選んでいいか分からないという方も少なくないです。
そこで今回は、実際に3つの種類を使った経験のある私が、自転車用スマホホルダーについて詳しく解説していきます。
是非最後までご覧ください。
自転車用スマホホルダーの種類
自転車用スマホホルダーは主に3種類のタイプに分けられます。
- 挟み込みタイプ
- ジップロック(バッグ)タイプ
- ケース一体型タイプ
それぞれどういったものなのか、簡単に仕様を説明していきます。
挟み込みタイプ
皆さんが「スマホホルダー」を思い浮かべた時、このタイプのイメージが湧く方が多いのではないでしょうか。
一般的な、挟み込んで固定するタイプです。
写真のようにサイドが締るものや、スマホの4隅に対して角をホールドするようなタイプもあります。
ジップロック(バッグ)タイプ
ジップロックのような袋状のバッグにスマホを入れるタイプもあります。
見た目から想像できるように「防水性」がありますが、そういった特徴については次の項目で詳しく説明します。
ケース一体型タイプ
専用のスマホケースに付け替えることで使える、ケース一体型のスマホホルダーです。
ケース自体がアダプターになっているので、抜群の安定感・安心感を持ちます。
それぞれの特徴
挟み込みタイプの特徴
付ける時はスマホを保持するアームをギュッっと握ることで挟み込む事ができます。
反対に外すときは、(商品によって異なりますが)1つのボタンを押すだけでバネが緩み、取り出すことができます。
スマホをそのまま装着するので充電口が隠れず、充電しながらの走行も可能となっています。
一方で、
また、ケースの形によってはスマホケースを外す必要があります。
丸みを帯びていたり、突起部分があったり、分厚かったり・・・など、使えない状況も少なくありません。
そして何よりのマイナス点が「走行の振動でズレたり、落ちたりする心配がある」ということです。
これは実際に使ってみての経験談です。
自転車はバイクや車に比べて振動が大きいですよね。
サスペンション(バネ)が無いことに加え、歩道を走行することもあり振動や突き上げがとてつもなくデカいからです。
そのため、「気づいた時にはスマホがゆるゆるになっていた!」ということがありました。
幸い脱落防止のシリコンバンドが付属していたため落下には至りませんでしたが、走行に不安が伴うのでそれ以来使わなくなりました。
スマホを落としてしまう危険性があるため、挟み込んで固定するタイプは全くオススメできません。
ジップロック(バッグ)タイプの特徴
挟み込みタイプで危険な思いをした後、買いなおしたのがこのタイプ。
私は自転車旅が趣味であり、雨天でも走行しなければいけない事があるので使いやすそうな製品だと期待していたのですが・・・
実際に使ってみると多くの不満を感じることとなり、結果的にこちらも使うのを辞めました。
まず、ケースを外さなければ入らない事。それに加えて、袋が狭いので出し入れに時間が掛かります。
袋ごと取ることもできますが、そうすると操作性が著しく低下するのでやはり外す必要があります。
そんな袋タイプになっているので、夏は熱がこもりやすく、オーバーヒートしてスマホが使用不可になることばかりでした。全く使えません。
充電しながらの使用は構造上できませんが、もし充電できたとしても、より本体が熱くなるだけなのでオーバーヒート祭りになるでしょう。スマホに大ダメージです。
そんなジップロック型のスマホホルダーの大きな特徴ともいえる「防水性」ですが、これにも大きな落とし穴がありました。
実際に雨天で使ってみてわかったことはこちら。
- 湿気からケースの内側が曇って、正確にタッチができない
- 外側に水滴(雨)が付いていると全く思い通りに動かない
多くの方が自転車にスマホホルダーを付けたいと思うのは「地図」を確認したいからだと思いますが、目的地の文字入力をしたり、スライドさせて他の地域を見たり、二本指で地図を拡大させたり、といった細かい動作には全く不向きです。
言うことを聞いてくれず、ストレスだけが溜まっていきます。
雨の中このケースを使って地図を確認しようと思うのであれば、
- スタート画面のパスワード入力を切る(ボタン一つで画面を開けるようにする)
- 見たい画面は開いて、確認するだけ
に設定するしかないですね。
晴れにしろ雨にしろ、使いづらさが目立ちました。
ケース一体型タイプの特徴
残るはこちら。現在僕が使っているケース一体型タイプです。
そう、こちらのタイプについても同じで、落車でもしない限り落ちる心配はないでしょう。
専用ケースを使うので、どうしても入れ替え作業が必要になります。
ケースはアダプターにはまるよう突起が出ておりますので、テーブル等に置いた時にそれが邪魔になり、カタカタと動いてしまいます。
とはいえ、自転車に乗っているときに使うのがメインですから、実際はほとんど気になりません。
専用品なだけあってとても使いやすいですが、他に比べて料金の高さがネックになります。
ケースとアダプター合わせて4000円~10000円程してしまいますので、場合によっては他のタイプの約2倍程度の価格となります。
オススメのタイプは?
