折り畳み自転車を購入したのだけど、カゴが付いていないモデルで…。
買い物をするにも、荷物を持ち歩くにも、カゴがない無いからめっちゃ不便なんだよね。
やっぱり自転車にカゴは必須。
この折り畳み自転車にカゴを後付けすることってできるのかな?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 折り畳み自転車にカゴを後付けすることはできるのか?
- カゴを付けるために必要な「カゴ足」
- カゴの現物を見ずに買うのはオススメしない(ミスるから)
- ネットで買うより、自転車屋に尋ねた方いいと思う理由
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
折り畳み自転車にカゴを後付けできるか問題、実は私たちにとっても難問です…。
【要注意!】折り畳み自転車に「カゴ」は後付けできる?
結論からいいますと…
また、
という事態もよく起こります。
折り畳み自転車と言ってもいろんな形がありますので、本当に現物を確認しないと何ともです。
(自分で言うのも恐縮ですが)一応自転車のプロである私も、周りのメカニックも同じ印象ですので、一般人がカゴだけを見て「使える」と判断するのはまず無理ですね。
実際、「これにカゴって付きますか?」という方は何人も対応してきましたが、「うーん…これは厳しいです」となるケースも少なくありません。
もしこれから買う段階ならば、素直に最初からカゴが付いた折り畳み自転車を選んだ方が良いです。
オプションパーツは無いか確認
カゴを後付けする上でまず確認すべきが、「純正オプションパーツが売られていないかどうか」です。
メーカーの商品ページを確認すれば、分かるでしょう。
例えば、JEEPの折り畳み自転車。(人気ですよね)
このモデルには元々カゴは付いてきませんが、オプションパーツで販売があるので、難なく取り付けが可能です。
商品ページにも取り付け図が載っています。
画像:http://www.gsglobal.co.jp/bike/JEEP/2022/JE-206G.html
…という感じで、あなたが持っている自転車にも純正でカゴが売られていれば、付けることができます。まずは確認。
元々「カゴ足」や「フロントキャリア」は付いてるモデルか?
先ほどのJEEPのように、元々「カゴ足」や「フロントキャリア」が付いているモデルなら、比較的取り付けは簡単です。
カゴの大きさだけ注意すれば、おそらく付けられるでしょう。
「カゴ足、フロントキャリアってなに?」
と疑問に思った方もいますよね。
カゴを支える土台となるこの部分のこと。↓
カゴはあくまでも“入れ物”ですから、それを支える支柱が必要。
よく見てみると、通学自転車にもママチャリにも、カゴの下には“コ字”のステーが出ていますよ。
元々付いているモデルならいいのですが…
となると、いよいよ雲行きが怪しくなってきます。
正直、そうなった時点でこのページを閉じて自転車店に行き、プロに聞いた方が良いですね。
現物合わせで確認が必要(自転車店へGO)
ここからが折り畳み自転車にカゴを後付けするのが(判断が)難しい理由です。
私たちでも取り付けには苦労します。
理由は以下の通り。
※専門用語多いので、要するに“難しい”というニュアンスが伝わればOK。
すべてクリアしそうなら、ようやく「一応付けられそうですね~。でもやってみないと分からないですけど。」という判断になります。
この中に一つでも「カゴを取り付け出来ない条件」が発覚した時点で、取付は諦めることになるでしょう。
私たちからすると「過去にカゴを取り付けた事例のある自転車」なら楽です。
経験から「この自転車なら、あのカゴだったら付きますよ!」と言えるので。
そういう意味では、店舗の人間からするとネット通販だけで売られているモデルというは扱いが無く、経験則が活きづらいです。
やってみないと分からない…って状態。
まあ、言いたいことは一つだけ。
折り畳み自転車のカゴの後付けは超難しいので、専門知識のあるプロに聞いてください。自転車屋に行ってください。
それだけです。
ネットの情報を鵜呑みにしてはいけない
最後に一つだけ注意点ですね。
ブログを書いてる私が言うのもおかしいですが、そんなものです。
私としては「プロに聞いて欲しい!店に行ってくれ~!」が本心なのですが、中には付けられそうなカゴが無いかネットで探す方もいるでしょう。
…そうすると、こんな感じの記事が出てくると思います。
折り畳み自転車に付けられる、オススメのカゴ10選!的な。よく見ますよね。
典型的なアフィリエイト記事でして、そのリンクから読者が購入すると、運営者に数%の報酬が入る仕組みです。
実際に私もみたことあるのですが、全然納得がいかなかったですね。
「何言ってんの?この商品が付くわけないじゃん。」って(笑)
本記事をお読みいただいた方には、折り畳み自転車のカゴの取付が超むずいことは理解いただけたと思います。
そもそも“折り畳み自転車”と一口にいっても、いろーーーんな種類がありますよね。
不特定多数の人が記事を見て、それぞれ持っている自転車の“条件”が違うのに、全部が全部カゴを付けられるはずがないんです。
現物を見てもなお「取付できるか確信が持てない。うーん…やってみるまで分からない。」と思うくらいなのに…。
「20インチの折り畳み自転車ならこのカゴ使えますよ~」とは断言できないです。絶対に。
私が「お店に行って買った方が良いですよ!選んでもらった方が良いですよ!」というのは、ある種ポジショントークに聞こえるかもしれません。
でもこれは本心。お客様のため。読者のため。あなたのため。
ネットの情報だけをみて「私の折り畳み自転車にもつくだろう」と考えるのは非常にリスクが高いので、買うべきではないですね。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいました。スミマセン。
ネットの情報にはお気を付けて。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【要注意!折り畳み自転車に「カゴ」は後付けできる?】
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結論、プロでも「見てみないと分からない」どころか、「付けてみないとわからない」こともよくあるレベルで難しい。
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また、「カゴを後づけできても、折りたためなくなる」こともあり。
- カゴ選びは超難しいので、一般人が自分で選んで買うのは全くオススメしない。ミスる。
- 自転車を持って、自転車屋に行って聞いてみるのが一番かなと思います。
というわけで以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました!