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ママチャリで「自転車旅」はアリ?ナシ?【真面目に考察】

悩んでいる人
自転車旅をしたい人

いつか自転車で“旅”をしてみたいと思ってるのだけど、「ママチャリ」でも出来るのかな?

 

ママチャリなら身近にあるし、新しく買うにしても安いからね。

 

しかも、最初からカゴも荷台も、ライトも泥除けも付いていて、フル装備!

もしかして、ママチャリって旅に最適だったりするんじゃない…?(笑)

 

真面目な話、ママチャリでの旅はどうなのか知りたいなあ。

こんな方にオススメの記事です。

 

 

【この記事で分かること】

  • ママチャリで自転車旅をすることについて、どう思うか
  • メリットとデメリットについて
  • 本格的な自転車旅をするなら、やはり、スポーツバイクを選ぶべき理由

 

こんにちは、かけるです。

先日Twitterにて「自転車旅」に関する記事ネタを募集したところ、寄せられたのがコチラ。

 

「ママチャリで自転車旅ってどうなの?」という質問です。

今回はこのテーマについて、個人的な意見をお話しさせて頂こうと思います。

 

なお、この記事は「自転車に詳しくない一般人」に向けて書きますので、よろしくお願いします。

ちょっとでも参考になったら嬉しいです。

 

かける
かける

2019年に自転車日本一周を完走。

かつ、自転車ショップで働く私が解説します。

 

この記事を書いた人
かける

かけると申します。
.
■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

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【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
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ママチャリで「自転車旅」はアリ?ナシ?【真面目に考察】

結論からいうと、ママチャリでの自転車旅は基本的に「ナシ」だと思います。

なぜなら、旅におけるデメリットが大きいから。

 

人によっては様々な考え、資金力の問題などがあるとは思いますが、「これから自転車旅を始めたい!」と思っているならスポーツバイクを選ぶべき思います。

自転車に詳しくない方なら、なおさらママチャリはやめるべきです。

ママチャリを旅に使うメリット、デメリット

ママチャリ

メリットとデメリットを箇条書きでザックリと。

【メリット】

  • 価格が安い
  • 必要な装備が最初から付いてくる
  • たいていの自転車屋(ホームセンターなどでも)で修理可能

 

【デメリット】

  • 車体が重たい
  • 長距離走行に向かない
  • 何かあったときの修理が面倒

 

メリットデメリットありますが、ママチャリを旅での使用にオススメしない最大の2つ。

赤字で書きました。

 

  • 長距離走行に向かない
  • 何かあったときの修理が面倒

 

とにかくここのデメリットが大きすぎるので、(変態以外)やめた方がいいです。

3つのメリット

【メリット】

  • 価格が安い
  • 必要な装備が最初から付いてくる
  • たいていの自転車屋(ホームセンターなどでも)で修理可能

 

 

まず、価格が安いですね。手に取りやすいです。

ママチャリで旅をするような人って、学生とか、若い方が多いです。

 

「あまりをお金を持っていないけれど、旅をしてみたい…!」

そんな方にとって、ママチャリが選択肢として魅力的に写るでしょう。

 

スポーツバイクを買おうとすれば、最低でも55000円は掛かりますからね。しかも、付属品は別。

 

ママチャリのライト

でもママチャリは違います。

  • オートライト装備
  • 泥除け装備
  • カゴあり
  • 荷台あり
  • 鍵まで付いてる

低価格帯の1万円台後半の自転車でも、これらが装備されています。至れり尽くせり。

 

やろうと思えば、買ってすぐにテントと寝袋載せて、旅に出ることも可能ですよね(笑)

 

残る一つのメリットとして、「たいていの自転車屋で修理が可能」というのも、大きなポイントでしょう。

修理が可能というのは、単に「直す場所がある」という意味だけではありません。

直すための部材の用意あるのです。

 

タイヤにしろ、チューブにしろ、チェーンにしろ…ママチャリの修理で使うパーツなら、ほとんどの自転車屋さんが在庫してますよね。

 

これが「700Cのスポーツバイク」ともなれば、パーツがある確率がぐっと下がります。

田舎の自転車屋さんではまず対応できないかなと(経験から)。

自転車のチューブをタイヤから取り出す

 

こういったトラブル時の修理のしやすさ(お店で対応してもらえる可能性)は、自転車旅において非常にメリットです。トラブルは付き物ですから。

3つのデメリット←致命的

続いてデメリット。

 

【デメリット】

  • 車体が重たい
  • 長距離走行に向かない
  • 何かあったときの修理が面倒

 

ママチャリのサドル

車体が重たいのは言うまでもないでしょう。

 

一般車は大体20kgあります。対してクロスバイクだとすれば、およそ10kg。

車重が半分です。つまり、クロスバイクの場合と比べると、「常に10kgの重りを載せて走っている」ようなものでして、大きなハンデです。

 

坂道とか超キツイ、、、

 

それと、長距離走るのにも向いてません。

車重も一つの要因ですが、他にもあります。

  • 設計が快適性重視(走行性×)
  • ギアがない(あるいはあっても6段)

 

「ママチャリやば。マジで走るの楽すぎる。快適快適。」

普段スポーツバイクに乗っている方がママチャリに乗り換えると、多分、こう思います。

 