以上3タイプ紹介してきましたが、結論【ケース一体型タイプ】がオススメです。
- 着脱のしやすさ
- 落ちる心配がないこと
- 操作性も変わらず
- 充電できること
が主な理由ですね。
製品自体は高めですが、スマホ本体を落として取り返しのつかないことになったり、使い心地が悪く実用性に欠たりして使いにくいよりはよっぽどいいです。
せいぜい数千円の違いでストレスのない製品が購入できるわけですから、安物買いの銭失いをしないよう最初からケース一体型を選んでおくのが賢明だと思いますよ。
ケース一体型スマホホルダーの主なラインナップ
オススメしたケース一体型タイプの商品には、どんなメーカーのモノがあるのでしょうか?
いくつかラインナップを紹介します。
tigra sports
私が現在使っているのもtigraのものです。
日本一周中にこれをずっと使っておりましたが、11545km一度も外れることも緩むことも無く、安心して走行に集中することができました。
ハンドルに固定するアダプターの締め付け力も十分なので、強い力が加わらない限りズレることはありません。
以下で紹介するメーカーに比べてお手ごろな価格でなのでとてもオススメです。
ちなみに、TIGRAsportsの日本販売代理店を務める(株)ラウダ様は「自転車日本一周」をする方へスマホホルダーを始めとした支援活動を行っているそうです。興味があれば覗いてみてください。
>>>公式サイトへ
QUAD LOCK
オーストラリアのプロダクトデザイナーの方が、クラウドファンディングから誕生させた製品です。
特にサイクリング業界への反応が良く、今では4000以上の都市、100か国以上に出荷され、世界的に人気のあるスマホホルダーのブランドとなっています。
TOPEAK
自転車用品でおなじみのトピークからも商品が出ています。
スマホホルダー以外にも沢山のパーツを作っているノウハウがあるため、アダプターの種類が豊富です。
例えば、トップキャップに台座を取り付けられるアダプターや、ハンドル前方に突きだすタイプなど、いくつか種類があります。
そしてトピークの良いところは品質はもちろん、スモールパーツの取り寄せができることです。
そのため小さな部品単位で交換ができるので、安く・簡単に修理して使い続けることができますよ。
REC MOUNT
「レックマウント」って、聞いたことがある方も多い事でしょう。
日本唯一の「マウント専門会社」で、国内で企画開発・設計・最終工程(組立など)販売・発送まで一貫して行っている会社です。
スマホを付けるマウントもそうですが、ライトやサイコンなどを取り付けるためのマウントには数えきれないくらい沢山の種類があります。
微妙な長さの違いであったり、何かと組み合わせて取付ができたりと、サイクリストに愛用者の多いメーカーです。
とにかくラインナップが豊富なため、購入を検討する際には公式サイトから製品を確認してみることをオススメします。
>>>公式サイトはコチラ
購入時の注意点
自転車用スマホホルダーを購入する際には、以下の点に注意しましょう。
→自転車のハンドルの直径のことです。分からなければノギスを使って測るか、使ている自転車の公式サイトから確認することができます。
→曲がった部分しか取り付けられるスペースが余っていなかったり、途中から細くなるようなハンドルは要注意です。
→ケースはスマホに対して専用設計です。必ず確認してから購入しましょう。
充電しながら使うには?
スマホホルダーにスマホを装着して使う際、充電が必要になることも多いはずです。
そんな時、自転車に乗りながら充電するにはどうしたらよいでしょうか?
オススメは【マルチホルダー】というアイテムを利用したやり方です。
用意するものは
- マルチホルダー
- モバイルバッテリ
- 充電ケーブル
の3点。
実際に取り付けてみるとこんな感じ。
ちなみに私が普段使っているモバイルバッテリーの容量は「5200mAh」です。
168gと軽量でありながらスマホ1.5-2回程充電が可能なので、サイクリング~ロングライドに最適で使い勝手がいいです。
電池切れに不安があれば、もう少し容量の大きい「10000mAh」あたりを選ぶとよいでしょう。
また、お使いの状況に合わせて充電コードの長さがちょうどいいものを新調しておくと、邪魔にならなくて済みます。
参考程度にもう一つアイテムを紹介しておくと、「ステムサイドポーチ」を使ってもいいと思います。
邪魔にならず、モバイルバッテリーの他にも補給食等の小物を入れられるので、ロングライドでは便利なアイテムです。
まとめ
改めて、自転車用スマホホルダーは【ケース一体型】で決まり!
他のタイプを使っていて不満があったり、これからスマホホルダーを買おうとしている方には、心の底からケース一体型を購入されることをオススメします。
ほぼ絶対に落ちることはないし、着脱は簡単、操作性も抜群で、ストレスなく使用することができるからです。
サイクリングでも、ウーバーイーツ等の配達であっても、あらゆるシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
私の実体験を踏まえた情報があなたの参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。