新学期から通学で使う自転車を探しているのだけど、「ブリヂストン」
の中でオススメってある?
長く使うものだから、高品質で安心して乗れる自転車が欲しいんだよね。
カタログやHPを見たことはあるけれど、知識が無いから、付いているパーツの違いとかがあまり分からなくて…。
初心者にも理解できるような自転車の説明と、男女別に人気の車種、おすすめを教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ブリヂストンの通学自転車おすすめ7選
- 男女別にどの車種が人気かどうか?
- モデルごとの詳しい解説
- 「ベルト」と「チェーン」の違いと、ベルトを選ぶべき理由
- フローティングベルトとカーボンベルトの違い
- 1月末までには自転車を買いに行くべき理由
- 2022年モデルが大幅値上げした原因
- (別記事へリンク)通学自転車の寿命、長持ちさせるコツ
自転車ショップで働く私が解説します!
この記事を見ることで、気になる自転車が見つかるはずです。
こんにちは、かけるです。
今回は「ブリヂストンの通学自転車おすすめ7選」というテーマについて、お話ししていこうと思いおます。
春になると、自転車ショップは大忙しです。
いわゆる「春需」といって、通学自転車が飛ぶように売れていくからです。
通学自転車の中でも圧倒的な人気を誇るのが、ブリヂストンの自転車。
- 「ブリヂストンの自転車でオススメってありますか?」
- 「ブリヂストンのこのモデルが欲しいんですけど、在庫ありますか?」
高品質で安全安心。高いブランド力から、多くの方が指名買いをしていきます。
もはやブリヂストン以外の自転車は全く考えていないのです。
通学自転車を検討する上で、誰もが一度はブリヂストンの自転車に目を通すことでしょう。
しかし、「カタログやHPを見ただけではよく分からなかった。どのモデルを選べばいいの…?」となってしまう方もいると思います。
そこで今回は、おすすめ7モデルをまとめてみました。
それぞれの特徴と、モデルごとの比較。選ぶ際のポイントをまとめましたので、一読いただければ幸いです。
長い学生生活を共にする相棒選びの参考にどうぞ!
【中学生・高校生】ブリヂストンの通学自転車おすすめ7選
結論、以下7モデルがオススメです。
ここで紹介したモデルは、全て「ベルト」です。
ブリヂストンの自転車にはもちろん「チェーン」のモデルもありますが、今回は含めていません。
なぜか?通学で使うなら、絶対にベルトがオススメだからです。
まず最初に、その理由から説明していきますね。
ベルトかチェーン、どっちを選ぶ?
チェーンかベルトか悩んだら、迷わず「ベルト」を選びましょう。
これだけ私がオススメするのには、3つの理由があります。
(詳細記事:【自転車選び】チェーンかベルトどっちがおすすめ? )
普通のチェーンの自転車というのは、定期的なメンテナンスが欠かせません。
- 最低限月に1回は注油をして、潤滑の維持と、サビを防止。
- 使っているうちにチェーンが伸びてたるんだら、その都度「張り」を調整する
しかしながら、はたして「必須のメンテナンス」を出来ている人が、どれだけいるでしょうか?
私の体感として、全体の1-2割くらいじゃないかな?って感じです。大半の人は乗りっぱなしで、何もしません。
メンテナンスをしないと…
- チェーンが茶色く錆びる
→その結果、“キュルキュル”異音が鳴り、漕ぐのが重くなり、チェーンの寿命は大きく縮み、突然プツリと切れる可能性も高まります。
→注油さえすれば、これらの問題はほとんど解決します。
- チェーンが極端にたるむ
→その結果、振動で簡単に外れるようになります。また、チェーンケースに擦れて「ガラガラ」と音が鳴るようにもなります。
→チェーン張りの作業さえすれば、問題は解決します。
…といったことがおきます。
裏を返せば、必要なメンテナンスさえしていれば、自転車の不調ってうんと起こりにくくなるんですよね。
空気入れも同じです。空気を入れないから必然的にパンクする。
でもでもでも。
私たちがどれだけ忠告しようが、納車時に説明をしようが、やはり「メンテナンス」をすること自体が面倒で、結局やらない人がほとんどです。
中々みなさんの心には響かないのです。本当に悲しい。
裏話をすると、実はこの記事を書くにあたっても、想定する読者を「メンテナンスを全くしない人」をイメージしています。
はい。だからこそ、「ベルト」がオススメなのです。
メンテナンスをやらなくても大丈夫な自転車だから。
あらためて、注油もしなくていいですし、基本的に張り調整もいりません。乗りっぱなしでいいのです。
「注油?チェーン張り?空気入れ?そんなの普段意識しないし、やったこともないよ…」
さっき心の中で、こんなふうに思いませんでしたか?(笑)
そんなあなたにこそ、ベルトがぴったりです。なんてね!
