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【整備士が解説】自転車の空気が「1日」で抜ける時の原因は?

自転車の空気が1日で抜ける原因
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 自転車の空気が一日経つと抜けてしまう
  • 空気を入れ直しても、また抜けてしまう
  • 原因と直し方を知りたいなあ

こんな悩みを解決します。

 

【この記事で分かること】

  • 自転車の空気が一日で抜ける時の原因
  • 原因別の直し方
  • ロードバイクなどの「チューブレスレディ」はシーラントが原因かも
この記事を書いた人
かける

かけると申します。
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■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

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かける
かける

自転車整備士の私が解説します。


「空気を入れても“1日”で抜けてしまう…」とお困りではありませんか。

スグ抜けるわけでは無いので、「パンクしていないのに空気が抜ける、なぜだろう?」と思われる方も少なくないです。

 

しかし、中には時間をかけてゆっくり空気が抜けるタイプの「パンク」もあるのをご存じですか。

 

本記事を読めば、ゆっくり抜けてしまうその原因と対処方法が分かりますよ。

また、ロードバイクなどでチューブレスレディタイヤをお使いの方に向けて、シーラントの説明もしています。ぜひ参考にどうぞ。

 

※基本的に、ママチャリからクロス・ロードバイクまで共通する内容です。
一部車種限定の場合は、その旨を記載しております。
【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
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【整備士が解説】自転車の空気が「1日」で抜ける時の原因は?

自転車の空気が1日で抜ける原因

かける
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「1日経つと抜ける(数時間は持つ)」という状況から察するに、考えられる主な原因は下記の通り。

 

 

【1日経つと空気が抜ける原因】

  • スローパンクしている
  • 虫ゴムが劣化している
  • バルブが緩んでいる
  • シーラントが乾いている(チューブレスレディタイヤ/主にロード、MTB)

 

経験上一番多いのが「スローパンク」な印象ですね。

要はパンクなのですが、穴が非常に小さくて時間が経たないと抜けません。空気を入れ直してもやっぱり抜けてくるならば、スローパンクの可能性が高いです。

 

原因として挙げた4つ、詳しく解説します。

スローパンクしている(チューブに穴が開いている)

自転車のタイヤがパンク

かける
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 一晩・一日で空気が抜けてしまうなら、やはりパンクしている可能性が高いです。

 

「パンク」というと、すぐに空気が抜けてしまうイメージがあるかもしれませんが、中にはそうでない場合もあります。極めて小さい穴が開いている時です。

 

パンクの穴が大きければ、一瞬で空気が漏れてしまいます。でも穴の小さいパンクは、時間をかけて徐々に抜けていくのです。これを「スローパンク」と呼びます。

 

「あれ、スローパンクかも…?」と思った時にやる事は、前後輪共に同じだけ空気を入れてみる。

それで様子を見て、どちらかが早く抜けるようなら問題がありますね。

 

 

チューブの摩耗パンク

スローパンクの原因は様々でして、一概に“刺さりもの”だけではありません。

 

【スローパンクの原因】

  • 異物が刺さり、小さな穴が開いている
  • チューブが摩耗し、小さな穴が開いている
  • バルブの根元に亀裂が入っている

 

かける
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また自転車購入時に「パンク防止剤」を注入された方は、それによってスローパンクになっているかもです。

 

普通ならスグに空気が抜けるような穴でも、パンク防止剤が穴につまり、空気の抜けを遅くする影響ですね。プラスに働いているパターン。

 

 

スローパンクの場合、まずは次に解説する「虫ゴムの状態(英式バルブ)」をチェックします。

虫ゴムに問題が無ければパンクしていますから、お店へ持ち込みましょう。小さい穴であればパンク修理できる可能性が高いです。

 

なお「パンクかどうか?」を見るだけでも水調べ料金は掛かります。タイヤを外し、中のチューブを水につけ、空気が漏れていないか確認作業をするためです。

虫ゴムが劣化している

かける
かける

一般的な自転車のバルブ(空気を入れるところ)には、「虫ゴム」が使われています。

 

