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ロードバイクのチェーン、交換時期は?【約3-5000km】

自転車チェーンの交換時期(寿命)
悩んでいる人
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自転車のチェーンって、交換時期(寿命)はどのくらいなの?

消耗品だから、無限に使えるわけじゃないよね。

 

具体的にどのくらい使えるか教えて欲しいんだけど。

 

それと、チェーンの交換時期って、何を目安に確認したらいいの?

こんな方にオススメの記事です。

 

【この記事で分かること】

  • チェーンの交換時期(寿命)はどのくらいか
  • 変速段数や乗り方、メンテの有無によって走れる距離が変わる
  • なぜチェーンは消耗品なのか、交換が必要なのか
  • チェーンの“伸び”とはなにか
  • 伸びたチェーンを使い続けるとどうなるか
  • チェーンの交換時期を確認する方法
かける
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自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!

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ロードバイクのチェーン、交換時期は?【約3-5000km】

自転車チェーンの交換時期(寿命)

結論から言います。

 

交換が必要になるまでの走行距離(目安)はこんな感じ。

変速段数交換が必要になる距離(目安)
6・7・8速チェーン4000-5000km
9・10速チェーン3500-4000km
11速チェーン3000km

メカニックとして沢山の自転車を見てきましたが、概ねこの距離かと。

 

ただし、必ずしもこれだけの距離を使えるかというと、そうではありません。

使用環境やメンテナンスの有無によって、チェーンの寿命は大きく変わります。

チェーンの寿命は変速数によって異なる

まず、チェーンの変速段数によって寿命は大きく変わります。

 

8速用チェーンが約5000kmに対し、11速用チェーンは約3000㎞。

変速段数が増えるほど、寿命は短くなっていきます。

 

その理由は、「チェーンの厚みが薄くなるから」です。

使用環境の影響も大きい

自転車を乗るシチュエーションも、寿命に大きく影響します。

 

負荷の高い乗り方をするほど、チェーンの寿命は短くなります。

例えばこんな乗り方です。

  • トレーニングとして
  • スピードを意識した走り方
  • ヒルクライムをよくする
  • 重いギアばかり使う
  • 重い荷物を載せて走る

 

逆に、チェーンへの負荷が小さい乗り方。

つまり、軽いギアでカラカラと回すように漕ぐ人ほど、寿命は長くなります。

小まめなメンテナンスは、寿命を延ばす

メンテナンスを全くしていない人は、チェーンの寿命が短くなります。

 

メンテナンスというのは、

  • 洗浄
  • 注油

のことですね。

 

洗浄は、ゴミを除去することで、チェーンが削られるのを防ぎます。

つまり、寿命を延ばすということです。

 

注油もそうです。

金属の潤滑を良くすることで摩耗を減らし、チェーンが伸びにくくなり、寿命を延ばします。

 

この「チェーンが伸びるとは?」については、次の項目で解説します。

油のさしすぎは、かえって寿命を縮めます。要注意。

>>>【付けすぎはダメ】オイルでドロドロの自転車チェーンはすぐに洗おう

どうしてチェーンの交換が必要なのか

「チェーンが伸びる」とは

そもそも、なぜチェーンは消耗品なのでしょうか?交換が必要なのでしょうか?

それは、「伸び」が生じるからです。

 

チェーンが伸びるとは、「金属が削られて、ガタツキ(隙間)が発生すること」なんですね。

 

伸びるというと、“びよーん”と伸びるイメージを想像してしまいがちですが、実は違います。

人間の脚力くらいでは、金属は伸びません。。。(笑)

 

分かりやすいように解説します。

チェーン 分解図

チェーンの分解図

チェーンを分解すると、

  1. アウターリンク
  2. インナーリンク
  3. ピン
  4. ローラー

に分けられます。

 

それらを組み立て、連結させることで、1つのチェーンが出来上がります。

 

チェーンを使い込んでいくと、「ピン」や「ローラー」が削られ、やせ細っていくんですよね。

そこにわずかな“隙間”ができます。

 

