なんでだろう、最近自転車のブレーキが“スカスカ”なんだよね。
強く力を入れても、効きが悪い。
「効かない」と言ってもいいかも。
これって、何が原因なのかな?
自転車屋さんで直してもらうとしたら、いくら掛かるんだろう?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のブレーキがスカスカで、効きが悪くなった原因
- 解決策の提示(手順ではなく、直すためにやること)
- 自転車屋さんで調整したらいくら掛かるか?
自転車ショップで働く私が解説します。
ブレーキが効かないのは非常に危険。
必ず調整し、安全に乗れる状態にしておきましょう!
自転車のブレーキが効かない・効きが悪い時の原因と解決策
結論からいうと、ブレーキが“スカスカ”になって効かない時の原因は、主に2つ。
これらのダブルパンチが起こると、効かなく(効きが悪く)なります。
- 「長く乗っている自転車だけど、メンテナンスなんてしてない…」
- 「消耗品の交換とかしたことないよ…」
という方は要チェック!
以下で原因と解決策について、詳しく解説しますね。
ブレーキワイヤーが伸びている
一部を除き、ほとんどの自転車のブレーキには「ワイヤー」が使われています。
細い鉄のヒモですね。
これが、使っていると伸びてくる。
ワイヤーが伸びると、ブレーキレバーの握りが緩くなります。遊びが大きくなります。
「初めはレバーを握ると硬かったけど、いつの間にか柔らかくなっていた!」
というのは、ワイヤーの“伸び”による影響もありますね。経験ある方も多いでしょう。
これを直すには、「ブレーキワイヤーの張り調整」を行えばOK。
といっても、自分で作業を行う方は少ないと思うので、お店に任せた時の目安料金をお伝えします。
簡単な調整のみなので、料金は安いです。
ブレーキが効かないとお悩みなら、お店に持って行きましょう。
ブレーキシューが減っている
しかし、「ワイヤーの張り調整」だけではどうにもならない時もあります。
「ブレーキシュー」が減っている場合ですね。
これがブレーキシュー。
そもそも“ブレーキ”をしてなぜ止まるかというと、摩擦抵抗によるものです。
ブレーキシューが車輪と擦れることで、止まります。
…だから、使っていくとシューが摩耗するんですよね。
これを解決するには、「ブレーキシューの交換」をしましょう。
ママチャリの場合、部品代が約500円、工賃が約500円(片側)ってところです。
スポーツバイクの場合、部品・工賃ともに倍くらいの料金が掛かります。
【追記】ブレーキがうんともすんとも反応しない時は…
「効かない」のレベルが、「全くブレーキが掛からない、反応しない」という時は、別の問題です。
おそらくブレーキワイヤーが切れています。
ワイヤーの交換+調整で直せますよ。
全て含めて、片側料金は1500円ほどです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のブレーキが効かない・効きが悪い時の原因と解決策】
- ブレーキワイヤーが伸びている→張り調整して直す
- ブレーキシューが減っている→新品に交換して直す
- ブレーキワイヤーが切れている→ワイヤー交換
ブレーキ関係の修理は、それほど高くならないことが多いです。
異変を感じたら、自転車ショップに持って行きましょう!