ディスクブレーキの自転車に乗っているんだけど、「ブレーキローター」も消耗品だよね?
一体、どのくらいの距離を乗れば、交換が必要になるのだろう?
交換時期の確認方法があれば、教えて欲しい。
こんな方におすすめの記事です。
【この記事で分かること】
- ディスクブレーキローターの交換時期
- 消耗具合の確認方法と、チェックに使うアイテム
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
【自転車の消耗品】ディスクブレーキ“ローター”の交換時期は?
結論は、シマノが出すこちらの資料に書いてあります。
割れていたり変形している場合は直ちに交換が必要です。
また、ローターのパッド当たり面が厚さ1.5mm以下まで摩耗している場合、またはアルミの面が現れている場合も直ちに交換が必要です。
簡潔にまとめると、交換基準はこの3点。
- 割れていたり、変形している
- ローターのパッド当たり面が厚さ1.5mm以下まで摩耗している
- アルミの面が現れている
詳しく解説します。
割れていたり、変形している
ディスクローターが摩耗して薄くなってくると、「割れる」「変形する」といった症状が現れます。
素人目で見ても明らかにおかしな状態になっているなら、注意です。
しかし、このような例はあまりないですね。
使い過ぎで変形(振れが大きく)なっているローターはたまに見ますが、割れたローターを見たことはありません。
少なくとも、私が自転車ショップで働き始めてから4年の間には出会わなかったです。
しかし、本当に割れてしまった例もあるようです。
写真を見てビックリしました。
交換時期を大幅に超えて使い続けたり、あるいは「パッド」が消耗しきった状態で使ってしまっていると、こうなってしまいます。
ローターのパッド当たり面が厚さ1.5mm以下まで摩耗している
多くの人が目安にすべき基準がこちら。
「ローターのパッド当たり面が“厚さ1.5mm以下”」です。
ただ、正直目視では分かりません。
「ノギス」を使って、細かく計測する必要があります。
使い方は、こちらの動画が参考になります。
既にノギスをお持ちなら、ご自身で計測することもできます。
しかし、お持ちでないなら、わざわざ買うまでもないかなと思います。
自転車ショップに行けば確認してもらえるでしょうから、それがオススメです。
アルミの面が現れている
Ice-technologiesローターの場合、片方のアルミ面が出てきたときも、交換が必要です。
しかし、「アルミの面?元がどうだったか分からない・・・」という方がほとんどでしょう。
そもそも、「アルミの面が現れる=厚みが1.5mm以下」ですから、厚みを計測していればOKです。
厚みの確認が最重要ですね。最も分かりやすい具体的な交換基準となります。
まとめ
最後に、あらためて要点をまとめます。
【ディスクブレーキローターの交換時期】
- 割れていたり、変形している
- ローターのパッド当たり面が厚さ1.5mm以下まで摩耗している
- アルミの面が現れている
最重要は「当たり面が厚さ1.5mm以下まで摩耗している」ですね。
ノギスを使ってご自身で測ってもいいですが、自転車屋さんにチェックしてもらうのが楽でいいでしょう。
本記事があなたのお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!