自転車を見てたら、なんか異変?が起きていて…。
タイヤに「うねり(コブ)」ができているんだよね。
いつからだろう?
何か、おかしなことをした覚えもないんだけどなあ…。
原因と解決方法について教えてもらえると助かる!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のタイヤに「うねり(コブ)」が出現した時の原因
- よくある自転車の状況
- この状態に問題はあるのか?
- タイヤ交換をした方がいいのか?
自転車ショップで働く私が解説します!
自転車タイヤにうねり(コブ)が出現!放置は危険?【即交換】
まず確認。
本記事で想定している「こぶ」「うねり」は↓の写真のようなものです。
出典(承諾済み):https://fi35.hatenablog.com/entry/220428
なぜかタイヤが変形してしまっている状態ですね。
同じような状況の方に向けて、解説します。
結論からいうと、うねりの原因は「タイヤのケーシング(カーカス)が切れている」可能性が高いです。
直すには、タイヤの交換が必要です。
ケーシングとは、タイヤを構成する要素のうちの一つです。
細かなヒモのような繊維が網目状に張り巡らされており、タイヤの形を維持します。
このケーシングが切れると、タイヤが正常な形を保てなくなり、一部に“歪み”が生じるのです。
それが本記事のテーマでもある「うねり」「コブ」というわけです。
タイヤを外して裏から見てみると、切れていることが確認できるでしょう。
出典(承諾済み):https://fi35.hatenablog.com/entry/220428
なぜ、ケーシングが切れるのか?
私はタイヤの専門家ではないので、正直なところ、ケーシングが切れる詳しい原因はよく分かりません。
しかし、自転車屋で働いている経験から、「どんな時に切れるのか?」については、パターンが分かってきました。
よくある原因(シチュエーション)は、主に2つ。
「2」については、特に説明はしません。
タイヤはは消耗品で、いずれ使えなくなる宿命だからです。
「1」については深掘りして解説しようと思います。
空気圧が高すぎる
「空気圧が高すぎる」ことが原因と言われると、「空気の入れすぎかあ…」と解釈する人がほとんどでしょう。
確かに、中には空気の入れすぎで、ケーシングが切れるパターンも見たことがあります。
タイヤは新品に近い綺麗な状態なのに、うねりが出ている…みたいな。
でも、多くの場合は、空気の入れすぎによるものではありません。
では何が原因として多いのか?
それは、「高温になる環境下に自転車を置いた結果、タイヤ内の空気が膨張し、ケーシング切れが起こった」というパターン。
高温の環境下に、自転車を置いていなかったか?
中でも多いのが、夏の暑い日に自転車を車内に放置した結果、ケーシング切れを起こすシチュエーションですね。
空気圧にタイヤが耐えられなくなり、切れてしまうのです。
ケーシングが切れるだけでなく、パンク(チューブのバースト)が起こる事例もよくあります。
もし、タイヤの状態が良い(例:自転車を買ったばかり)のにケーシング切れを起こしたというなら、上記のような心当たりがないか思い出してみてください。
タイヤ交換で対応
一度ケーシングが切れると、修理することは不可能です。
空気を抜いて入れ直しても、結局また同じところの“うねり”が生じてしまう。
走るとブリンブリンなって、ストレスにもなるでしょう。いつパンクするかも分からないですし、精神的にもよろしくありません。
直すためには、新しいタイヤに変えましょう。
ザックリとした値段については、こちらの記事で解説しています。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車タイヤにうねり(コブ)が出現!原因は一体?】
- 原因の多くは「ケーシング切れ」によるものです。
- 空気圧が高すぎたか、単純にタイヤの劣化か。
- よくあるのが、暑い日に車内に自転車を置いており、タイヤの内圧が高まり、ケーシング切れを起こすパターン。
- 修理はできないので、タイヤ交換で対応しましょう。
少しでもお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!