チェーンには100か所以上の連結部分がありますから、「わずかな隙間×100以上」になることで、新品の時に比べ数ミリの「伸び」となるのです。

 

新品のチェーンと、使い切った(寿命を迎えた)チェーンを比べてみた時の違いがコチラ。

チェーンの伸び 新品と中古の比較

新品のチェーンに比べて、中古チェーンが1cmほど“伸び”ているのが分かると思います。

 

「たったこれだけしか伸びていないの!?」と思うかもしれませんが、この伸びがあらゆるトラブルを生んでしまいます。

これがチェーンの“伸び”であり、消耗品である理由です。

過度なチェーン伸びがもたらす悪影響

寿命を超えたチェーンを使い続けると、自転車に甚大な悪影響を及ぼします。

  • 変速がキビキビ決まらなくなる
  • 歯飛びを起こして力を加えられなくなる
  • 駆動系パーツ(RD、チェーンリング、スプロケット)を削ってしまう←重要

特に注意してほしいのが、「駆動系パーツ」を削ってしまうことですね。

 

伸びたチェーンの間隔に合わせて、駆動系パーツの“歯”が削られてしまうのです。

この写真を見ると、分かりやすいです。

 

チェーンを交換せずに1万キロくらい走ると、このようになります。

 

ちゃんと走れる状態に修理するには、

  • スプロケット
  • プーリー
  • チェーンリング
  • チェーン

全てのパーツを新品に交換しなければなりません。

 

修理費用は、最低でも1万5000円はかかるでしょう。(グレードによります)

 

チェーンが伸びたまま走ると、これだけの悪影響があります。

ですから、チェーンは伸びたら交換必須。

欠かせないメンテナンスです。

チェーンの交換時期を確認する方法

チェーンチェッカーを用意しよう

チェーンの交換時期はおよそ3-5000km。

しかし、走り方やメンテナンスの有無によって寿命が大きく変わると言いました。

 

ギモンの声
ギモンの声

え・・・

じゃあ結局、いつ交換したらいいの?

 

具体的な距離が分からないじゃないか!

と、気になる方も多いでしょう。

 

便利なアイテムがあります。「チェーンチェッカー」です。

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チェーンチェッカーを使えば、

  • チェーンの交換が必要か否か
  • チェーンの具体的な伸び率

の確認をすることができますよ。

 

頻繁に自転車に乗る方であれば、絶対に持っておきたいアイテムですね。

こちらの記事で詳しく解説しています。

「アウターに掛けて手で引っ張る」は、当てにならない

ギモンの声
ギモンの声

チェーンチェッカーを買わなきゃいけないのかあ・・・

よく、「アウターリングにかけた状態でチェーンを引っ張る」って方法を聞くけど、あれじゃダメなの?

と思う方もいるでしょう。

 

ダメとは言いませんが、ほとんど当てにならないです。

実際、私もやったことがありますが、「これは伸びてるの?伸びてないの?」って感じでした。

 

非常に基準があいまい。

 

プロである私がこんなのですから、初心者がやったらもっと分からないですよね。

たった2000円ほどですから、絶対にチェーンチェッカーを買った方がいいと思います。

まとめ

本記事の要点をまとめます。

【自転車チェーンの交換時期は?】

およそこんな感じ。

変速段数交換が必要になる距離(目安)
6・7・8速チェーン4000-5000km
9・10速チェーン3500-4000km
11速チェーン3000km

ただし、メンテナンスの有無や使用環境によって、大きく寿命が変わってきます。

 

ですから、「チェーンチェッカー」を使って、交換時期を確認するのがオススメ。

  • 交換が必要かどうか
  • 交換まであとどのくらい走れるか

が、具体的に分かります。

 

とりあえず、チェーンチェッカーを用意してください(笑)

 

私もお店でお客さんのチェーン伸びを確認しますが、毎回チェーンチェッカーを使っています。

あまりにも伸びたチェーンは目視で分かりますが、具体的な伸び率なんて、いくら経験しても分かりませんからね。

 

ちなみに、チェーンを交換する時の選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますよ!

 

 

本記事が、あなたのお役に立てば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!

ギア周りメンテナンス

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