こんにちは、かけるです。
今回、初めて「CN-LG500」チェーンを使ってみました!
本記事では使ってみた感想+製品概要についてお伝えしますね。
※このチェーンについては下記の記事でもお話ししています。
【この記事で分かること】
- シマノ11速最安チェーン「CN-LG500」とは?
- CN-LG500とその他11速チェーンの違い
- 実際に使ってみた感想
【11速最安!】シマノチェーン「CN-LG500」とは?
ほとんどの方が「CN-LG500」というチェーンを知らないと思いますから、まずが商品概要から説明していきます。
リンクグライドについて
CN-LG500とは新しく発売された10速11速互換チェーンでして、シマノのMTB系コンポ「Deore XT(11速)」「Deore(10速)」に追加された新しいコンポーネントグループに使われるチェーンです。
従来のHG、HG-Xとは異なった「LG(リンクグライド)」という新たな規格を採用しています。
>>【シマノ用語解説】HG/HG-X/HG+とは?違いや互換性は?
主な使用用途はE-bikeで、リンクグライドの特徴を一言でいうと「頑丈・高耐久なコンポーネント」となっています。
基本的に既存のHG、HG-Xシステムとは互換性がなく、リンクグライドのコンポセット同士で組み合わせて使う必要があります。
CN-LG500の互換性
ただ…!
今回紹介するように、実はLGチェーンは従来の11速コンポ(MTB/ロード)と互換性があるのです!
こちらがシマノの互換表になっております。
出典:シマノ互換表
表を見ると分かる通り、例えばロード系でいうと…
- CN-HG901
- CN-HG701
- CN-HG601
と同じ列に
- CN-LG500
が存在します。
これはつまり、「今まで上記の3種類が使えていたコンポには、CN-LG500も互換性があるよ!問題なく使えるよ!」という意味です。
RDやFD、スプロケットなど他のパーツは変える必要はなくて、チェーンだけ交換すればOK。
CN-LG500のスペック/他11速チェーンとの違い
CN-LG500は他3種類と比べて、一番スペックが低いです。
その代わり値段も安い。
そもそも、LGチェーンを除いた11速チェーンの違いは何かというと、「重量」と「シルテック加工の割合」です。
詳しくはこちらの記事( シマノ11速チェーンの種類と違い【デュラ・アルテ・105】 )にて解説しておりますが、要点だけまとめると下記の表の通りになります。
【11速チェーンの違い】
モデル名 | アウターリンク | インナーリンク | ローラー | 中空ピン | 重量 |
CN-HG901-11 [デュラエース] |
シルテック | シルテック | シルテック | 〇 | 247g |
CN-HG701-11 [アルテグラ] |
シルテック | シルテック | – | – | 257g |
CN-HG601-11 [105] |
– | シルテック | – | – | 257g |
- 重量:「中空ピン」の使われているCN-HG901だけ10g軽く、247gです。
- シルテック加工:グレードが上がるにつれて、シルテック処理されている部分が増えていきます。
【補足】シルテック加工とは…
今回、CN-LG500の一つ上のグレードに位置する「CN-HG601(105グレード)」と比較をしてみました。
表を見ると分かるのですが、CN-HG601との違いは「インナーリンクにシルテック加工されているか否か」のようでした。
重量は同じ「257g」です。
価格面の違い
なぜ個人的にCN-LG500を推しているかというと…
「安いから」です(笑)
性能を求めないような使い方には、LG500で十分だと思っています。
こちらが2023/7/12時点での、シマノ11速チェーンの価格となっております。
出典:シマノカタログ
今まであった3種類のうち一番安いのはCN-HG601で、定価4005円。
しかし、LG500(116L)は定価2968円です。
比較したときに1000円以上の差があります。約3000円で買える11速チェーンって魅力的じゃないですか。
私は普段からレースに出るわけでもないですし、重量が~抵抗が~というのは求めません。
サイクリングで使う程度ですから、正直ランニングコストの安いものだとありがたいって感じです。
通勤で使う方も同じだと思います。
そんなわけで、CN-LG500を推しているわけです。
全然普及する気配がないですけどね…(笑)
置いているショップも少ないと思います。
【レビュー】CN-LG500を使ってみた感想
というわけで、期待して買ったCN-LG500を実際に使ってみました。
感想ですが、普通にサイクリングして楽しむだけの身にとって…
HG601と比較して正直変化が分からないから、これで十分やなー!
って感じでした。
変速性能も、走りの軽さも、走行ノイズなども、別に何も気になることがなかったですね。
Amazonに売っている安いだけのよく分からないメーカーのチェーンは明らかに変速性能が落ちて、「安くてもやっぱり駄目だな」となるのですが、LG500に関しては全くそんなことなかったです。
おそらく今後、私はLG500を使っていくことになりそうです(笑)
ただ値段の面で注意点があって、定価だとLG500が1000円以上安いですが、実売価格だとそんなに差がない場合もあります。
ほとんど価格が変わらないなら、(インナーシルテックの)CN-HG601を買った方がお得です。
参考までに、Amazonでの販売価格はこちら↓
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【11速最安!シマノチェーン「CN-LG500」使ってみた】
- リンクグライドのチェーンが「CN-LG500」
- 従来の11速HG-Xチェーンと互換性がある
- CN-HG601(105グレード)との違いはインナーリンクのシルテック加工の有無。
- CN-HG601との定価価格差は1000円以上
- 実際に使ってみた感想として、HG601と何も変化が分からなかった
→性能を求めない使い方なら、ランニングコストの安いLG500で十分 - ただ、実売価格ではHG601とほとんど変わらないことがあるので注意
というわけで以上です!
この記事を見て、一人でもCN-LG500チェーンに興味を持つ人が増えてくれたら嬉しいです(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!