そう、ママチャリって、非常に快適なんですよね。

  • ハンドルが上がっていて姿勢が楽
  • ふかふかのサドルでお尻に優しい

普段何とも思わないかもですが、実は“超楽”なんですよ。スポーツバイクに乗るとよく分かります。

 

 

ママチャリのハンドル

でも、この“快適性”はあくまでも近距離走行時のメリット。

長距離漕ぐと、かえってデメリットになります。

 

 

  • ハンドルが上がって楽な姿勢

→お尻に全体重が掛かるので、長距離走ると臀部が痛みやすい

  • 大きくてふかふかのサドル

→漕ぐたびにポジションが微妙にずれたり、モモ裏に触れるたりすることで、股ズレが起きやすい

 

スポーツバイクはママチャリよりも前傾姿勢です。ちょっとキツいと思う人もいるかもです。

でも、前傾であるがゆえに、体重が手と足とお尻の3か所に分散されます。

だから、長距離走ったときに疲れにくかったりするんですよね。

 

あと、サドルが細いのもそうです。

クッション性を求めて幅広でふかふかのサドルを使うと、逆に長距離だとしんどいです。力も逃げるし。

 


 

 

そんなことより何より、一番のデメリットは「何かあったときの修理が面倒」だということ。

メカニックをしているがゆえの観点かもしれません。日本一周の時も備えに備えましたから。

【日本一周】自転車トラブルへの対策と用意したモノについて【実例あり】

 

 

ギモンの声
ギモンの声

え、メリットで「どこでも直せる」って言ってたじゃん。

どういうこと?

 

 

確かに、ママチャリはどこでも直せます。

自転車屋さんがあれば、対応してくれます。

 

…自転車屋さんがあれば、ね。

 

自転車のタイヤがパンク

旅でトラブルが起こらない方が稀です。

確率が高く、多くの人が恐れるのは「パンク」でしょう。

 

パンクが起きた時、ママチャリの修理は非常に面倒なのです。

 

仮に、「後輪で、パンクの穴が大きくて、チューブを交換しなければならない状況」だとしましょうか。

近くに自転車屋が無くて、自分で直すとします。

 

 

悩んでいる人
 

「さてさて、パンク修理(後輪外し)に必要なモノを用意しなきゃな、、、」

というところで、これだけの工具を用意しなければなりません。

【後輪】

  • 15mmのレンチ
  • マイナスドライバー(ハブキャップを外せればOK)
  • プラスドライバー(チェーンケースを外すなら)
  • チェーン引き(10mmスパナ)

 <バンドブレーキ、サーボブレーキの場合> 

  • プラスドライバー or 8mmスパナ
  • 10mmのスパナ

 <ローラーブレーキの場合> 

  • 10mmのスパナ×2本
  • プライヤー(ワイヤーキャップを外せればOK)

 

・・・多すぎでしょ!しかも時間が掛かります。

それに後輪外しは複雑なので、そもそも技術を知ってなければできません。

 

 

かける
かける

これだけの工具を持ち運びたくないですよね?

 

パンク修理(チューブ、タイヤ交換)の度に、大変面倒な作業をしたくないですよね?

 

そもそも、後輪の外し方覚えれますか?

 

これがスポーツバイクなら、どうでしょうか。

 

車輪の着脱に工具が不要ですし、何より簡単です。

ブレーキを開放する→レバーを回して緩める→ホイールを抜く→終わり。

 

タイヤレバーと空気入れ、修理セットさえ持っていれば、パンクに対応できるわけです。

パンクに限った話ではなく、ママチャリの修理は基本、スポーツより大変に思います。

 

作業に慣れている私でさえ「出先で絶対にやりたくない」と思います。嫌だ。。。

 

 

このように、「出先での修理」「旅中のトラブル対策」の観点からも、ママチャリでの旅はオススメしませんねー。

 

もちろん、リスクやデメリットを承知でやるのはご自由に!ですけど。

最低限スポーツバイクは用意しよう

自転車で日本一周

学生が夏休みに友達と1泊2日程度の自転車旅をするくらいなら、ママチャリでもいいでしょう。

 

でも、

  • 「これから趣味で自転車旅やっていきたいなー」
  • 「自転車でキャンプに行きたいなー」
  • 「100kmを超えるような長距離旅をしたいなー」
  • 「自転車のことはよくわからないけど、ママチャリで日本一周してみようかや!」

と考えているなら、ママチャリはやめるべきですね。

 

最低限、スポーツバイクを購入しましょう。

低価格でオススメの車種を3つ貼っときます。参考までに。

 

  • アラヤ「フェデラル」/ランドナー
FED ARAYA Federal|ARAYA Bicycle Project

 

  • ジャイアント「エスケープ R3」/クロスバイク
2022 GIANT Bicycles | ESCAPE R
RIDE UNLEASHED わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

 

  • トレック「ドマーネ AL2」/ロードバイク
Domane AL 2 Rim - Trek Bikes (JP)
Domane AL 2に乗って最高のライドで最高の一日を。最寄りのトレック正規販売店で最適な一台を見つけよう。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【ママチャリで「自転車旅」はアリ?ナシ?】

  • 結論:基本的にナシ
  • 長距離走行に向かない
  • 何かあったときの修理が面倒
  • ↑これら二つのデメリットがデカすぎるから
  • 最低限スポーツバイクは用意すべき

 

そんなところです。

「当たり前やん!」みたいな話しかしてなくて、すみません(笑)

 

ちょっとでも参考になれば幸いです!

自転車旅

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