通学用の自転車を買おうと思っているのだけど、普通のママチャリを買うのもなあ…。
確かに実用的だけど、重くて、遅いんだよね。坂道も大変だし…。
どこかに「速い通学自転車」ってないのかなあ?
ちょっと気になる。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- “速い”通学自転車が欲しいなら、オススメの自転車
- ママチャリで買うなら、ベルトかチェーンか
- 校則に注意
自転車ショップで働く私が解説します。
「ぶっちぎりに速い通学自転車に乗りたい…!」という気持ちは、実は学生時代に自分自身が思っていたことなのです。
もう社会人ですが、今ある自転車知識をそのままに、もし学生時代に戻れたとしたら、「恐らくこれらを選択肢に入れるだろうなあ」という自転車をピックアップしました。
ちょっとでも参考になる情報があれば幸いです。
【アッと驚く】“速い”通学自転車、おすすめはコレだ!
結論、「クロスバイク」がオススメです。もう調べている方もいますかね。
実用性もあり、スピードも出ます。ママチャリとは全く別の乗り物だと感じるでしょう。
クロスバイクとは、スポーツタイプの自転車のうち、主に街乗りに使われる自転車のことを言います。
写真を見た方がイメージが湧くでしょう。こんなやつ。
(https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000083)
クロスバイクが速い理由は細かく言うと沢山ありますが、ザックリいうと「軽さ」が大きく違うからです。
一般的なママチャリは約20kgあります。お米2袋分。
対してクロスバイクはおよそ10-11kg。お米1袋分。
車体の軽さが約半分なので、圧倒的に軽いです。持っても軽いし、乗っても軽い。
初めて乗ると、その違いに声が出るほどです。
今でも忘れません。私は高校2年生の時にスポーツバイクデビューのことです。
私が買ったのはロードバイクですが、重さで言うと約11kg。クロスバイクと同じくらい。
お店で購入してから家までの帰り道が、楽しくて仕方ありませんでした。
「なんで同じ自転車なのに、こんなに速く走れるの?
自転車って大変で辛い乗り物じゃなかったの?
漕げば漕ぐだけ進むし、スピードの維持もラクチン。何て楽しいのだろう…!
どこまででも走っていけそうだ!!」
(そこから自転車が好きになり、日本一周するまでになっちゃいました。)
おそらく、これまでスポーツバイクに乗ったことがある方は、初めて乗ったとき、“ママチャリとの違い”に絶対感動したはずです。どれだけ鈍感な人でも、力のない女性でも、みんな気づきます。
それくらい、ママチャリとクロスバイクには大きな差があるんですね。
だから「速く走れる通学自転車が欲しい!」というなら、クロスバイクが超オススメだというわけ。
値段的にも高くはないので、お父さんお母さんにお願いすれば、何とか買ってもらえる範囲でしょう(笑)
具体的にオススメする車種については、こちらの記事で解説しています。目を通して置くといいかも。
校則だけは要確認
ただ、クロスバイク(及びスポーツバイク全般)通学が許可されていない学校も多いです。
私が通っていた高校もそうだったので、あくまでもロードバイクは趣味だけで使っていました。
校則で規定されている“条件”は学校によりけりです。
私の学校は「スポーツバイク全般はダメ!」でしたが、今働くお店の地域では「両立スタンドとリアキャリアが付かない自転車はダメ」みたいな学校もあります。
スポーツバイクに両立スタンドは基本付かないので、実質的にスポーツバイクを禁止しているような意味合いです。
そもそも校則でアウトだったらクロスバイクを選択肢に入れるわけにもいきませんから、予め確認をお願いします。
グレーゾーン?な自転車
校則でクロスバイクがダメだった際は、どうしましょうか。
学生時代の僕なら、「条件の隙間を狙って、グレーゾーンな自転車」を探すと思います。
ママチャリと言えばママチャリだし、クロスバイクといえばクロスバイクだよねぇ…?みたいなやつ(笑)
仮に条件が、
- 両立スタンド装着
- リアキャリアの装着
の2つだとしたら、私が選ぶクロスバイクっぽい自転車はこれらですね。
ブリヂストン「マークローザ3S」
(https://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/markrosa/)
一つ目が、ブリヂストンのマークローザ3S。
黒系のダークアッシュもあるので、男子でも乗れるデザインです。
マークローザはアルミフレームでして、標準重量が16.6kgと軽量。
実際に乗ったこともあり、感想としては「こいつ、めちゃ走るな」でした。気持ちよく走ってくれる自転車です。
マークローザはオプションパーツを使ってカスタムすることで、通学仕様にできます。
オールオッケー!これで校則もクリアしてるっしょ!
ちょっとグレーだけど、こっそりオススメしておきます…(笑)
ルイガノ「マルチウェイ27」
(https://www.louisgarneausports.com/multiway27.html#5)
ルイガノの「マルチウェイ」も、ママチャリとは全く違う走り心地で、良く走る自転車です。
写真の状態で15.9kgと、こちらも軽量。アルミフレームですからね。
デザイン的にもカッコよく、男子でも好みの見た目かなと思います。
用意されているオプション部品が以下です。
はい!こちらもオールオッケー!校則をくぐり抜けられるセットです(笑)
(買ってから“ダメ”と言われると辛いので、グレーだなーって感じの時は、予め先生に聞いておくといいと思います。)
ママチャリで選ぶなら…
校則的にいわゆる「ママチャリ」しか選べないとしたら…
チェーンの自転車で、軽いものを選びますね。目立って軽いものってないのですけど。
なぜベルトではなくてチェーンかというと、パワーの伝導効率が良いからです。
要は力強く踏み込むだけ、自転車が進む。ベルトだとロスが大きいのです。足には優しいけどね。
ただベルトにも2種類あって、「カーボンベルト」だと、比較的チェーンに近いスポーティーな乗り味になります。
例えばブリヂストンでいうと、ステップクルーズデラックスとか、ロングティーンデラックスとか。
ママチャリの中で“より速いもの”を選ぶなら、「チェーン」か「カーボンベルト」ですかね。
ロスの大きいフローティングベルトは除外します。
ただぶっちゃけ、ママチャリの中だと大きな差はありません。
だから「速い」という1点にこだわって選ぶより、普通に見た目とかパーツ構成とかで選ぶといいでしょう。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【アッと驚くほど“速い”通学自転車、おすすめはコレだ!】
- 校則で大丈夫なら、クロスバイクが最もオススメ
- ママチャリとは比べ物にならないくらい“速い”から
- クロスバイクが禁止なら、グレーゾーンの「マークローザ」か「マルチウェイ」がいいのでは?
- ママチャリの中で選ぶなら、チェーンかカーボンベルトの自転車
- フローティングベルトはパワーロスが大きいので除外するでしょう
ちょっと変わった自転車の選び方をする方ですね、なーんてね!(笑)
本当に、昔の自分を見ているようです。
この記事を学生時代の僕に見せることができたら、きっと目を輝かせて最後まで読み切っていることでしょう。「へぇ、こんなのあるんだー!」って。
当時の気持ちを思い出しながら記事を書いたので、正直ライティングしていて楽しかったです(笑)
本記事の内容が、少しでも参考になれば書いた甲斐があります。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!