自転車のブレーキが「キーキー」うるさくて困ってるんだよね。
ブレーキするたびに大きな音がして、非常に不快…
周りの人に見られるのもちょっと恥ずかしいし。
そうだ!
とりあえず、家にある「CRC5-56」でもかけてみようかな?
滑りが良くなって、音鳴りも解消されるのでは!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 音が鳴る自転車のブレーキに、5-56を掛けると直るのか?
- 5-56を絶対にかけてはいけない理由
- 5-56を掛けてしまうと、ブレーキの交換が必要になる
自転車ショップで働く私が解説します!
「音鳴りがうるさいから、5-56を掛けてみたんだけど…」と、自転車を持ち込まれる方がたまにいらっしゃいます。
それを聞くと、「おっと、マジか…」てな感じになりますね。
理由を話します。
【厳禁】音鳴りする自転車のブレーキに5-56を掛けると直る?
結論からいうと、絶対にやってはいけません!
音鳴りするブレーキに5-56を掛けると、確かに音鳴りは直るでしょう。滑りが良くなるからです。
でも、絶対に、絶対に、絶対にやってはダメです。
なぜなら、ブレーキが効かなくなるから。
自転車が止まらなくなり、非常に危険です。
ブレーキレバーを握っても、スーッっと進んで勢いが落ちなくなってしまう。
ですので、どれだけ音鳴りが気になっていても、「5-56(及び潤滑油)」を掛けることだけは絶対にやめてください。
ブレーキに5-56はNG
よく考えてみてください。
ブレーキは、摩擦を起こすことで車輪の動きを制動し、止まります。
その“摩擦”がなくなると、当然止まらなくなります。
5-56を掛けると油でヌルヌルしてしまうため、ブレーキが効かなくなるのです。
例えば、イメージとしてこんな感じ。
学校の体育館でバスケをすると、シューズが“キュッキュッ”って鳴ってうるさいんだよね。
靴の裏に5-56を掛けたら、音鳴りが消えるかなあ?
みたいな。
「いやいや、滑って転ぶよ!絶対掛けちゃダメ!」って思いますよね。
シューズの裏の摩擦が減り、止まれなくなるからです。
自転車のブレーキに5-56を掛ける行為も、それと全く同じ。
ですので、やめましょう。
最悪の場合、ブレーキ本体の交換になる
ブレーキに5-56を掛けてしまうと、最悪の場合ブレーキ交換になります。
脱脂をしても油が取り切れなくて、滑ってしまう時ですね。
それがママチャリの後輪(バンドブレーキ)だったら、修理に約4000円も掛かります。
非常にもったいない。
ブレーキの音鳴りを直す方法
では、どうやって音鳴りを解決すればいいの?
と思いますので、記事を紹介します。
ブレーキの種類ごとにまとめていますが、「ママチャリ」にお乗りなら、一番上の記事を見てください。
音が鳴る原因と、対処方法はあるのか?を解説しています。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【音鳴りする自転車のブレーキに5-56を掛けると直る?】
- 音鳴りは直るかもですが、絶対にやめてください
- ブレーキが効かなくなるので、非常に危険です
- 最悪の場合、ブレーキ本体の交換になる
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!