自転車のカセットスプロケットの選び方と着脱方法

スプロケットの取り付け方、外し方ギア周り
スプロケットの着脱方法が知りたい。
ついでに、新しくスプロケを買うときの選び方についても教えて欲しい。

こんな方にオススメの記事です。

 

スプロケットの着脱はとーっても簡単で、初心者が行う初めてのメンテナンスにはちょうどいいです。設計上ミスが起こりにくいので、安心して作業をすることが可能ですよ。

 

今回の記事では「スプロケットの着脱方法」と、交換時に必要な「スプロケットの選び方」も併せて紹介しておりますから、是非最後までご覧ください。

スプロケットの選び方

本題である交換方法に入る前に、スプロケットの選び方について紹介します。

スプロケットを選ぶ時に必要なポイントは主に2つあります。

  • ギアの段数
  • 歯数

 

ギアの段数はパッケージに書いてある「〇s(speed)」のことで、コンポーネントによって異なります。

スポーツバイクであれば8-11段が一般的です。

自分の使っている段数と間違いが無いよう、確認しましょう。

 

次にチェックするポイントが「歯数」です。

コチラの写真では「11-34t」となっておりますが、これは

  • 一番重いギアが11つの歯
  • 一番軽いギアが34つの歯

であることを表しています。

 

この歯数によって軽いギアを増やしたり、あるいは重めのギアを選択したりすることができます。

自分の使いやすいギアを選択することで、走行がより快適になりますよ。

 

例えば私は荷物を積んで走ることが多いので、軽いギアを使っています。

ただし、ギアの歯数によって使うリアディレイラーが変わったり、チェーンの長さを変えたりしなければいけない場合が出てくるので注意してください。

基本的には今使っているのと同じ歯数のスプロケットを選べば良いです。

用意する工具

スプロケットを着脱する時に必要な工具は2つだけです。

左側のチェーンが付いた工具を「スプロケットリムーバー」、
右側の工具を「ロックリング回し」といいます。

これから作業手順を説明する上で出てくる工具名となりますので、ここでしっかりと確認してください。

 

ちなみにロックリング回しには写真のように取っ手が付いているものと、そうでなくモンキーレンチと組み合わせて使うものの2種類があります。

取っ手付きの方がセットにかかる時間が短くて済むためオススメです。

スプロケットの外し方

では早速、スプロケットの外し方について順に説明していきます。

取り外し工具を装着

後輪を外し、2つの工具をこのようにセットしていきます。

まず初めに、チェーンのついたスプロケットリムーバーを装着します。

チェーンをかける位置は一番大きなギア(ローギア)から2,3枚目です。

力を加えた時に外れないよう、しっかりとチェーンをスプロケットの歯へと沿わせておきます。

 

次に、ロックリング回しをセットします。

力を入れやすいよう2つの工具の位置関係が「V字」になるよう調整し、はめ込みます。

写真の角度を参考にしてみて下さい。

 

これでセットが完了です。

ロックリングを緩め、スプロケットを抜き取る

そうしたら、力を加えてロックリング(スプロケットのフタ)を緩めて外していきます。

 

ホイールを抱きかかえるようにして後ろ側から工具を握り、それぞれ矢印の方向に力を入れてください。

最初かなりの力が必要になりますので、体重を加えながら体全体で力を加えていきます。

 

ロックリングが緩んだら、そのままクルクルと回し完全に外してしまいます。

あとは残ったスプロケットを手で取れば取り外しが完了です。

スプロケットの奥に付いている透明な円盤状のガードは、気になるようであればこのタイミングで取ってしまってOK。

このパーツは万が一チェーンがスプロケットからホイール側へ落ちてしまった際に、ホイールへの巻き込みを防ぐためにあるものです。

「そんな大切なモノをとってもいいの?」と思うかもしれませんが、リアディレイラーの変速調整がされていればチェーンが落ちることはまずありませんから心配ありません。

あった方が安心なパーツではありますが、見栄えが悪かったり、走行中にカラカラと音鳴りがしたりして邪魔なため、ロードバイクでは取ってしまう方が多いです。

スプロケットの付け方

次に、スプロケットの装着方法について説明していきます。

位置(凹凸)を合わせ、順に取り付け

スプロケットを取り付ける「フリー」と呼ばれる部分には、いくつかの凸凹があります。

それらをよくみると一つだけサイズが異なり、幅の細いところ(反対に広いところ)を確認することができます。

同じようにスプロケット側にも1か所だけ細い凹みがあり、それらが合う位置でスプロケットをはめ込んでいきます。

 

スプロケットには裏表があり、「26A」や「11S」といった文字の刻印がある方が表です。

 

そもそも裏面のままつけようとすると凹凸が合わずはめることができません。

必ず正しい向きと位置が合う「一か所」でしか入らないようになっているため、装着に関して心配しなくても大丈夫です。

 

ストンと入れば正しく、凸凹があっているのに入らない場合は面が逆です。

ホイールによっては、スプロケット装着時に「スペーサー(高さを出すためのパーツ)」を使っているものがあります。

これはギア段数の違いによってスプロケットの高さが異なるため、その隙間を埋めて他の段数でも使えるようにするパーツです。

スプロケットを外した時に一番奥に円形のスペーサーが挿入されていた場合は、一番最初に取り付けてください。

 
取付の順番は、歯のサイズ大きいモノから順につけていきます。
 
 

数段のかたまり⇒1枚ずつ
の順に重ねていきますが、ここで一つ注意点です。

何も考えずに歯を重ねていくと、写真の左から4・5枚目ように隣の歯と隙間が無くなってしまいます。

そうなるとチェーンがはまらなくなってしまいますから、外した際に出た「スプロケット間座(下の写真)」を適宜挿入し、隙間を作るようにしてください。

(※種類によっては間座がないモノもあります)

スプロケット間座

このパーツに裏表や凸凹は関係なく、何も気にせずに挿入してOK。

スプロケット間座を挟んで取り付けることで、先ほどくっついていた歯同士の間隔がこのように広がりました。

 
 
その調子で歯を重ねていき、最後にロックリング(フタ)を手で軽く締めておきます。

ロックリングを締めて、作業完了

本締めする際に使う工具は「ロックリング回し」のみ!

 

時計回りに力を加え、メーカー指定の力加減である「30-50Nm(ニュートンメートル)」で締め付けます。

 

それがどのくらいかというと、結構強くて大丈夫だということです。

「ギギギギ…ギギッ…ギ…ギ」というように音が変化するまでガッチリ締めこみましょう。

 

これで装着作業が完了です。

確認

最後にしっかりと取付ができているか確認します。
 

・手でスプロケットを前後に揺らし、カタカタしていませんか?動いていませんか?
⇒動いた場合はスペーサーの取付を忘れているか、締め付けがゆるゆるです。

 

・歯と歯の間隔が空いていますか?
⇒空いていない場合はスプロケット間座の入れ忘れです。

まとめ

スプロケットの交換はとても簡単であり、かつ用意する工具も安価です。

お店で作業をしてもらうと工賃が1000円ほどかかってしまいますから、とてももったいないですね。

 

スプロケットは決まった場所にしか入らず、初心者でも失敗する危険性がほとんどありませんし、歯数を変えたりしなければ他に調整が必要になることもありません。

 

この記事を参考にして初めてのスプロケット交換を試してみてはいかがでしょうか。

 

なお、今回紹介したスプロケットを含めロードバイクの消耗品の交換時期と交換費用についてまとめたものがありますので、是非参考にしてみて下さい。

ご覧いただきありがとうございました。

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