虫ゴムが劣化すると空気が漏れるようになりますから、これが原因かもしれません。「パンクかも?」と思ったらまずは確認です。

 

 

自転車の虫ゴムを交換

↑虫ゴムとは、バルブの中にあるパーツの名称です。棒についてる黒いゴムがそうです。

 

自転車の虫ゴムを交換

このゴムが空気を止める“弁”になっています。つまりゴムが傷んで破れると空気が漏れます。

例えば写真のように亀裂が入っているとダメですね。虫ゴムは消耗品ですから定期的に交換が必要です。

 
かける
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虫ゴムにわずかに穴が開いていて、少しずつ空気が抜けているかもしれません。

 

虫ゴムが傷んでいるかどうかのチェック・新品への交換なら、自転車に詳しくない方でもできます。

下の記事で解説しておりますので、写真を見ながら同じ作業をやってみて下さい。

 

 

 

かける
かける

もし虫ゴムが原因だったら、厳密に言うと「パンク」ではありません。チューブに穴が開いているわけでは無いからです。

 

交換して漏れなくなればラッキー。自転車店に持ち込む手間が省けます。

 

バルブが緩んでいる

バルブの袋ナットを緩める

かける
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バルブの締めが緩いと空気が漏れます。

手でがっちり締めてください。

 

英式バルブ(ママチャリ等)の場合、銀色の部分を時計回りで締め付けます。

 

ロードバイクに空気が入らない

かける
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フレンチバルブの場合、先っぽのネジをしっかり締めます。下にあるのが「締まっている状態」です。

 

ロードバイクに空気が入らない
 

↑これはNG例。ネジの先が上にあり、緩んだままです。これだと空気が漏れます。

 

 

かける
かける

実際に自転車を修理するときに「緩んでる…!」と感じるケースはぼちぼちあります。

締めて直れば問題なしです。いま一度確認しましょう。

シーラントが乾いている(チューブレスレディタイヤ/主にロードバイク)

チューブレスタイヤにシーラントを入れる

【対象者】チューブレスレディタイヤをお使いの方(主にロード、MTB)

 

チューブレスレディタイヤの場合、定期的にシーラントの補充が必要です。

シーラントとは写真にある白い液体のことでして、タイヤの内側に空気の保持層を作る役割があります。また、タイヤとホイールの細かな隙間に入り込み、空気漏れを防ぎます。

 

かける
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(シーラントの種類にもよるのですが)3カ月から半年に一回程度は補充が必要です。乾いてしまい、空気が漏れるようになるからです。

 

「チューブレスレディタイヤを使っているけれど、シーラントの補充は気にしていなかった」という方は、単にシーラント切れの可能性が高いです。補充をして様子見しましょう。

 

 

【補足】

なお「チューブレス」タイヤの場合、原則シーラントは必要ありません。
シーラントが必要なのは空気の保持層を持たない「チューブレスレディ」タイヤになります。

>>【ロードバイク】チューブレス/レディに「シーラント」は必要?

自転車屋で「水調べ」をしてもらおう

自転車のパンク

かける
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自転車屋では、パンクかどうかの確認をする「水調べ」という作業があります。

 

タイヤを外し、チューブを出して水につけ、空気が漏れていないかをチェックします。

 

「やっぱり空気が漏れてくる」のであれば、水調べをやってもらいましょう。だいたい800円程度です。

水調べをしてパンクしていれば修理をすればいいですし、パンクしていないなら800円程度で“安心”を買えます。不安なまま乗るくらいなら、一度見てもらった方がいいです。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【自転車の空気が「1日」で抜ける時の原因は?】

  1. スローパンクしている(チューブに穴が開いている)
  2. 虫ゴムが劣化している
  3. バルブが緩んでいる
  4. シーラントが乾いている(チューブレスレディタイヤ/主にロード、MTB)

 

かける
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可能性として高い原因を4つ紹介しました。

とはいえ現物を見たわけでは無いので、もちろん当てはまらないケースもあります。

 

参考にしつつ、解決しないのであれば自転車者店へ持ち込みましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

↓このポンプがあれば、どんな自転車にも対応しています。

 

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