オーストリッチのフロントバッグに興味があるんだけど、「F-104」ってどんな商品なのかな?
耐久性や使い心地など、実際に使った人のレビューが知りたいんだけど。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- F-104を使ってみて良かった点4つ
- どんな人にオススメできるフロントバッグなのか
- 使用上の注意点
私は、2019年の2月から11月までの約一年間、自転車で日本一周をしました。
距離にして、11543km。
その旅で使っていたフロントバッグこそ、オーストリッチの「F-104 」です。
毎日溢れんばかりの荷物を無理やり詰め込み、時には雨の中も走り、誰よりも酷使してきました。
それだけF-104を使い込んできた私が、レビューを伝えていきたいと思います。
あなたにとってフロントバッグ選びの参考になれば幸いです。
是非ご覧ください。
オーストリッチのフロントバッグ「F-104」【レビュー】
レビュー記事で一番気になることって「使ってみてどうだったのか?」ですよね。
なので、結論から申し上げると・・・
不満が一つもない、とてもいいフロントバッグでした!
「日本一周という大舞台でF-104を選んで良かったな」と思うほど、めちゃめちゃ気に入っています。
具体的に良かった点は4つ。
- 耐久性
- 収納力
- 使いやすさ(ポケットの多さ)
- 見た目
先に「どんな人にオススメのフロントバッグか」を伝えておくと、
- 私のように自転車旅で使おうと思っている方
- ランドナーやクロモリロードなど、クラシックな雰囲気の自転車に似合うフロントバッグをお探しの方
- 普段のサイクリングで大きめの荷物入れが欲しい方
こんな方にオススメです。
【良かった点】【使用上の注意点】について、詳しくレビュー紹介をしていきたいと思います。
製品スペック
F-104についてまだ詳しく知らないという方もいらっしゃると思うので、製品スペックを簡単に紹介します。
(オーストリッチ 電子カタログより)
材質 | 綿、帆布6号 |
製品サイズ | 220×200×260mm |
重量 | 800g |
容量 | 12.4L |
カラー | グリーン、カモフラグリーン、ブラック |
こちらのバッグにはメインの収納スペース以外にも、フロント・左サイド・右サイド・リア右・リア左・天面クリアの計6か所にポケットがあります。
良かった点
では早速、レビューに移っていきますね。
私が感じた、良かった点はこの4つです。
詳しく解説します。
耐久性
この写真は、日本一周後に撮影したフロントバッグの状態です。
さすがに見た目は色あせてしまっていますが、日本一周で酷使しても壊れないほどの耐久性を持っています。
正直言って、フロントバッグの扱いは雑でした。
荷物はパンパンに詰めるし、雨にも濡れるし、何より毎日使うし。
そんな使い方をしたにもかかわらず、何一つ壊れていないのは、驚くべき耐久性であり品質ですよね。
チープなものだと、糸がすぐにほつれたり、穴が空いたり、ゴムが切れたり、といったようなトラブルが起きることは容易に想像できます。
同じような使い方をしたとしたら、壊れても当然とさえ思っています。
それなのに、F-104は全く壊れなかった。
この耐久性は、商品を選ぶ上でとても大きな魅力です。
収納力
F-104は、抜群の収納力です。
容量が「12.4L」と言っても、具体的にどれくらいのアイテムが入るかって想像しづらいですよね。
なので、実際に日本一周中に入れていたアイテムを紹介します。
「これだけ入るんだ」というイメージの参考にしてみてください。
【メインポケット】
- モバイルバッテリー
- 充電コード類
- サイフ
- イヤホン
- カメラ×2
- スピーカー
- 鍵
- 手袋
- サングラス
- タオル
- ウェットティッシュ
- 釣り用具(ワーム・針)
- その日の食料品
【左サイドポケット】
- 洗顔料
- T字髭剃り
- フォーク
【右サイドポケット】
- ハブラシセット
- キッチンバサミ
- 自撮り棒
【前ポケット】
- 蚊避けスプレー
- 蚊取線香
- ライター
- ムヒ
- シャンプー
- 日記
- ツーリングマップル
【後ミニポケット(左右)】
- 制汗スプレー
- リップ
- 目薬
- ハンドクリーム
- 化粧水
- 香水
- 日焼け止め
【天面クリアポケット】
- 洗濯バサミ
パンパンに詰め込むと、これだけ入ります。
とてつもない収納力が伝わればOK(笑)
どうです?
イメージよりも、いっぱい入るなあとお感じなのではないでしょうか。
これだけの収納力があるので、荷物の積載に貢献してくれますよ。
使いやすさ(ポケットの多さ)
ただただ収納力が高いだけではありません。
とっても使いやすいんです!