でも本当にそうなんです。
ではここからは、おすすめのモデルを順に説明していきます。
アルベルトロイヤル
ブリヂストンの中でも最高峰の通学自転車が、「アルベルトロイヤル」です。
“質の良いパーツ”を惜しみなく装備しています。ブリヂストンの技術の結晶とも言えるでしょう。
そんなアルベルトロイヤルをオススメする人は…
こんな方は、検討してみるといいと思います。
ただ、やはりネックとなるのが「価格」です。定価で9万円と高いです。
なので、あんまり数売れる商品ではないのは事実。
人気なのは、次に紹介するノーマルアルベルトの方ですね。
もし自分が買うとしても、「ノーマル」を選ぶと思います。それで十分すぎるからです。
アルベルト
通学自転車のベストセラー。「アルミフレーム+ベルトドライブ」でお馴染みの“アルベルト”です。
アルミフレームなので車体が軽いのが特徴。
また、パーツにはステンレスが多数使われており、サビもほとんど出にくいです。
男女ともに、多くの人にオススメできる自転車です。もはや説明するまでもないでしょう。
私はこれまでに沢山の自転車を修理してきましたが、アルベルトは質の良さがゆえ、3年以上は余裕で乗れるだけの耐久性がありますね。
通学で中学~高校の6年間使ったり、あるいは子供が通学で使わなくなったのを、お母さんが使っているのもよく見ます。
それができてしまうほど、本当に長持ちするんですよね~。
ちなみに、アルベルト“ロイヤル”との違いは以下6つです。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、アルベルトを検討中の方は、是非ご覧ください。
→【通学自転車アルベルト】ノーマルとロイヤル、6つの違いとは?
なお、アルベルト(ロイヤル含む)は「片足スタンド」かつ「荷台無し」です。
校則などにより「両足スタンド」+「荷台」が必要な場合は、オプションで取り付けることになります。
→【アルベルトを通学仕様に】両立スタンドとキャリアの取付は可能?
カジュナ“ベーシックライン”デラックス(ベルト)
女の子に大人気のモデルが、「カジュナ」シリーズです。
カジュナには2モデル存在します。
- 「ベーシックライン」が落ち着いたデザイン
- 「スイートライン」がパステルカラーを使ったデザイン(主に中学生)
まずはベーシックラインの説明から…ですが、基本的にスイートラインも同じパーツ構成です。
モデルの違いは「デザイン」だという認識でOK。
カジュナの特徴は、何と言ってもその「見た目」です。オシャレで可愛らしい。
「アルベルトはいい自転車だと思うけど、デザインが好きじゃなくって…」
という女の子から、絶大な人気を得ています。
カラーラインナップもそう。カゴの形や、特徴のあるフレーム形状。ブラウン色のサドル、サイドが肌色のタイヤ。フレームと一体型の荷台など…。
いわゆる普通の「ママチャリ(銀チャリ)」とはビジュアルが全く異なりますよね。
なので、「デザイン重視で選びたい!」という方にはとてもオススメです。
もちろん、パーツの質も全く不満ナシですから、大丈夫です。
カジュナ“スイートライン”デラックス(ベルト)
カジュナの“スイートライン”は、明るいパステルカラーが特徴です。
こういう色の通学自転車はあまり他にないので、ベーシックライン同様「デザイン」が気に入った方にはオススメです。
先ほども言ったように、基本的にベーシックラインと同じパーツ構成です。
ただ、細かな違いはありまして…
となっています。
ちなみに、カジュナデラックスとスタンダードの違いをまとめた記事がありますので、もし検討しているのであれば、ご覧いただけるといいでしょう。
ステップクルーズデラックス(ベルト)
そんな方にオススメの自転車があります。「ステップクルーズ」です。
「アルベルトやカジュナはデザインが気に入らない…」
という女の子・男の子ともに非常に人気のある車種となっています。
見た目も「ザ・ママチャリ」という感じではなく、スポーティー。
特徴的なクルーザーハンドルが付いているので、幅広で楽な姿勢で乗れるのもポイントです。
ステップクルーズにもベルトモデルがありますが、実はアルベルトやカジュナとは大きな違いがあります。
フローティングベルトではなく、「カーボンベルト」が使われているんですよね。
どっちがいい、どっちが悪いというわけではなく、特性が異なります。
ですから、ステップクルーズは見た目もスポーティー、乗り心地もスポーツバイク寄りということです。
爽快に、気持ちよ~く走れる一台となっています。
ちなみに、ステップクルーズのベルトモデルは「27インチ」しかありません。
身長によっては適さないので、注意してください。
ロングティーンデラックス(ベルト)
「ロングティーン」も使い方によっては超オススメです。
どんな人にオススメかというと…
ですかね。
なぜかというと、ロングティーンのはとても頑丈だからです。特に耐久性に優れています。
ロングティーンのフレームは鉄でできているため、アルミに比べれば壊れにくいと言えるでしょう。
