
始めたい人
「自転車で旅に出かけてみたいなー!」と思ってるんだけどさ、実はまだ自転車本体も、荷物も、何もない状態なんだよね。
旅に出発できるようになるまでに必要な情報を、手取り足取り教えてほしいな。
こんな方にオススメの記事です。
「自転車旅の始め方ロードマップ」ということで、旅に出発するまでに必要な情報を7つの記事で紹介していきます。
本記事は一番最初の段階です。
【①】思い描く「自転車旅」を具体化する
【②】荷物の積載スタイルを決める
【③】旅に使う“自転車本体”の選び方
【④】荷物を積載するための土台を作る
【⑤】自転車旅に必要な持ち物って?
【⑥】自転車旅のルートを作成する
【⑦】出発までにやっておきたいこと
全て読み通すことで、「自転車旅を始めるには何が必要か?何をしたらいいのか?」が分かるようになります。

一記事目のこちらでは、「旅に使う自転車選びの前準備」を進めていきます。
実は、旅のスタイルによって使う自転車って変わってくるんですよ。
適当に選んではいけません。
そのために、あなたの旅を定義していきます。
それではご覧ください。
思い描く「自転車旅」を具体化する
まず、旅で使う自転車選びから始める方は、あなたがやりたいと思う「自転車旅のイメージ」をより具体化しましょう。
思い描く旅のスタイルによって荷物の量が大きく変わり、選ぶべき最適な自転車も変わってくるからです。
ちょっと、考えてみましょう。
あなたの思い描く自転車旅は、
- 旅のスケール(全体日数・総走行距離)ってどのくらい?
⇒休みにちょっと旅する程度?1000㎞を越えるような大規模なもの? - どの“季節”に行うの?
⇒半袖でいいの?厚着が必要? - どうやって宿泊しようと思ってる?
⇒宿に泊まるの?キャンプしてテントで寝るの? - ご飯はどうするの?
⇒全て買って食べる?調理器具を使って自炊する?
など・・・
思い浮かぶ範囲でいいので、イメージする旅のスタイルを書き出してみてください。
あるいは、「真似したいなー!」と思っている方のスタイルに必要なものをチェックしてみてください。
選択次第で、荷物の量が大きく変わってきますよね。
比較的“貧乏旅”に近いスタイルの方は、荷物が多めだと思います。
極論、どんな自転車でも自転車旅はできます。
中にはママチャリで日本一周している人もいるくらいですから。
でも、自転車によって「向き・不向き」があるんです。
例えば、私が日本一周をした際に選んだ自転車は、「ランドナー」というジャンルの自転車です。
車で例えると「キャンピングカー」みたいなものでしょうか。
要するに、旅向きの自転車。
デメリットとして、ロードバイクほど軽やかに走ることはできません。
この自転車を選んだポイントは3つあります。
- 日本一周に耐えうるほど“頑丈”であること
- 荷物を載せるための「荷台」が前後に付けられること
- トラブルが起きたときに対処がしやすいこと
私の旅は、まさに貧乏旅。
ほぼ毎日テント泊で、朝晩自炊して、洗濯すら洗濯板を使って手洗いしていました。
荷物だけで40kgになるほど重たかったのです。
だから、荷物を載せるための「荷台」は必須だし、自転車が壊れない「頑丈さ」ももちろん大切。
そして、日本一周という1万キロを超える長い旅路でトラブルが起こらない訳が無いので、「メンテナンスのしやすさ」もポイントだったわけです。
しかし、例えば「1泊2日で往復200km程度の自転車旅に行きたい」という方には、私と同じポイントで自転車を選んでいただく必要はないですよね。
荷物が少なくて済むので自転車の頑丈さを重視しなくてもいいし、荷台が付かなくても、最悪リュックでも荷物は運べます。
そして、それだけ短期間だったら単純にトラブルが起きる確率も低いです。
だとしたら、私が使っていたランドナーのように「旅」に特化した自転車ではなくて、走行性能を優先して「ロードバイク」を選んだっていいわけです。
その方がよりスピーディーに、より遠くへ走ることができるので、効率が良いですよね。
このように、旅のスタイルによって選ぶべき自転車が大きく変わってきます。
自転車選びの前準備として、自分の旅を定義しましょう。
まとめ
本記事の重要なポイントをまとめます。
旅のスタイルによって荷物の量が大きく変わり、選ぶ自転車が変わってきます。
まずは思い描いている「自転車旅」のイメージを具体化しよう。
- 規模はどのくらい?
- どの季節に行うの?
- どうやって宿泊するの?
- ご飯はどこで食べるの?
などなど・・・
その旅のスタイルには何が必要かを書き出そう。
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あなたの自転車旅に必要な荷物の量がざっくりイメージできたでしょうか。
次の記事では、「荷物の量に応じた旅の積載スタイル」を決めていきます。
続けてご覧ください。