フロントディレイラーの動きが「重い・固い」時の原因と解決策

FDの動きが重い! レバーが固い! 原因はココにあり…ギア周り
悩んでいる人
レバーを軽くしたい人

スポーツタイプの自転車(クロスやロードなど)に乗っているんだけど、フロントディレイラーの動きが重いんだよね…。

レバーが固くて、結構力を入れないと変速しないんだ。

 

これってなんでだろう?ハズレを引いたのかな…。

もっと、動きを軽くする方法ってないのかな?

こんな方にオススメの記事です。

 

 

【この記事で分かること】

  • フロントディレイラーの動きが重い時の原因と解決策
  • 体感として、重くなりがちなレバーの種類
  • 内装、外装フレームによる違い
  • 単純にシフトワイヤーの劣化かも?

 

かける
かける

自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!

沢山の自転車を触ってきましたので、人一倍「FDが重くなる時の原因」を追究してきた経験があります。

 

結果的に、改善する手段はあるのか?

 

記事内で詳しくお話ししますね。

 

この記事を書いた人
かける

愛知県出身の23歳、かけると申します。
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■職業:自転車屋店員(5年目)
■274日で日本一周完走
■整備、キャンプ旅、サイクリング好き
■ブログアクセス数10万PV/月
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フロントディレイラーの動きが「重い・固い」時の原因と解決策

FDの動きが重い! レバーが固い! 原因はココにあり…

 

結論からいうと、フロントディレイラーの動きが重い・固い時の主な原因は以下です。

  1. 元々そういうもの。重いのが普通であり、問題ではない。
  2. ワイヤールーティングが厳しいフレーム(特に内装)
  3. ワイヤールーティングが最適化されていない(一部のFD)
  4. シフトワイヤーの劣化による摩擦抵抗の増加
  5. ケーブルガイドの劣化による摩擦抵抗の増加

 

1~3は、比較的自転車の状態が良くても起こりうるものです。例えば、新車でも。

4~5に関しては、長く自転車に乗る中で劣化が進み、自然と増えてくる原因ですね。

 

それぞれの詳しい内容と、解決策について紹介します。

元々そういうもの。重いのが普通であり、問題ではない。

原因…が、無いパターンです。(笑)

「重い」のは確かだけど、実はそれが普通なんですよ~。他と比べて特に重いことはないですね~。ということも多いです。

 

私は以前働いていたバイト先で、ロードバイクをメインに組立しておりました。

だからこそ分かるのですが、ロードバイクの下位グレードのSTIレバー&FDは動きが重いことが多いです。

具体的に言うと、「クラリス」「ソラ」は重いなあ~と感じることが多かったですね。

 

いろいろ工夫を凝らしてみましたが、結果、「改善できない」となりました。どうにもならない。

単純に、そもそもレバーとFDの動きが重いのです。

 

特に、以下で紹介する「ワイヤールーティングが厳しいフレーム」と組み合わさると、正直、非常に引きが重たくなります。


 

解決策というか、「軽減策」ならあります。少しでも引きを軽くする方法です。

 

  • アウターケーブルにシリコンルブを通す
  • シフトワイヤーをポリマーコーティングのもの(高いやつ)に変える

 

 

どちらも効果は大きいですよ。作業前と比べて明らかに軽くなります。

ただ、軽くはなるのですが、上位コンポのように“スルスル”動くかというと、そうではなかったですね。

 

どうしても「引きが重い」とお悩みなら、今使っているシフトワイヤーが劣化したタイミングで変えてみるといいでしょう。

ワイヤールーティングが厳しいフレーム(特に内装)

ロードバイクのアウターケーブル

シフトワイヤー(アウター)の曲がり角が厳しくなっていたりすると、それが抵抗になり、レバーの引きが重くなります。

特に、「ケーブル内装フレーム」に多い症状ですね。

フレームによっては、ケーブルに負担が掛かるような位置にアウター受けがあったりして、その結果重くなりがちです。

シフトワイヤーがフレームの外を通る「外装フレーム」だと、比較的重くなりにくいという印象。

 

