(ベルトタイプの)自転車をこいでいたら、ペダルのところから「プラスチック製?の白いリング」が切れて外れてしまったよ。
- これはどこについていた部品なのだろう?
- 壊れたままだと何か問題が起こったりするのかな?
- 修理するにはどのくらいの費用が掛かるのだろう?
不安だから教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- (ブリヂストン等)ベルトの自転車のペダル付近から「白いリング」が切れて外れたときはどうすべきか?
- 修理費用にいくら掛かるか?
- なぜ切れるのか?
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
「謎の白いリング」が切れてしまった方は、参考にしてみて下さい。
チェーンではなくて、ベルトタイプの自転車にお乗りの方が対象です。
【ベルト自転車】ペダル(クランク)から白いリングが切れた時は?
一部のベルトの自転車にお乗りの方で、「白いリング」が切れてしまった方もいると思います。
まずは、「白いリング」の指しているモノ同じか確認してみて下さい↓
同じだったら読み進めてOK。
これが何かというと、クランク(ペダルの棒)のベルトがはまる部分に付いているリングですね。
例えば↓の自転車はブリヂストンの「アルベルト」ですが、付いています。
画面中央少し右手、ベルトがはまる“ギザギザ”部分の左右に2本あるのが分かると思います。
白いリングの役割
この白いリングの役割は、「ベルトの位置を矯正するため」にあります。
溝に対してあそびなくすっぽりはまるようにするためですね。
漕いでいる時のベルトは微妙にずれてギザギザ部分に噛み込もうとしますから、左右のリングにベルトが乗り上げることで滑り、ちゃんとして位置にハマるわけです。
白いリングが切れたことで起こるトラブルは?
白いリングが切れるとベルトの位置を矯正できなくなります。
その結果起こるトラブルとしては…
というのが、経験上よくある不具合です。
そこまで重要なパーツではないと感じている
…聞かれたら、実はそうではないですね。
あくまで個人的には、切れても問題ないと思っているくらいです。
切れたまま乗り続けた自転車を何台も見てきましたが、ぶっちゃけ出る不具合は「音鳴り」くらい。
しかも音鳴りも必ず出るわけではなくて、「ある時に比べて、鳴る確率が高くなる」といった感じです。
なにかパーツが削れて壊れてしまうとか、ベルトが切れるとか…そういうのもないですね。
だから、個人的に(周りメカニックの意見もそうですが)白いリングの重要性は低いと考えています。
ただ、わざわざ「必要ないもの」をメーカーも組み込まないわけで、白いリングは一応欠かせないパーツの一つなのでしょう。
なぜ切れるのか?
切れる原因は様々です。
プラスチックなので劣化で切れることもあれば、ベルトとの擦れで削れて切れることもあります。
また、中には製品不具合?で新車でもすぐに切れてしまうこともあります。
結構よく切れる印象です。(笑)
白いリングの修理方法は?
白いリングは新品を再び付け直すことで修理が可能です。
ただ、どの自転車屋でも在庫しているようなものではないでしょう。無い場合はメーカーへ注文になると思います。
リング本体代は1つ400円程度だったと記憶しています。
修理(取付)は、白いリングの切れた側がベルトの「手前」なら簡単ですが、「奥側」なら一度ベルトを外す必要があります。
つまり、後輪の固定を緩めてベルトをたるませ外し、ようやくリングが付けられるのです。
よって工賃は500-1000円くらいかなと思いますね。
「白いリング交換」なんて工賃項目はないでしょうし、この作業によっていくらもらうかはお店の判断によると思います。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ベルトの自転車、白いリングが切れたら?】
- ぶっちゃけ切れても問題はなさそう
- 新品への交換はパーツが1つ400円程度、工賃は500-1000円くらい?
- お店に在庫が無ければ注文になるでしょう
- 消耗品なので、切れたら交換です
良ければ参考にどうぞ!
ではこの「白いリング」が無いと自転車に乗れなくなるほど大事なパーツなのか?
トラブルが沢山起こるものなのか?