シマノの四角軸BBを探していたら、「Eタイプ」「Kタイプ」という用語が出てきた。
これらの意味や違いって何なんだろう?
間違えて買うのも嫌だから、教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- シマノ四角軸BB 「Eタイプ」「Kタイプ」の意味、違い
- 普通のBBを選ぶには?
BB選びは難しいですよね。
四角軸といっても「軸長」「チェーンライン」「種類」「規格」など色々な条件がありまして、間違えるとうまく機能しない可能性があります。
本記事ではE,Kタイプについてお話ししますから、良ければ参考にどうぞ。
BB-UN300など 「Eタイプ」「Kタイプ」の違いとは?
BB-UN300など、シマノの四角軸BB(スクエアテーパー)には、「Eタイプ」「Kタイプ」という種類があります。
これ何かというと…
要するに、「これらを共締め使う前提で作ったBB」ってことですねー。
ただ「Eタイプ」「Kタイプ」いずれにせよ、最近ではほとんど聞かないと思います。
私は自転車屋で働いて6年ほどになりますが、例えばEタイプのFDを見たことなんて多分3回くらいです。実際に交換の依頼を承ったことはありません(笑)
Kタイプは自転車によってはあります。
それくらいレアな規格?パーツ?なんです。
EタイプのFDとは?
EタイプのBBというのは、それに合致する「Eタイプのフロントディレイラー」もあります。
さすがに自分も画像を持っていないので、載っているサイト様を見つけてきました。
画像をお借りするのはちょっとアレなので、ページを開いてご覧になってみて下さい。
フロントディレイラーはシマノLX FD-M570E(Eタイプ)です。
の上にある画像です。
BBの所が輪っか上になっており、それがFDの支えとなっています。
バンドタイプでもなく、ダイレクトマウントでもなく、これがまさに「Eタイプ」のフロントディレイラー。
現行モデルもMTB系コンポでEタイプFDはあったりするんですが、昔の形がコレですね。
私も、本当に古い自転車でしか見たことが無いです。
KタイプのBBとは?
KタイプのBBは、チェーンケース取付金具を共締めする用です。
↓の画像はシマノのモノではありませんが、イメージとしてはこんな感じ。
まあ要するに「ママチャリのようなチェーンケースを付ける時に使うBB」とイメージしてください。
チェーンケースを取付するために、ブーメランみたいな形をした金具を使うんです。
KタイプのBBは今でも使われています。
数は少ないですが、スポーツタイプの自転車でも街乗り仕様でチェーンケースの付いたものに使われていますね。
※全てがシマノのBBってわけではありませんが。
さいごに
というわけで、「Eタイプ」「Kタイプ」ともに特殊なBBです。
チェーンケースを付けるわけでもなく、EタイプのFDを付けるわけでもない…。
普通のBBが欲しいなら、これらを選ぶ必要はありません。
例えばAmazonでBB-UN300のページを開くと、種類を選択できるようになっています。
Eタイプ…Kタイプ…と出てくるので、それを避ければOKです。
なお、四角軸BBの互換性&選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>シマノクランク「FC-TY501」に対応するBBは?【互換性】
この記事は例として「FC-TY501」クランクを想定していますが、他のシマノクランクでも互換性のあるBBの特定方法は同様です。
良ければ参考にしてみて下さい!