スノーピークの「ヴォールト」を買おうか悩んでいるのだけど、夏に使うには暑いのかな?
手頃な値段だから気になっているけれど、どうやらベンチレーションが少ないみたい。
それに加えてかまぼこ型のテントだから、通気性も悪いみたいで…。
夏にヴォールトを使うのは暑すぎるかな?
あんまり向かないのかな?
寝れないくらい蒸し暑かったらいやだしなあ、、、
実際に使っている人がいたら、感想を聞きたいな。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- スノーピーク「ヴォールト」を夏に使ってみた感想(最高気温34度)
- ヴォールトは通気性が悪い?
- 私たちが行ったテント内の暑さ対策
これまで300回以上のテント泊をしてきた私が解説します!
新しく買った「ヴォールト」で夏キャンプをしてきたので、感想をお伝えしますね。
内容は、自分が購入する際も気になっていた「夏の暑さに耐えれるか?過ごしやすいか?」という点です。
ヴォールトが気になっている方にとって、少しでも参考にしていただければ幸いです。
スノーピーク「ヴォールト」で夏は暑い?【8月に使ってみた感想】
先日、スノーピーク「ヴォールト」で初のキャンプをしてきました。
8月の上旬、最高気温は34度でした。
そんな暑い夏の日でも、ヴォールトは快適に過ごせたのか?
それとも暑すぎたのか?
実際に使ってみた感想を素直にお伝えします。
要するにですね…
ということです。
自分も購入する前、ヴォールトの暑さは懸念点でした。気になっていました。
でも全然問題なかったですね。
キャンプ場やテントを張る場所を工夫すれば、夏でも全然快適です!
ヴォールトが暑いと言われる理由、実際に過ごしてみた感想をシーンごとにお伝えします。
私たちが行った「暑さ対策」も一緒に解説しますね。
ヴォールトが「暑い」と言われる理由
ヴォールトのインナーテントには、メッシュ部分が「入口」「出口」の二か所のみ。
天井部分にはありません。
加えてフライシートのベンチレーションもない。
さらに、トンネル(かまぼこ)型のテントになりますから、通気性も悪いです。
以上の作りがゆえ、「ヴォールトは暑い。夏は厳しいかも。」と言われるわけです。
【ヴォールトで夏キャン】時間帯ごとの感想
で、実際どうなの?というところで、キャンプしてみた感想を細かくお伝えしようと思います。
日中(~17時)
最高気温34度の日であったこともあり、激アツでした。
太陽がギラギラ輝いている時間帯は、テントの中で過ごすのは厳しいですね。サウナ状態。痩せるにはいいかも?(笑)
まあここまで暑いと、ヴォールトに限らず耐えられない暑さにはなります。
私たちはこの時間帯に設営(場所取り)をして、とりあえず外へ遊びに行きました。
近くに観光地があるなら行ってみたり、キャンプ場の広場で遊べるモノを持って行くといいかもです。
日没(19時から22時)
日没頃から涼しくなり、テント内でも快適に過ごせるようになりました。
寝っ転がっても背中が汗でびちょびちょになるようなことはなかったですね。肌もサラサラ。
「よかったーーー!!これなら寝れそうーーー!」って思いましたもん(笑)
バーベキューをして、お風呂に入って、就寝の時間です。
就寝時(22時-7時)
22時の外気温は28度くらい。心地の良い涼しさです。
夏のお風呂あがりに外に出ると気持ち良くないですか?テント内もあんな感じでした。
「全然寝れる!大丈夫!」ってね!
