自分でメンテナンスをしようと思ってるんだけど、ロードバイク用のブレーキインナーワイヤーってどれを選べばいいの?
種類とか、選び方とか、教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ロードバイク用のブレーキインナーワイヤーはどれか
- 使えるブレーキインナーワイヤーの種類
- 用途に応じた選び方
- ワイヤー交換の参考動画を紹介
自転車店でメカニックをしている私が解説します!
ロードバイク用ブレーキインナーワイヤーの種類と選び方
ロードバイクで使えるブレーキインナーワイヤーはこの3つ。
- ステンレスブレーキインナーケーブル
- シルテックコーティングブレーキインナーケーブル
- ポリマーコーティングブレーキインナーケーブル
1から順に、グレードが上がっていきます。
グレードの違いは、「引きの軽さ・操作性の向上」といっていいでしょう。
ブレーキインナーワイヤーには「ロードバイク用」、「MTB/クロス/一般車など用」がありまして、先端の“タイコ”の形が違います。
ロードバイク用は「玉」のような形のタイコです。
もう一方は、「平ぺったい丸」の形をしています。
互換性はないので、注意しましょう。
では、種類の解説に移ります。
ステンレスブレーキインナーケーブル
- 通勤・通学に使っている
- 速さを全く求めないサイクリングで使っている
- なるべく安価に済ませたい
- 高いグレードのワイヤーは、特に必要としていない
こんな方にオススメのワイヤーです。
私も普段使っているのは、このグレードのワイヤーになります。
特に不満はありません。何でもいい方にオススメです。
シルテックコーティングブレーキインナーケーブル
- 少しお金を掛けて、レバーの引きを軽くしたい
- 一つ上のグレードだと高すぎるけど、一番下のグレードも嫌だ
そんな方にオススメなのが、シルテックコーティングのケーブルです。
ポリマーコーティングブレーキインナーケーブル
- パーツには妥協したくない
- レースに出ている
- レバーの引きを極限まで軽くしたい
- 値段よりも質。性能がポイント。
こんな方にオススメなのが、ポリマーコーティングのケーブルです。これ以上ない最高峰のケーブル。
ちょっと高いですが、レバーの引きはとても軽くなりますよ。
スルスルして気持ちがいいです。
ロードバイクのブレーキインナーワイヤーの交換方法は?
こちらの動画が参考になります。
インナーワイヤーを交換するだけなら、必要な工具は六角レンチとワイヤーカッターのみ。
アウターケーブルも交換するとなると、必要なアイテムは以下の5つです。
- ワイヤーカッター:ワイヤーを切るため
- 六角レンチ:固定ボルトを緩める、締める
- 鉄ヤスリ:切ったワイヤーの先端を平らに整える
- 千枚通し:切ったワイヤーの“口”を広げる
- シリコーンルブ:ケーブル内の潤滑剤として
オススメはこちら。
アウターケーブルは、傷んでいたら変えましょう。
私の場合、5000kmを目安に変えるようにしています。
まとめ
本記事の要点をまとめます。
【ロードバイク用ブレーキインナーワイヤーの種類と選び方】
ブレーキインナーワイヤーには、“タイコ”の形が2種類あります。間違えないようにしましょう。
ロードバイク用は以下の3種類です。
- ステンレスブレーキインナーケーブル
- シルテックコーティングブレーキインナーケーブル
- ポリマーコーティングブレーキインナーケーブル
グレードが上がるほど引きが軽くなり、操作性が向上します。
使用用途に合わせて選びましょう。
本記事の内容がお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!