
自転車のタイヤやチューブを買いたいのだけど、サイズがよく分からないんだよね。
どこを見たら、今付いているタイヤサイズを確認できるのかな?
何インチの車輪か…すら自信がないような状態。
間違えずに買えるよう、サイズの見方を教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のタイヤサイズの見方。確認方法。
- ホイールの径とタイヤの幅が大事
- WOとHE、エトルト規格について

自転車安全整備士&技士資格を持つ私が解説します。
本記事を見れば、タイヤサイズの確認方法が分かりますよ!
是非最後までご覧ください。
【ここを確認!】自転車タイヤサイズの見方を分かりやすく解説
タイヤのサイズを確認するには、タイヤの側面をじーっくり見てみてください。
「〇〇×〇〇」という表記があるはずです。
例えば27インチの自転車タイヤの場合を見てみましょう。
という2つの数字がありますね。
ひとまず上の[37-630]の方は無視。
「〇〇×〇〇」と書いてある方…つまり[27 × 1-3/8]を確認です。
そう、これがタイヤのサイズ。
“〇〇×〇〇”というのは「(タイヤの大きさ)×(タイヤの幅)」を表しています。

ちなみに「27×1-3/8」←この部分の読み方は、
- いちとはちぶんのさん
- いっかはちぶんのさん
と言います。
「○○(大きさ)×○○(太さ)」←この組み合わせはいくらでもありまして、例えばこんな感じ。
いろんな疑問があると思いますが一旦置いておいて、ひとまず素直に「〇〇×〇〇」をみつけましょう。
タイヤやチューブが必要であれば、その数字を検索するなり、自転車店で聞くなりしたら買えます。

“インチ数”だけ分かっても、タイヤの太さは分かりません。
例えば、「26インチの自転車のタイヤってある?」と聞かれても、使えるタイヤが何かサッパリ分からないのです。
なお、チューブを購入する際は他に2点確認が必要。
- 「バルブ長」
- 「バルブの形式」
詳細はこちらの記事で解説中です。
【知りたい人だけ】タイヤサイズの「小数点表記」「分数表記」の違い
先ほど例で挙げた中にも、あえて「分数表記」「小数点表記」のタイヤサイズを交えました。気づきました?
例えば、よく使われるサイズの“26インチ”ですが、ママチャリなどに使われる「分数表記」と、MTB系の自転車に使われる「小数点表記」があります。
↓このタイヤは「26×1.95」と書いてありますね。小数点表記です。
一方、26インチのママチャリの大半は「26×1-3/8」でして、分数表記のタイヤサイズ。
分数表記か小数点表記か。この違いって何でしょうか?

答えはビード部分の形状の違いです。車輪の大きさが異なります。
具体的には分数の「WO」と小数点の「HE」という2種類が存在します。
それぞれに互換性はないので、例えば同じ26インチでもタイヤを間違えると使えません。
「2つあるんだ~」ということを知ってもらえたらOK。
より詳しい違いの説明は、モノタロウの解説ページを見ると分かりやすいかもです。
>>>https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/biketire_type/
【補足】ETRTO(エトルト)で確認もOK

補足です。
知識を深めたい方はお読みください。
「〇〇×〇〇」さえ分かればタイヤのサイズは基本的に確認できます。
でも、何やらもう一つの数字がありましたよね。
27×1-3/8の横にある[37-630]って何でしょう?

答えは「ETRTO – エトルト – 規格」と言って、前の数字がタイヤ幅(ミリ)、後ろの数値がタイヤの内径(ミリ)を表しています。
エトルトの使いやすいところは、WOもHEも関係なく、全てのタイヤが同じように「幅ミリ」×「内径ミリ」で表せることです。
例えば“長さ”を表すのに…
- ○○ヤード
- ○○寸
が混同してたら分かりにくいじゃないですか。
だから全てメートル表記に置き換え統一しているようなものです。それがエトルト。
エトルトを確認すれば、WOなのかHEなのか間違えることはありません。
例えば26インチでも、WOならエトルトでタイヤの内径が「590ミリ」ですが、HEなら「559ミリ」。全然違いますよね。
タイヤを買う前にエトルトでも照らし合わせてみて、同じ数値があれば間違いありません。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車タイヤサイズの見方を分かりやすく解説】
- 基本的に「〇〇×〇〇」の数値を見て確認
- ↑はタイヤの大きさ×太さを表している
- 実は「分数表記(WO)」と「小数点表記(HE)」がある。互換性無いので買う時は間違えないよう注意。
- エトルトという共通規格もあるので、勉強して覚えるとなおよし。
ご自身でタイヤを買う際などは、お間違えのないように注意してくださいね。
自信がない間は、自転車ショップでスタッフに尋ねるといいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!