音鳴りがしにくいはずの「ローラーブレーキ」を使った自転車に乗ってるんだけど、最近“ギーギー”系の異音がするんだよね。
うるさくて、ブレーキするのをためらってしまうほど。
これって、何が原因なのかな?どうしたら直るのかな?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ローラーブレーキから音鳴りがする時の原因と対処方法
- ローラーブレーキに使うグリスの選び方
- グリスの適切量と、入れ方について
自転車ショップで働く私が解説します!
【これで解決】ローラーブレーキの音鳴りの原因は「グリス切れ」
結論から申し上げますと、ローラーブレーキから音鳴りがするなら、原因は「グリス切れ」でしょう。グリスを注入すれば、直ります。
新品のローラーブレーキの内部は、グリスが充填された状態です。
それが長年の使用によって抜けることで、ブレーキ時に異音が出るようになります。
「ガーガー」「ギーギー」みたいな音です。
ちなみにですが、「キーッ」っと高い音が鳴るブレーキは、バンドブレーキですね。
経験からして、およそ3年以上乗った自転車に多いかなーという印象です。
1-2年ならまず鳴りません。
特に多いのが、電動アシスト自転車ですね。
高価な自転車ですので長く乗る方が多く、それに伴い音鳴りが発生率も高まります。
まあとにかく、音鳴りがしにくいはずのローラーブレーキから変な音がするようになったら、グリス切れを疑いましょう。
ローラーブレーキに使うグリスは?
ローラーブレーキには専用のグリスがあります。こちら。
黒っぽい色をした、特殊なグリスです。
「グリスを買うのはもったいないから、家にある適当なグリスや、5-56でも注してみるか!」
なんてふうに思う方も中にはいるかもしれませんが、ダメですよ。必ず専用品を使ってください。
グリスの量と入れ方
シマノのディーラーマニュアルを見れば、丁寧に解説してあります。
グリスの量は約5g。
…といっても感覚ではよく分からないので、計りに載せつつ作業を行うと確実です。
入れ方は簡単。
最後に試走してみて、音鳴りや制動力が正常になれば完了です。
特に自転車の知識が無くてもできますので、初心者の方でも「グリス」さえ買えば自分で行えるでしょう。
自転車ショップにお願いするのももちろんOK。
グリス代工賃込みで、100円-300円くらいが相場かなと思います。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ローラーブレーキから音鳴りが発生した時は…】
- 原因は「グリス切れ」であることがほとんど
- グリスを注入すれば、直るでしょう。
- 専用グリスがあるので、必ずそれを使うこと。適当なオイルではダメです。
少しでもお役に立てば幸いです。