実際、朝5時くらいに彼女は寒くて一度起きたそうです。
ヴォールトでもメッシュ全開にしておけば、それなりに涼しく、快適に寝れましたよ。
朝の撤収まで(7時-10時)
朝は日が出てからが急に暑くなりますね。
7時台はまだ良かったですが、8時を過ぎてくると「外にいた方が涼しいなあ~」って感じでした。
アチイアチイ。
日なた/日かげの気温差がすっごく大きいので、テントを張る時は要注意ですね。
一日を通してみて
ヴォールトでも、思っていたほど暑くは無かったですね。
もちろん、探せば「より涼しいテント」「より夏向けのテント」はいくらでもあるでしょうが、ヴォールトでも十分過ごせました。
個人的には、ヴォールトを夏に使うことを過度に心配しなくていいと思います。
【夏は暑い!】キャンプ場選び、テントの設営場所を工夫しよう
何度も言いますが、どんなテントを使おうが夏は暑いです。
私は真夏にテントも何も張らずにマット一枚で寝たことありますけど、普通に汗かきましたからね。
テントを使わなくたって暑いんです(笑)
「夏は暑い」とわかっているからこそ、事前にできる工夫をしましょう。
…これらがめちゃめちゃ大事です。
キャンプ場選び
標高が高くて涼しいキャンプ場を選びましょう。快適度が全然違いますから。
標高が100m高くなると「約1度」涼しくなると言われていますよね。
真夏に下界が34度でも、例えば標高600m地点のキャンプ場なら、28度くらいになるわけです。
あくまでも単純計算ですが、うんと涼くなるでしょう。
夏のキャンプは「近さ」「料金」よりも何よりも「場所(標高)」が大事です。
気温を調べて選びましょう。
テントの設営場所
あとは、キャンプ場におけるテントの設営場所ですね。
「日かげ」になる場所にしましょう。タープの有無にかかわらずです。
日を遮るものが何もないと、本当にしんどいです。休める場所がありません。
テントの中にいても外にいても汗が止まらない…みたいな。
朝も太陽が昇ると同時に、暑くて起こされてしまいます。
テントを設営する時は太陽の軌道を考えつつ、ずっと日かげになるような場所を選んでください。
太陽は東から上り、西へ沈みます。
私たちが行った、ヴォールトの暑さ対策
もちろん、テント内でより涼しく過ごせるよう対策もしました。
それが「USB扇風機×2」ですね。
こいつは小型の割に風が強く、首振り機能があり、夜から朝まで使えるバッテリーを持ちます。
家でも使っているほどお気に入り。
扇風機をテントの両隅(足側)に置き、首振り状態にして就寝。
良い感じに足に風が当たって気持ちいいんですよね。
ヴォールトは風通しが悪いので、扇風機を持って行くと風に流れができてイイですよ。オススメ。
あ、そうそう。
もし本格的にキャンプをしていきたいと考えているなら、「ポータブル電源」を一つ持っておくと便利ですね。
ポータブル電源とは、AC電源(コンセント)が取れるモバイルバッテリーです。
これを持っていれば家電が使えるようになるので…
- 家庭用の扇風機を持って行く
- 冷風機を持って行く
なんてことができちゃいます。
冬場は電気毛布とか、ヒーターとかもね。
一応紹介だけ。
【正直】夏キャンプにヴォールトはあり?なし?
実際にヴォールトで夏キャンプをしてみました。
もし私が友達から相談を受けたとしたら、こう答えますね。
かけるは夏にヴォールト使ってて暑くないの?
自分も買おうと思っているんだけど…大丈夫かな?
ヴォールトは決して通気性がいいわけではないから、確かに暑いね。
けれど…
- 標高の高いキャンプ場を選ぶ
- 朝まで日かげになる場所にテントを張る
- テント内で涼しく過ごせるよう扇風機などを使う
といった工夫をすれば、夏でも全然使えたよ!快適だった!
日中の室内はどうしても暑いけど、夏はどんなテントでも暑いからね(笑)
もう仕方ない。
ヴォールトを買おうか迷っているなら、俺はオススメするよ!
価格も手ごろだし、見た目もカッコいいからね。
てな意見です。
もし初めてキャンプを始めるなら(道具が全然そろっていないなら)、ヴォールトとタープがセットになった「エントリーパックTT」がオススメです。
キャンプ、楽しいですよ!
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【スノーピーク「ヴォールト」で夏は暑い?】
ヴォールトは決して通気性がいいわけではないから、確かに暑い。工夫が必要。
- 標高の高いキャンプ場を選ぶ
- 朝まで日かげになる場所にテントを張る
- テント内で涼しく過ごせるよう扇風機などを使う
こうすれば、夏でも全然快適。
ヴォールトを買おうと悩んでいるのなら、私は心からオススメしますね。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!