通学に使う自転車にクロスバイクを買おうと思うのだけど、「両立スタンド」って取り付けられるのかな?
校則で規定されているから、そこだけは守らなきゃいけないんだよね…。
普通のママチャリよりはスーッっと速く走れて、カッコイイクロスバイクにしようと思ってるの。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- クロスバイクに両立スタンドは付けられるのか?
- なぜ、付けることができないのか?
- 両立スタンドが付けられるモデルもある
自転車ショップで働く私が解説します。
春の時期、「クロスバイクにも両立スタンドは付けられるの?」という質問が多いので、回答させていただきます。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。
【校則で…】クロスバイクに両立スタンドは付けられるのか?
結論から言いますと、クロスバイクに両立スタンドを付けるのは基本的に「無理」です。
両立スタンドとは、こういうやつ。
その主な理由2つ。
ですので、クロスバイクはキックスタンド(サイドスタンド)が主になります。
ちなみに、「両立スタンドは“基本的”に無理」の“基本的に”というのは、中には付けられるクロスバイクもあるということです。
そのような車体はたいてい、通勤や通学に向いたモデルです。
純粋にスポーティーな“クロスバイク”は、まず両足スタンドは付かないでしょう。
順に詳しく解説していきます。
フレームの形状が対応していないから
一番大きな理由が「フレーム形状」です。後輪をはめる部分(エンド)の形状ですね。
両立スタンドを付けるためには、“正爪エンド”である必要があります。
いわゆるママチャリなど、普通の一般軽快車の大半がこれに該当します。
しかし、クロスバイクの場合は正爪ではありません。
ですので、両立スタンドの取付ができないのです。
クイック留めの車体が多いから
クロスバイクの後輪は、基本的に「クイックレバー(やスキュワーナット)」が使われているでしょう。
ママチャリと同じようになナット留めタイプのクロスは少数です。
両立スタンドを付けるには、ママチャリと同じような軸の太さである必要があるし、ナットで留めるタイプでないといけません。
なので無理なのです。
まあ、そもそも「フレーム形状」の部分でダメだったら、どうしようもないのですが。
両立スタンドを付けられるフレームもある
両立スタンドは無理かあ…
でも、どうしてもクロスバイクを使いたいんだけど、なんとかならない?
中にはこんな方もいるでしょう。
この記事を見ているあなたはラッキーですね。
実は、「両立スタンドが取付できるクロスバイク」も存在します。
ただし、モデルは限られるので、あまり選びようがありませんけど。
オススメは2車種。
以前書いたこちらの記事で解説中。
→【アッと驚く】“速い”通学自転車、おすすめはコレだ!
これらモデルには、両立スタンドが付きます。しかも純正パーツ。
つまり、メーカー側から「付きますよ」とお墨付きなわけですから、安全面でも安心です。
純粋なクロスバイクとはコンセプトが違い、通勤や通学で使えるモデルという位置づけですかね。
実用性のあるクロスバイクを選ぶなら、上記2車種がオススメです。
選び方についてはこちらの記事で解説しています。
>>>【現役スタッフが解説】クロスバイクの選び方~買うまでの手順
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【クロスバイクに両立スタンドは付けられるのか?】
- 結論、基本的に「無理」です。
- 理由はママチャリとフレームの形状が違うから。物理的に付けられない。
- でも、中には付けられるモデルも存在します。
- 校則を守りつつ、クロスバイクに乗りたいなら、そのようなモデルを選ぶといいでしょう。
というわけで、以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました!