
自転車の空気が一日とか、一晩で抜けるようになっちゃった。
これはパンクなのかなぁ?
空気を入れた後すぐに抜けるわけではなくて、時間が経つと抜けている…。
原因ってなんだろう?参考程度に知りたいな。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車の空気が一日で抜ける時の原因(よくある3選)
- その対処方法

自転車ショップで働く私が解説します!
「空気が抜ける」といっても、必ずしもパンクとは限りませんよ。
知ってました?
自転車の空気が一日で抜ける時の原因は?【簡単に直るかも】
結論からいうと、自転車の空気が一日で抜ける時の原因は主に3つ。
- パンクしている(チューブに穴が開いている)
- 虫ゴムの劣化
- 仏バルブの閉め忘れ
特によくあるのが、赤字にした2項目。
これらの原因について、詳しく解説します。
パンクしている(チューブに穴が開いている)
一晩・一日で空気が抜けてしまうなら、やはりパンクしている可能性が高いです。
「パンク」というと、すぐに空気が抜けてしまうイメージがあるかもしれませんが、中にはそうでない場合もあります。
極めて小さい穴が開いている時です。
パンクの穴が大きければ、一瞬で空気が漏れてしまうでしょう。
しかし、穴の小さいパンクは、時間をかけて徐々に抜けていく。
これを「スローパンク」と呼びます。
「あれ、スローパンクかも…?」と思った時にやる事は、一度空気をパンパンに入れてみる。
それで様子を見て、やはり抜けるようなら問題がありますね。
自転車屋さんで見てもらいましょう。
本当にパンクしているかもしれませんし、続いて紹介する「虫ゴム」が原因かもしれません。
虫ゴムの劣化
一般的な自転車のバルブ(空気を入れるところ)には、「虫ゴム」が使われています。
「虫ゴム」が劣化すると空気が漏れるようになりますから、これが原因かもしれません。
可能性は高い。
虫ゴムとは、バルブの中にあるパーツの名称です。
この黒い部分が虫ゴムです。
このゴムが空気を止める“弁”になっているのですが、傷むとそれが機能しなくなります。
つまり、空気が漏れてしまう。
例えば写真のように亀裂が入っていると、もうダメですね。
虫ゴムは消耗品ですから、定期的に交換が必要です。
虫ゴムが傷んでいるかどうかのチェックなら、自転車に詳しくない方でもできます。
難しくありません。
下の記事で解説しておりますので、写真を見ながら同じ作業をやってみて下さい。
虫ゴムが原因だとしたら、チューブに穴が開いているわけではありません。
つまり、「パンク」ではありません。
虫ゴムを交換(100円程度)で直りますから、試してみる価値はあるでしょう。
それで直ればラッキー。自転車屋に行かなくて済みます。
仏バルブの閉め忘れ
一晩で空気が抜けてしまうときの原因としてまれにあるのが、「フレンチバルブの閉め忘れ」です。
空気を入れた後、ちゃんと先を締めているでしょうか?
フレンチバルブの場合、空気を入れる時にバルブの先を緩めますよね。
こうしないと、空気が入らないから。
空気を入れた後にここを閉め忘れると、一日で空気が抜けてしまいます。
ちゃんと弁が閉まっていないからですね。
今、手元に自転車がある方は一度チェックしましょう。
「そんなこと当たり前に知ってるよ!」と思った方も、改めて確認です。
自転車屋で「水調べ」をしてもらおう
空気が抜ける原因がよくわからないなら、水調べをしてみましょう。
自転車屋さんでやってもらえます。
「水調べ」というのは、外したチューブを水に浸して、どこから空気が漏れているのかを探る作業です。
これで、原因が分かります。
もし穴が空いていなければパンク修理より少し安い値段で済みますし、パンクしていたとしても水調べの料金+200円程度で修理が可能です。(チューブ交換の場合を除く)
結局、自転車屋さんにもっていく。自転車をプロに見てもらう。
これが1番早い解決方法です。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車の空気が一日で抜ける時の原因は?】
- パンクしている(チューブに穴が開いている)
- 虫ゴムの劣化
- 仏バルブの閉め忘れ
本記事では、原因として可能性の高いものを紹介させていただきました。
とはいえ、これらがすべての人に当てはまるかというと、そうではありません。
トラブルの原因は本当に様々で、実際に見てみないと分からないからです。
だから、結局のところ自転車屋さんに見てもらうのが1番確実で、一番早い。
本記事は参考程度にして、よくわからなければプロにお願いしてみましょう。