【免許不要に!】電動キックボード「LUUP(ループ)」の始め方
PR

自転車パンクの原因は「いたずら」かも? 見分け方を解説

パンクの原因がいたずらか見分ける方法
悩んでいる人
困っている人
  • 使っていない間に自転車がパンクしてた。
  • もしかしていたずらかな?嫌がらせかな?
  • モヤモヤするから、見分け方を知りたいな。

こんな悩みに答えます。

 

 

【この記事で分かること】

  • 自転車がパンクした原因を「いたずら」か見分ける方法
  • 「大半の場合がいたずらではない」という経験談、実例
  • 乗っていない時でもパンクは起こる
  • 短期間で連続してパンクする場合も全然ある
この記事を書いた人
かける

かけると申します。
.
■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

SNSフォローはコチラ!

 

 

かける
かける

自転車整備士の私が解説します。

 

実際にお店で働く中で「いたずら?嫌がらせ?」という相談を何度も受けてきた経験から、実体験を元に執筆します。

 


  • 駐輪場に停めていたらパンクしてました…。いたずらですかね?
  • 何回も連続でパンクしているのですが、嫌がらせですかね?

整備士として修理をする立場として、お客様から相談されることがあります。

「不自然なパンク」が起こると、誰かがやったのはと不安に思う方も多いですよね。その気持ちはよく分かります。

 

 

かける
かける

ただ経験からお話しすると、実際に「いたずら/嫌がらせ」の可能性が疑われる事例はほとんどありません。10件のうち1件あるかないか。そんなレベルです。

 

じゃあその人たちのパンクの原因が何だったかと言えば、まあ「普通に典型的な原因の存在するパンク」なんですね。

そこで本記事ではパンクの原因が「いたずら」なのか、それとも「他の原因」なのか。それを見分ける方法について解説します。

【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?

自転車パンクの原因は「いたずら」かも? 見分け方を解説

パンクの原因がいたずらか見分ける方法

かける
かける

結論から言うと、いたずらかどうかを見分ける方法は「パンク(穴)の開き方」を見れば予想が付きます。

必ずではないですが、パンクの原因となった痕跡が残っているからです。

 

ただ一般人には見分けがつきません。

必ず自転車ショップで見てもらってください。

 

 

「もしかしたらイタズラ/嫌がらせかもしれないのですが、原因を教えて貰えますか?」と相談した上で修理作業してもらいましょう。

なぜパンクが起きたのか、そのメカニズムを具体的に教えてくれるはずです。

 

私たち自転車整備士は、(いたずらかも?と相談を受けなくても)パンクした自転車を修理する時は真っ先に「パンクの原因」を特定します。その原因を見ればいたずらか察しがつきます。

自転車のパンク修理

パンクは、チューブに穴が開くことで起こります。

自転車の「タイヤ」の中にはチューブ(ゴム風船)が入っています。2重構造です。このチューブに穴が開くと空気が抜けてしまい、パンクするという流れです。

 

かける
かける

ただしパンクは「何かが刺さった」ことだけが原因ではありません。

 

実は様々な原因がありまして、何も刺さらなくてもパンクはします。本記事で伝えたいのはココ。

 

整備士は「パンクの原因を突き止めた上で修理する」わけですから、チューブに開いた穴から原因を推測し、探るわけです。

一言に「パンク」といっても、例えば下記のような種類があります。※流し読みでOK。

 

【パンクの原因の種類】

  • 刺さりもので開いた穴なのか?
  • 空気圧不足でチューブが擦れて、薄くなって、パンクしたのか?
  • 空気圧不足で長いこと走り、バルブの根元がもげてパンクしたのか?
  • 空気圧不足の状態で段差を乗り越えた際に“リム打ちパンク”を起こしたのか?
  • リムテープが劣化したり、ずれたりして、チューブの内側でパンクしたのか?
  • 虫ゴムが劣化していたり、バルブが劣化して空気の漏れが起きているのか?

 

かける
かける

イタズラでパンクしている場合、「不自然な穴の開き方」をします。

これは人為的でおかしいな…と思ったら、「イタズラかも?」と判断するわけです。

※もちろん犯行を見ているわけではないので断定はできません。

 

 

これまで私が経験した「イタズラかも?」と思ったケースは下記の通り。

【実際にいたずらを疑った例】

  • タイヤに10cmほど一直線にキレイな切り傷があり、カッターのようなもので切られた可能性が高いと思った。
    →石でスパッと切ることはあるが、切り口があまりにも綺麗だった。
    →その人は駐輪中になったと言っており、もしこれだけの傷があったら損傷した瞬間にパンクすると思うので、怪しいと思った。

 

  • チューブに同じ大きさの小さな穴が10個ほどあり、しかも穴の開いている場所がタイヤ全体に渡っていることから、千枚通しのようなものでブスブス刺された可能性が高いと思った
    →刺さりものパンクの場合、異物が残ったままだとミシンのように複数穴をあけるケースはあるが、異物は見当たらなかった。
    →パンクしたまま走るとチューブがズレるので全周に渡って穴が開いてもおかしくはないが、駐輪中の出来事だと言っていたためおかしいと思った。

…ただ本当にイタズラが疑われるケースはまれでして、大半が「普通のパンク」です。

プロに見てもらえば見分けがつきます。

「駐輪中のパンク=いたずら」ではない

駐輪場の自転車(ママチャリ)

ギモンの声
ギモンの声

【よくある疑問】

  • なぜ、駐輪中にパンクしたのだろう?
  • ここに来るまで空気が入っていたんだけどなあ。
  • 駐輪中に急にパンクすることってある?やっぱりイタズラじゃない?

