
自転車がパンクしてた。
使っていないのに、乗っていないのに、パンクするってどういうこと?
もしかして、いたずらで針でも刺されたのかなあ…。
そういえば、ちょっと前もパンクしたところなんだよね。
絶対何かがおかしい。
イタズラかどうかを見分けるには、どうしたらよいのだろう?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車がパンクした原因を「いたずら」か見極める方法
- 大半の場合がいたずらではないという経験話
- 乗っていない時でもパンクは起こる
- 短期間で連続してパンクする場合も全然あるということ

自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します。
お店で働いていると、「パンクした。もしかしてイタズラかもしれないんだけど…」と相談にいらっしゃる方がいます。
おそらく、本記事に訪れているあなたも今、いたずらかもと不安に感じていることでしょう。
確かに、いたずらでパンクさせられるケースもゼロではないです。
実際にお店で働いて5年経ちますが、「いたずらだろう」と思われることが2回ありました。
でも、大半のケースがいたずらではないのです。
単純にパンクしているだけ。
ですので、「いたずらに違いない!」と決めつける前に、冷静にパンクについて調べていく必要があります。
どうしたら見分けられるのか?どうして乗っていない間にパンクするのか?
おそらくあなたが“今”気になっている情報を、まとめてお伝えしますね。
少しでも参考になればと思います。
自転車のパンク。「いたずらかも?」と思った人に伝えたいこと
自転車のパンクを見て「いたずらかも?」と思ったら、まずやって欲しいこと。
その時に、「いたずらかも…と疑っているので、パンクの原因を教えてください」と付け加えると、なおいいでしょう。
わざわざ言わなくても教えてくれるだろうとは思いますけど、そう伝えた方が念入りに見てもらえるでしょうから。
私たち自転車のプロは、パンクの痕跡を見れば、たいていの場合原因を特定できます。
私らは何に数えられないほどパンクの修理をしてきています。
パンクには典型的なパターンがいくつかあります。
「ここがこうなっているから、恐らくこのようにしてパンクしただろう」という推測がたてられるのです。
タイヤにある傷、チューブにある傷、ホイールの状態を見れば、原因を探すことができる。
まずはプロに見てもらい、原因を聞いてください。
で、プロが推測したパンクの原因を、冷静に受け入れてください。「恐らくイタズラではない」という判断が下った場合もです。
何度も言いますが、たいていの場合はいたずらではありません。単純にパンクしているだけです。
ちなみに「空気圧不足による摩耗」が原因で起こっているパンクであれば、ほぼ絶対にいたずらではないと考えます。
いたずらとして短期間で作られるものではないからです。
時差でパンクすることもある

「いや、でも乗っていない時にパンクしたんだよ?
マンションの駐輪場に置いていたから、もしかしたらそこでやられたかもしれない…」
このように疑問に思う方もいるでしょう。
パンクといっても、すぐに空気が抜けないタイプのパンクもあります。
「スローパンク」ってやつですね。すこーしずつ空気が抜けていき、1日-2日するとタイヤがプニプニしてきます。
原因はさまざまです。一概には言えません。
…とか。
スローパンクですと、確かに「乗っていないのにパンクした」というふうに思うかもです。
実際にいたずらされたであろう事例
私の経験であった例を紹介します。
人為的に起こされたパンクは、通常のパンクとは様子が違うんですよね。
直していて不思議に思うんです。「え、こんなパンクってある…?」って。
もちろん、中にはイタズラかどうか見分けが付かないこともありますが、大胆な犯行だった場合は、何らかの違和感に気づくはず。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のパンク。「いたずらかも?」と思った人に伝えたいこと】
- まずは自転車屋でプロに見てもらう。
- 「パンクかもと疑っていること」を伝え、より入念に見てもらい、原因を聞くこと。
- 私たちプロは、パンクの仕方からだいたいの原因を推測できます。
- 「いたずら」ではなくて、ただのパンクであることがほとんど。
というわけですね。
もし、自転車屋さんも「これはイタズラかも…」となったら、マンションの管理人に一応報告をするなり、駐輪場所を変えて様子を見るなりした方が良いですね。
何度も続くようなら警察に言って、話を聞いてもらいましょう。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました!