自転車旅をする際に太平洋フェリーを使おうと思っているのだけど、自転車の乗船運賃はいくらなのだろう?
輪行袋に入れる必要があるのかな?
こんなお悩みを解決します。
【この記事で分かること】
- 太平洋フェリー(苫小牧-仙台-名古屋)に自転車を載せる方法
- 乗せ方による料金の違い
- 仙台港での一時下船について
これまでに6回ほど、太平洋フェリーに自転車を載せて旅をした私が解説します!
フェリーは飛行機輪行よりも気楽に使いやすいのがメリットですかね。
【輪行袋なら無料!】太平洋フェリーに自転車を載せる方法、料金
結論から言うと、太平洋フェリーに自転車を載せる方法は2種類あります。
持ち込み方によって料金が異なります。
輪行袋に収納すれば無料なので、個人的にはオススメです。
- どのくらいの料金が掛かるのか?
- どこに自転車を置くのか?
順に解説していきます。
自転車をそのまま車両甲板に載せる
別途料金を払えば、バイクと同じように自転車をそのまま車両甲板に持ち込めます。
輪行袋に収納するのとは違い、折りたたんだりする必要が無いので楽です。また荷物が多い場合にも便利です。
係の方がひもで縛ってくれるため、特に何かを用意する必要はありません。
料金について
料金は一概には言えません。利用する航路、期間や早割などによって異なるからです。
ザッと見た感じ、安い時で2000円程度、高い時で6000円程度な感じでした。
自転車をそのまま載せる場合、船内で必要な荷物だけ取り出して持ち込むだけでOK。
目的の港へ到着後もそのまますぐに走り出せるためスムーズです。
- お金が掛かってでも楽に移動したい
- 荷物が多すぎて輪行して持ち運ぶのは大変だ
- キャリア類が付いていて、そもそも輪行袋に収納できない
…このような方は、有料でも車両甲板に載せるといいのではないでしょうか。
輪行袋に収納し、船内に持ち込む
ただ少しでも節約したいなら、輪行袋に収納するのがオススメです。
「袋にしまう」「荷物を持って移動する」といった手間はありますが、それだけで数千円浮くなら全然やりますね。
なにせ無料になるのですから。
持ち込んだ自転車はどこに置く?
広い部屋を選択した方は自室に自転車を置くようですが、そうではない場合(雑魚寝部屋や寝台)は船の空きスペースに自転車を置きます。
自転車を抱えて搭乗口に向かうとスタッフの方が案内してくれますので、特に心配は不要です。
下船の際は特に案内はありませんので、ご自身の好きなタイミングで準備をしてください。私たちは邪魔にならないよう最後の方に降りるよう心掛けました。
このように「輪行袋」にしまうだけで手荷物扱いになるため、費用が抑えられてお得です。
そのまま載せれば掛かっていたであろう“自転車運搬料”で輪行袋を買えちゃいます。実質無料で輪行袋が手に入ります。(笑)
輪行袋に入れるのって大変じゃない?
「輪行袋に収納する」と聞くと、「なんだか手間で難しそう」と感じる方もいるはずです。
また「自分はキャリア+パニアバッグを積んでいるから、輪行袋には入らないと思う」と考える方もいるのではないでしょうか。自分もそう思っていました。
でも全然そんなことはありません。
もしバラすのが面倒と感じるなら前輪だけを外すタイプの輪行袋を使えば楽です。
キャリアが付いていてもそのまま収納できる輪行袋もありますから。
例えば今回、私たちは↑この装備で名古屋-苫小牧間を太平洋フェリーで移動しました。
輪行袋を使用したので、自転車の料金は無料です。
装備を見ていただくと分かる通り、荷物は少なくはないです。重いです。
自転車にもキャリアが付いているので、縦型の輪行袋には入りません。
…でも大丈夫です。普通に出来ましたので。
輪行袋は横型の前輪だけ外すタイプを選んだ
キャリア(荷台)が付いているため、輪行袋は前輪だけ外すタイプかつ大きいものを選びました。
私が今回使ったのが、オーストリッチの「超速FIVE」という輪行袋です。
超速FIVEなら荷台を付けっぱなしでも収納できるので、パニアバッグスタイルで旅をする方には非常に使いやすい輪行袋。ただ、デカいし重いのは仕方がないことろです…。
一応JRの規約にも違反しないサイズなので、電車での輪行も可能となっています。
一緒に旅をした相方が使っていたのが、モンベルから出ている「コンパクトリンコウバッグ クイックキャリー L」です。
こちらも前輪だけを外すタイプで、上から被せるようにして収納します。(つまり底面側に口がある)
超速FIVEに比べて生地は薄いものの、コンパクトで軽量なのは魅力的です。キャリア付きの自転車を輪行される方は、結構愛用者が多い印象です。
輪行の準備は10分あれば完了
というわけで、前輪だけを外すタイプの輪行袋を使えば、輪行の準備は10分もあれば完了しました。
これで持ち込みが無料になるのですから、自分は喜んで輪行袋を使いますね(笑)
搭乗口までの移動がちょっぴり大変
強いて言うなら、袋に入れるとフェリーターミナルから船の搭乗口までの移動が少し大変です。
自転車と荷物を背負って2-300m歩きます。
私たちは(特に相方がパニアバッグ計4つ)荷物が多かったので、船とターミナルを2往復して運びました。
このようにして2往復する場合は、必ずスタッフに声をかけて下さい。
一度船内に入ったら無断で外に出てはいけないようですので、「荷物が多いため2往復します」と伝えましょう。
B寝台に荷物を置いた様子
今回私たちは「B寝台」を利用しました。(雑魚寝部屋は色々とキツかった経験が…)
左右の部屋だったのでパニアバッグはこのように置きました。
もし個人で行かれる場合、荷物がお隣さんの邪魔になるようなら、自転車と同じスペースに荷物を置くといいでしょう。(盗難は自己責任になります)
仙台港で一時下船可能だが、自転車は降ろせない
苫小牧-名古屋間で乗る場合、途中の仙台港で一時下船が可能です。
ただし事前の手続きが必要になります。アナウンスがありますが、仙台港に到着する当日の朝7:30分からカウンター前の紙に記入をして提出すればOK。
この一時下船の際に自転車は降ろせませんので注意をしてください。
とはいっても、歩いて10分程度の場所にイオンがあったり、20分も歩けば牛タンの利久や丸源ラーメンのある通りまでたどり着けました。
自転車が無くても大丈夫です。徒歩圏内に街があります。
苫小牧-名古屋間で乗ると暇すぎて頭おかしくなると思うんで、用事が無くても一旦下船して外の風を浴びるのがオススメです。(笑)
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【輪行袋なら無料!太平洋フェリーに自転車を乗せる方法、料金】
- 自転車をそのまま車両甲板に載せる
→有料
→期間や割引によって料金が異なるので、公式HPにて確認すること。 - 輪行袋に収納し、船内に持ち込む
→無料
→船内の空きスペースにスタッフが誘導してくれる
フェリーは飛行機と違って乗船、下船で焦る必要はないので、荷物はゆっくり運べますよ。
ご自身に合う方で旅を楽しんでみて下さい。