その理由は、メインの収納スペースとは別に設けられた6つのポケットがあるから。
使う頻度や入れるアイテムの種類によって整理して収納することができるため、非常に取り出しやすくて便利です。
後で紹介する「使用上の注意点」に“非防水”だということを挙げるのですが、対になっているメリットこそ「使いやすさ」ですね。
防水のフロントバッグは基本的に収納スペースが一つだけなので、全てのモノをそこに詰め込むしかありません。
整理整頓ができないので、荷物がごちゃごちゃになりがちです。
しかし、F-104は非防水ではあるものの、防水のフロントバッグとは比べ物にならないほど使いやすいですよ。
見た目
落ち着いた雰囲気のフロントバッグなので、見た目がお気に入りです。
私が使っているのは「ランドナー」というジャンルの自転車で、クラシックな雰囲気があります。
そのため、自転車とフロントバッグが絶妙にマッチして、いいコーディネートになりました。
多くのフロントバッグはデザインが派手なものが多かったり、それこそ「防水」で艶のあるゴム感が漂うものがあったりします。
今どきのロードバイクやクロスバイクのデザインには相性がいいのですが、古めかしい雰囲気の自転車には、ちょっと合いません。
自分の自転車に付けたときに「見た目がいいか」も、気に入った要因の一つです。
使用上の注意点
フロントバッグを購入する前に、知っておかなければいけない注意点が3つあります。
- 非防水
- (基本的に)フロントキャリアが必要
- デュアルコントロールレバーだと、恐らく干渉する
非防水
先ほどもちょっと触れましたが、F-104に防水性能はありません。
ですので、
- 「雨の中でも一日中走るシチュエーションがある」
- 「完全防水じゃなきゃ嫌だ!」
という方は、購入を控えた方がいいと思います。
一応、F-104様のレインカバーもありますが、完全防水とはいきません。
やはり、隙間から雨が染みてきてしまいます。
私の場合、使いやすさを優先してこの商品を選んだわけですが、とはいえ雨の中を走ることも想定できました。
そのため、メインの収納スペースの中に入れる「濡れてはいけないもの」については、“防水バッグ”の中にいれてバッグにしまうことで、浸水から防いでいました。
同じような方法をとりたいと考えている方は、2Lか5Lかで選ぶと良いと思います。
私はアイテム数が多かったので、5Lの防水バッグを使っていました。
(基本的に)フロントキャリアが必要
F-104の荷重を支えるために、基本的にフロントキャリアが必要です。
ハンドルに巻き付ける「バンド」のみで支えているわけではないので、ご注意ください。
「基本的に」というのは、フロントキャリアがない方も付けられるよう、「フックキャリアK」という商品が存在します。
しかし、レビューを見てもわかる通り、これだけではフロントバッグの荷重を支え切ることができません。
だからといって、入れる荷物を少なめにするのでは、せっかくの“収納力”が台無しですよね。
なので、フロントキャリアが必要になるというわけです。
Vブレーキやカンチブレーキを使った自転車であれば、ブレーキ台座で共締めするキャリアが使えます。
ちなみに私が使っているのは、ニットーの「キャンピー」というフロントキャリアです。
ロードバイクなどのキャリパーブレーキが付いた自転車に乗っている方は、この記事を参考に、積載方法を考えてみてください。
デュアルコントロールレバーだと、恐らく干渉する
ロードバイクに使われているデュアルコントロールレバーの場合、恐らくバッグと干渉するでしょう。
シフトチェンジをする際にレバーを内側に入れなければいけないためです。
なので、あまりオススメはしません。
ロードバイクにフロントバッグを付けたいのなら、小ぶりのものがいいでしょう。
容量がガクンと落ちてしまいますが、仕方がないです。
ちなみに私がロードバイクで使っているのは「バードラム」というアデプトのフロントバッグです。
興味があれば、こちらの記事を覗いてみてください。
まとめ
改めて、要点をまとめます。
以上の点から、非常にオススメです。
しかし、使用上の注意点もあります。
- 非防水
- (基本的に)フロントキャリアが必要
- デュアルコントロールレバーだと、恐らく干渉する
これらを踏まえたうえで、オススメする人物像はこちら。
- 私のように自転車旅で使おうと思っている方
- ランドナーやクロモリロードなど、クラシックな雰囲気の自転車に似合うフロントバッグをお探しの方
- 普段のサイクリングで大きめの荷物入れが欲しい方
完全防水のフロントバッグが欲しい方や、デュアルコントロールレバーのロードバイクに乗っている方は、購入を控えた方がいいかもです。
そうでなければ、最高の商品ですよ!
以上で、オーストリッチ「F-104」のレビューとさせていただきます。
ご覧いただきありがとうございました。