ただこれも、一概にワイヤールーティング“だけ”が原因とは限りません。

初めに紹介した「コンポによるもの」と相まって、さらに引きが重くなるパターンもよくあります。

 

軽減策としては、

  • ワイヤールーティングを整える
  • シリコンルブを通し直す
  • シフトワイヤーをポリマーコーティングにする

ですかね。

ワイヤールーティングが最適化されていない(一部のFD)

フロントディレイラーのワイヤールーティング最適化

一部のフロントディレイラーは、ワイヤールーティングの最適化をすることで「引き」の重さが改善することもあります。実際に、経験済みです。

(フロントディレイラーの分解、メンテナンスをしたことがない方には理解がしづらい内容かもしれません。参考程度にみてください)

 

まず、対象となるのが以下のフロントディレイラーをお使いの方。

  • FD-9000(旧デュラエース)
  • FD-6800(旧アルテグラ)
  • FD-5800(旧105)
  • FD-4700(現行ティアグラ)
  • FD-R3000(現行ソラ)
  • FD-R2000(現行クラリス)

 

逆に言うと、トグル機構を備えた新型FD(新型のデュラエース、アルテグラ、105)を使っている方は、無視していい内容です。

 

対象となるフロントディレイラーをお使いなら、今一度マニュアルに沿って、ルーティングの最適化をしてみることをオススメします。

以下、シマノディーラーマニュアルの解説写真です。

 

 

クラリス、ソラのフロントディレイラーも同じようなことをします。

詳しく知りたい方は、https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/dm/RBFD001/DM-RBFD001-01-JPN.pdfにてご確認ください。

 

なお、写真内で使っていた「ケーブル固定位置判別工具」はこちらです。

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この「ワイヤールーティングの最適化」をすることで、多少、レバーの動きが改善されるかも。

一度、試してみる価値はあります。

シフトワイヤーの劣化による摩擦抵抗の増加

ここからは、「自転車を長年使ったことによる劣化」のため、レバーの引きが重くなってしまった時の解決策を紹介します。

 

まずは、「シフトワイヤーの劣化」ですね。

アウターケーブル、インナーワイヤーが劣化すると、摩擦が増して、引きが重たくなります。

 

もし、ケーブルが茶色く錆びているなら、絶対に交換した方がいいですね。

 

あくまでも目安ですが、自転車によく乗られる方は、1年に一回はアウター&インナーの交換をした方がいいかなと。

ただ、アウターの交換は、(ロードの場合)バーテープを剥がさなければなりません。

 

ですので、

  • バーテープが劣化した時期
  • ケーブルが劣化したであろう時期

2つが重なったタイミングで交換すると、賢いと思います。

 

ちなみにですが、シフトインナーワイヤーの交換時期は「3000km~」が目安。

ケーブルガイドの劣化による摩擦抵抗の増加

ロードバイクのケーブルガイド

劣化するのはワイヤー類だけではありません。

BB下に備わっている「ケーブルガイド」も適宜交換する必要があります。

樹脂が削れ、溝ができ、抵抗増につながってしまうからですね。

 

ケーブルガイドの交換時期はあいまいですが、「5000~1万キロ」経過したら交換でいいと思います。

 

ただし、ケーブルガイドの交換作業は、F&Rシフトワイヤーを引き抜く必要があります。

ですから、ワイヤーを交換するタイミングで一緒に交換するといいでしょう。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【フロントディレイラーの動きが「重い・固い」時の原因と解決策】

  • 元々そういうもの。重いのが普通であり、特に問題ではないことも多い。
  • ワイヤールーティングが厳しいフレーム(特に内装)
  • ワイヤールーティングが最適化されていない(一部のFD)
  • シフトワイヤーの劣化による摩擦抵抗の増加
  • ケーブルガイドの劣化による摩擦抵抗の増加

 

これらを参考に、原因を突き止めるお役に立てば幸いです。

よく分からない時は、自転車ショップに持って行くのが早いですよ。

 

プロがみれば、

  • レバーの重さが他と比べて異常なのか?
  • ケーブル類の劣化が進んでいるか?
  • レバーの引きが重くなっているとしたら、その原因はどこか?

分かりますので。

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