こんにちは、かけるです。
自転車安全整備士、技士の資格を保有しています。
先日、私の知り合いからこんな相談を受けました。
今年、自転車安全整備士と技士の試験を受けるのだけど、実技試験で使う自転車ってオススメとかある?
てかそもそも何が条件だったっけ?(笑)
という内容ですね。
チェーン店に所属している方だと自転車が支給されるかもしれませんが、個人での参加ですと自分で自転車を選ばなくてはいけない方もいるでしょう。
実技試験を素早く終わらせるためには「車体選び」がとても重要です。
あまり適していない車体を選んでしまうと、わざわざ自らハンデを負って試験に参加するようなものですからね。
というわけで、実技試験にオススメの車体を紹介します。
よければ参考にしてみてください。
【条件は?】自転車安全整備士・技士の実技試験にオススメの自転車
結論から言うと、サイクルベースあさひPBの「インディケーター」という車体がオススメです。
条件を満たした上で、買いやすい価格であることと、不足のない精度があるからです。
個人でECサイトや実店舗を通じて購入することはもちろん可能。
ですが、もしあなたが所属しているショップが卸会社としての「株式会社あさひ」と取引があるならば、あさひの自転車を自店で仕入れることもできるでしょう。
実技試験で使う自転車の条件
ア 実技試験に使用する自転車は、次の仕様に適合する市販のスポーティ(スポーツ)
車(マウンテンバイク類形車を含む。)又はマウンテンバイク(MTB)であって、
試験のために改造や試作されていないものに限る。なお、商品価値を損なう大きな
きず、錆び、泥その他の汚れは、大幅な減点となります。イ 実技試験を厳正に行うため、以下の仕様でないものは実技試験を受験できません。
《 実技試験に使用する自転車の主な仕様 》
(ア)リムはアルミのものに限る。
(イ)フラット形のハンドルバーの場合は中心線が目視で曲がりの確認できるものに
限る。(直線状のものでないこと)
(ウ)二輪で1人乗りのものに限る。
(エ)全長190㎝以下、全幅60㎝以下のものに限る。(マウンテンバイクも全幅 60
㎝以下)
(オ)車輪の径の呼び26以上のものに限る 。
(カ)フロントディレーラ付きで大ギヤ2段以上で、ワイヤ式のものに限る。
(キ)リヤディレーラ付きで小ギヤ6段以上で、外装変速、ワイヤ式のものに限る。
(ク)スポーク組は、前車輪は28本以上とし、後車輪は32本以上で左右ともあや
どりがしてあり、かつ、オフセット組されているものに限る。
(ケ)スポークは、プレーンスポーク(断面が全長にわたって円形で、太さが均一な
もの)で、呼びは、No.13、No.14、No.15 のいずれかとし、材質は、鋼又はステン
レスに限る。
(コ)前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ式ハ
ブのものに限る。
(サ)後車輪のハブは丸穴式のものに限る。
(シ)ブレーキは、前・後ともキャリパブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形、
センタプル形、カンチレバーV形)のものに限る。なお、他のブレーキ(ディス
クブレーキ、ローラブレーキ等)のものは除く。
(ス)サスペンション付きでもよい。
(セ)折りたたみ車は除く。
(ソ)多段小ギヤ用ユニットハブ又は多段フリーホイ-ル用普通後ハブのものに限
る。
(タ)リヤリフレクタ(後部反射器)を装備したものに限る。
(チ)ベルを装備したものに限る。
(ツ)スタンドは、1本スタンド又はセンタースタンドを装備したものに限る。ウ 予備品
スポーク、ニップル、チューブ、リムテープ、ブレーキワイヤ、ディレーラワイ
ヤ、ワイヤキャップ及びチェーンピンは予備品を持参することをお勧めします。
なお、上記指定の予備品以外の部品を持ち込んで使用すること、試験中に他者と
の部品のやり取りを禁止します。
要点のみまとめて分かりやすくすると…
という感じです。
別に条件にさえ適していれば、ロードバイクとかでも大丈夫です。
実際会場にいくと一人や二人はいると思います。
ただ、基本的にオススメはしません。
ロードバイクに限らずですが、「ダブルウォールリム」の車体を選んでしまうと、車輪組みに大きなハンデを背負うことになるからです。
車体の条件にシングル/ダブルウォールの指定はありませんから、絶対に楽なシングルウォールを選ぶべきだと思います。
インディケーターの詳細
では条件を確認した上で、インディケーターのスペック(要点)を見ていきましょう。
- タイヤサイズ:26インチ
- 変速:3×7。ターニー。リア直付け、フロントバンド式。グリップシフト。
- リム:アルミのシングルウォール
- スポーク:リア・フロント36本
- ブレーキ:Vブレーキ
- スタンド:標準装備(リアハブナット共締め)
…というわけでして、「実技試験のための自転車」といっても過言ではないほど試験に使いやすい自転車となっています。
もし、自転車選びで悩んでいるという方は参考にしてみてください。
さいごに
自転車選びもそうですが、「受かるためにやるべきこと」は他にもありますから、参考にしてもらえると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!