それに加え、「ハードランフレーム*」を採用しています。
ハードランフレームは、自転車で長距離を移動する学生へ向けた通学用高耐久モデルのフレームです。
製造方法は一般的な自転車の溶接工法と同じですが、耐久性向上を実現するため、パイプ径を拡大し、パイプ断面をひし形化することにより強度・耐久性をアップ※しました。
安心の6年間保証付きです。
ハードランフレームはダイキャストフレームと同等の強度・耐久性を有しています。
ロングティーンはいわゆる「銀チャリ」「ザ・ママチャリ」な、無骨なデザインです。
見た目で「欲しい!」となる人は、あまりいないと思います。
そう。この車体を選ぶ人は、とにかく何よりも「頑丈さ」を求める方が対象でしょう。
自転車に求める条件とぴったり合致すれば、非常にオススメできるモデルとなっています。
ちなみに、ロングティーンも「カーボンベルト」を採用しているので、力強く漕ぐ男の子には相性がいいと思いますね。
ロココ
最後に紹介するのが「ロココ」です。
オシャレな自転車で、男の子でも女の子でもどちらでも合います。
ロココをオススメする方は、「デザインが気に入った方」です。
そして、あまりコスパは気にしない方。
というのも、実はロココはちょっと割高感があるんですよね。
パーツ構成で言うとカジュナと似たようなものですが、値段が4000円高いです。アルベルトと比べても1000円高い。
特徴的なフレーム設計なので、そこにお金が掛かるのかな…?詳しい事情はよく分かりません。
しかも、意外と盲点なのが、ロココは「片足スタンド」で「キャリア(荷台)なし」のモデルです。
通学で使う自転車が、校則によって決められている学校もあるでしょう。
「両足スタンド」で「キャリア装備」が必須な場合も多いです。
となると、ロココの場合はオプション(追加)でそれらを買わなければなりません。
値段にして、プラス約1万5000円。
つまり、車体本体と合わせて10万円弱にもなるわけです。
コスパ的には決して“イイ”とは言えません(笑)
なので、「デザインが気に入った方」にはオススメかな~といった感じで案内しています。
通学自転車はいつ買うべき?
ブリヂストンのオススメモデルをすべて紹介し終えました。
少しでも新たな発見があったり、興味のあるモデルに出会えたりしたなら幸いです。
ところで、新学期が始まるまでには自転車を決め、買わなければなりませんよね。
いつ頃買いに行く予定でしょう?
「ちょっと早めに、2月~くらいで考えているけれど…」
という方は、要注意です。
2月というと、「学期のスタートまで時間があるので余裕かな…?」と思いがちですが、実はそうではありません。
その時期になると、人気車種は一時的な売り切れになっていることもあるほどです。
納車が新学期のスタートより遅くなってしまうと分かり、仕方なく希望していなかった車種を選ぶ子もいます。
なので、出来るだけ早めに行動しておくのが良いでしょう。
結論、「1月末までには買っておくと安心ですよ」とお伝えさせて頂きます。参考までにどうぞ。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
【補足】ブリヂストン、2022年モデルが値上がりした理由
ブリヂストンの自転車について調べる中で、昨年のモデルと値段が違うことに気づいた方もいるのではないでしょうか?
そう、大体10%前後の値上げをしています。5000円から7000円ほど。
より良いパーツを使うようになったから?
いいえ違います。単純な“値上げ”です。
原因は、自転車部品やフレームなどに使われるアルミニウムなど原材料の価格高騰です。
ブリヂストンのみならず、自転車全般どのメーカーも大幅な値上げをしています。例年よりうんと高いです。
「どうして値上げしたのだろう?」と疑問に思っていた方は、これが答えです。
通学自転車の寿命ってどのくらい?
これから良い自転車をお乗りになる皆さん。できれば長く、キレイな状態で乗りたいですよね。
「少なくとも3年以上は大きな修理なく乗れたらいいな!」って方が大半だと思います。
しかし、ブリヂストンのような高級な自転車を買っても、中には1年未満でダメにしてしまうような子もいるんですよね…。
そうならないために、どうしたらいいか?
自転車を長持ちさせるためのコツをまとめた記事がありますので、よければ続けてご覧いただければと思います。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【中学生・高校生|ブリヂストンの通学自転車おすすめ7選】
- アルベルトロイヤル
- アルベルト
- カジュナ“ベーシックライン”デラックス(ベルト)
- カジュナ“スイートライン”デラックス(ベルト)
- ステップクルーズデラックス(ベルト)
- ロングティーンデラックス(ベルト)
- ロココ
この中に、気に入った車種はありましたか?
本記事が、これから長く使う通学自転車を選ぶ上で、少しでも手助けになれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!