これから自転車旅を本格的に始めようと思うのだけど、“オススメの自転車カスタム”とかある?
「これは絶対にあった方がいい!」というアイテムがあれば、教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車旅にオススメの自転車カスタム→ドロヨケ
- 自転車旅にドロヨケが欠かせない理由
- ドロヨケがないと、どう不便なのか?
- どんなドロヨケを選ぶべきか
自転車旅の経験から、お話しします!
【必須】自転車旅に「ドロヨケ(フェンダー)」は欠かせない
オススメの自転車カスタムですが…
旅をするなら、「ドロヨケ(フェンダー/マッドガード)」はあった方がいいですよ。
いや、もはや必須レベル。
これまで多くの旅を経験してきた上で、そう強く思います。
理由は一つで、「泥や水が飛び散らなくなるから」です。
そのメリットを3つ挙げましょう。
- お尻や足(靴)が濡れずに済む
- 荷物が汚れずに済む
- 自転車に水が付きにくくなる
ドロヨケを付けずに走った時の失敗談を交えつつ、詳しく解説します。
お尻や足(靴)が濡れずに済む
雨の日に走ったことがある方ならよく分かるでしょう。
タイヤが水を巻き上げて、とにかく濡れて不快です…。
後輪側で巻き上げた水は、サドル裏およびお尻にビチャビチャと当たります。(荷物を載せていない時は)
ズボンもパンツもずぶ濡れです。
しかもその水って、とても汚いんですよね。
道路から拾ってきたものですから。
それが体に付着するのは、とても気分が悪いです。
次に、前輪側で巻き上げた水は、まずダウンチューブ裏に当たります。
さらに飛び散り、靴や足が濡れるんですね。
また、カーブなどでタイヤの角度を変えた時は、ダウンチューブ裏に当たらなくなり、水が直接顔にかかることもあります。
想像しただけで嫌じゃないですか。(笑)
とても不便なんですよね。
靴は洗って乾かさなきゃいけないし、顔は汚れるので最悪だし。
だから、泥除けは付けるべきですね。
荷物が汚れずに済む
自転車旅となると、荷台を付けて、そこにパニアバッグや荷物を載せていることでしょう。
タイヤが巻き上げた水によって、荷物もずぶ濡れになります。
砂の混じった汚れた泥水が、大切な荷物に付着します。
私は人生初めての自転車旅で、これも経験しました。
防水のパニアバッグではなかったので、中まで染みて大変な思いをしたのです。
ただ、ここまで聞いた人の中には、このように思う方もいるでしょう。
自分の使ってるパニアバッグ(や他のバッグ)は「完全防水」だから、その点大丈夫だよ!
汚くなるのはもちろん嫌だけど、水が染みたりしないから、ドロヨケは無くてもいいかなあ?
そういう方でも、ドロヨケはあった方がいいです。
現に私もオルトリーブの防水パニアバッグを使っていますが、やはり必要ですね。
なぜかというと、「パニアバッグを洗う手間」が発生するからです。
自転車旅では、宿泊方法をキャンプにする方が多いでしょう。私もです。
キャンプでは、基本的にテントの中に荷物を入れます。
パニアバッグをそのままドーンと。こんな感じ。
この時、パニアバッグが汚れていたら?砂まみれになっていたら?
一度水道で洗ったりする“手間”が掛かりますよね。
疲れてすぐ休みたいのに、とても面倒。
ドロヨケがあれば、その汚れを最小限にできます。
パニアバッグの裏(下部)にちょっと砂が溜まるくらい。
表面に付いた水のほとんどは、キレイな雨水がほとんどですから、汚くありません。
なので、サッと拭いてテント内に入れることができます。
荷物の防水・非防水に関わらず、「荷物を汚さない」という意味で、ドロヨケがあると非常に助かりますよ。
自転車に水が付きにくくなる
自転車を劣化させないためにも、なるべく水は付かないようにした方がいいです。
フェンダーが大いに役立ちます。
イメージが付く通り、ドロヨケが無い状態で雨の日に走ると、そこら中に水が飛び散ります。
最初に紹介した「ダウンチューブ裏」のように、走行時間中常にビチャビチャな状態になってしまう場所もあります。
水は、自転車の状態を劣化させる大きな要因です。
サビを生んでしまったり、グリスを流してしまったり。
それが、例えば、
- ワイヤー(レバー)の引きを重くしてしまう
- 各部の動きが悪くなる
- アルミの腐食を進行させる
ということに繋がってしまう。
だから、なるべく水を付けないためにも、フェンダーは必須とも言える装備の一つなのです。
雨の日に走らない場合も必要?
ドロヨケの真価が発揮されるのは、「雨天時」です。
ならば、雨天時以外は必要ないのでしょうか?
条件によって、答えが変わります。
- カラッカラに乾いた路面だけを走るなら、「必要ない」
- 水たまりがあったり、ちょっと濡れた路面状況なら、「あった方がいい」
ただ、自転車旅の中で、いつどこで雨が降るかなんて想定できませんよね。
複数日をまたいでのツーリングなら、なおさらです。
なので、自転車旅で使う自転車には、基本「つけっぱなし」でいいでしょう。
ドロヨケはなるべく大きいものを選ぶ
これからドロヨケを購入する方に、伝えたいことがあります。
「なるべく大きいもの(タイヤを広範囲覆えるもの)」を選びましょう。
場合や使い方によって異なりますが、“フルフェンダー”が最もオススメです。
ママチャリに付いているような、大きいやつですね。
スポーツバイクに泥除けを付けようとすると、
- なるべく軽い方がいいかな
- 見た目を損ないたくないしな…
- 簡単に着脱できた方が便利だよなあ
と、コンパクトなモデルを選ぶ方が多くいます。
例えば、こんなもの。
「絶対にダメ!」とは言いませんが、やはりコンパクトなだけあって、水の防御率は低いですよ。濡れます。
また、走行の振動でボンボン振れて鬱陶しいんですよね。
少なくとも私はそう感じました。
本格的に自転車旅をするなら、オススメしません。
少し重量は増えるし、見た目にも影響しますが、「大き目のフェンダー」がいいですよ。しっかりとステーで固定できるものなら、なおさら良いです。
ただ、ステーで固定するタイプのドロヨケや、大きなドロヨケは、全ての自転車に使えるわけではありません。
- サイズが大きくて、フレームやタイヤに干渉しないか
- ドロヨケを付けるためのダボ穴があるか
これらを考慮する必要があります。
もし使えそうなら、大きめのを。
ダメなら仕方ないので、手軽に取り付けができるコンパクトタイプを選びましょう。
まとめ
では最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車旅に必須のカスタム:ドロヨケ】
- お尻や足(靴)が濡れずに済む
- 荷物が汚れずに済む
- 自転車に水が付きにくくなる
→なるべく大きいドロヨケを選ぶと、効果的です。
ご覧いただきありがとうございました!