イタズラを疑う場合に多いのが「駐輪中に起こったパンク」です。

走ってないならパンクが起こるわけないじゃん?と思いがち。

 

 

かける
かける

この疑問にお答えすると、先ほども言った通り「刺さりもの」だけがパンクの原因ではありません。

 

だから、乗っている最中でなくてもパンクすることは全然普通にあります。

時差で空気が抜けて、駐輪中にパンクしても何ら不思議ではないのです。

 

だから「駐輪中のパンク=いたずら」ではありません。

 

 

パンクといっても、穴が開いてすぐに空気が抜けないタイプのパンクもあります。

「スローパンク」ってやつですね。すこーしずつ空気が抜けていき、1日-2日するとタイヤがプニプニしてきます。

 

チューブの摩耗パンク

 

原因はさまざまです。一概には言えません。

【スローパンクの原因】

  • 刺さりものを踏んで、凄く小さな穴が開いた
  • 空気圧不足による摩耗パンクで、凄く小さな穴が開いている
  • (英式バルブの)虫ゴムの劣化によるもの
  • バルブコアの劣化で空気の漏れがある

 

 

スローパンクですと、確かに「乗っていないのにパンクした」と思うかもです。

実際にこれまで「イタズラかも?」という自転車を見てきた中で、大半がこれに当てはまります。

 

かける
かける

だから、「第三者に何かされたのでは?」という可能性は低いです。

 

本記事で伝えたいことは…

  • パンクは時差で駐輪中に起こることもある
  • 実際にいたずらが疑われるケースはごくまれ

この2点ですね。とにかくそう不安にならなくて大丈夫ですよ。

「短期間で連続してパンク=いたずら」とも限らない

自転車のタイヤがパンク

補足として、もう1つ不安に思う方が多いケース。

 

ギモンの声
ギモンの声

短期間で何回も連続してパンクしてるんですけど、これっていたずらですかね?

…こちらにお答えます。

 

かける
かける

(状況を見ていないので一概には言えませんが)結論、「パンクの原因による」です。

例えば1カ月の間に3回パンクしたとして、それぞれが異なる原因ならいたずらは考えにくいからです。

 

おそらく自転車屋でパンク修理をした場合、お渡しの際に原因をお伝えすることが多いです。

 

  • 「〇〇だからパンクしてました。穴が小さかったのでパンク修理しました。」
  • 「空気圧不足でパンクしてました。チューブの摩耗・タイヤのひび割れが激しいため、今回はタイヤとチューブを交換しました。」

…みたいな感じ。あまり気にしていないかもですが、この時言われた原因をよく覚えておいてください。

 

複数回パンクが続いた際は、前回パンクしたこととその原因を整備士に伝えるとなおいいです。前回のパンクと因果関係があるのか?を意識しながら原因を探れるからです。

夏場はパンクが増える【虫ゴムは消耗品】

自転車の虫ゴムを交換

かける
かける

余談ですが、「夏(暑い時期)」はパンクが増えます。

虫ゴムの劣化が限界を迎え、空気漏れを起こすケースが増えるからです。

 

つまり、乗っていないのに空気が抜けるパターンのやつ。

 

一般的な自転車には「英式バルブ」という空気入れのタイプが使われています。

この英式バルブは一部を除き「虫ゴム」というパーツが使われており、1年に1回程度交換が必要な消耗品です。

虫ゴムは空気をせき止める“弁”の役割を担ってますので、破れると空気がツーツーに抜けます。

 

【大事】

  • そもそも「虫ゴム」の存在をご存知ですか?
  • 虫ゴムを適度に交換していますか?

 

虫ゴムが原因で「パンク」しているようにみえるだけのケースも多いです。

空気が抜けたと思ったらまずは状態を確認しましょう。

 

下記記事にて詳しく解説しています。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【自転車パンクの原因は「いたずら」かも? 見分け方を解説

  • まずは自転車屋でプロに見てもらう。
  • 「パンクかもと疑っていること」を伝え、より入念に見てもらい、原因を聞くこと。
  • 私たちプロは、パンクの仕方からだいたいの原因を推測できます。
    原因から「いたずらによるパンクか否か」が分かります。素人が判断するのは難しいと思います。
  • 「いたずら」ではなくて、ただのパンクであることがほとんど。

 

 

もし、自転車屋さんも「これはイタズラかも…」となったら、マンションの管理人に一応報告をするなり、駐輪場所を変えて様子を見るなりした方が良いですね。

何度も続くようなら警察に言って、話を聞いてもらいましょう。

 

少しでも参考になる部分があれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました!

よくある質問

__________________

【お願い】

※当ブログを参考にし、情報発信される場合は、必ず参照元リンクの紹介をお願い致します。
もし無断で内容を模倣するような行為を見つけた際は、確認の連絡をさせていただきます。

以前に警察&弁護士へ相談した件が発生したため、注意喚起をしております。

__________________