ロードバイクの洗車をしようと思うんだけど、ホイールってどうやって掃除をしたらいいの?
どんな洗剤を使って、どんなふうに洗うのがオススメ?
ピッカピカになる方法があったら教えて欲しいんだけど・・・
こんな方にオススメの記事です
【この記事で分かること】
- ロードバイクホイールの洗浄方法(水洗い・室内)
- 掃除で使うアイテム
- リム掃除に効果的な“アレ”
- 洗浄後も美しく保つためにオススメのアイテム
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します。
ロードバイクを掃除する時に初心者の方がよく悩まれるのが、「何を使って、どうやって掃除をしたらいいの?」ということ。
下手に掃除をしたら悪影響が出るのではないかと、心配している方も多いようです。
私も昔はそうでした。
そこで今回は、ホイールを掃除するにはどうしたらいいのかを詳しく解説します。
ぜひご覧ください。
ロードバイクホイールの洗浄方法【メラミンスポンジが効果的】
ホイールの洗浄をするなら、食器用洗剤(中性洗剤)とスポンジがあればオッケー。
誰でも簡単に行えるかと思います。
私も最初は「食器用洗剤なんかでいいの?」と不安だったのですが、ケミカルメーカーのワコーズさんが「全く問題ないですよ!十分です。」と言ってくれたので、安心して作業しています。
わざわざ作業手順を説明するまでもないと思いますが、イメージ写真がこんな感じ。
洗剤を付けたスポンジを使って、リムやスポーク、ハブを磨くだけです。
最後は水で洗い流せば、だいぶ綺麗になりますよ。
ただ、リム面に付いた汚れが落ちにくい場合があるんですね。
そんな時にオススメなのが、「メラミンスポンジ」です。
メラミンスポンジとは白いカサカサしたスポンジのことで、100均に行けば売っています。
どんなところの汚れが落ちにくいかというと、
- デカール部分
- リムのブレーキシュー跡
など。
写真ではカンパニョーロ「ゾンダ」を使っていますが、ゾンダの場合はザラザラしたリム面にも、汚れが残りやすいです。
そういった汚れを取るのに効果的。
メラミンスポンジの使い方は簡単でして、水を付けて擦るだけです。
水洗い洗浄だったら、一連の作業をこのようにやるのがオススメです。
- さっと水をかける(表面の汚れを落とす)
- 洗剤を付けたスポンジで、全体をこする
- 水をかけて泡を流す
- 残った水気にメラミンスポンジを付けて、リム面を擦る
- 最後にもう一度水を流して終了
たった数分で、見違えるほど綺麗になるはずです。
ただ、中にはこんな方もいますよね。
僕の家は水洗いできないから、室内で水を使わない洗車方法はないの?
そんな方にオススメなのが、ワコーズの「フォーミングマルチ」です。
知っている方も多いでしょう。
スプレーを押すと泡上の洗剤が出てきますので、それをホイールに吹き掛けて吹くだけです。
水洗い洗車でいう「食器用洗剤」の代わりです。
サッと簡単に使えるにもかかわらず、しっかり汚れを落とせます。
もちろん、ホイールだけでなく、フレームにも使用可能。
私の家でも大活躍しています。
フォーミングマルチを使った洗浄方法でも、先ほど紹介した「メラミンスポンジ」が使えます。
一連の流れはこんな感じ。
- フォーミングマルチを全体に掛ける
- ウエスで拭き取る(表面の汚れを除去)
- もう一度フォーミングマルチを吹き掛ける
- 泡のある所をメラミンスポンジで擦る
- 最後にウエスで拭き取る
これでバッチリ綺麗になりますよ。
ホイールの洗浄は「メラミンスポンジ」が肝だと思っています。。
まだ使ったことがない人は、一度試してみてください。オススメです。
ホーザンのラバー砥石もリムに最適
メラミンスポンジでもいいですが、ホーザンのラバー砥石もオススメです。
評判もいいので、頻繁に掃除する方はこっちの方がいいかなと思います。
実際に使ってみました。
定期的にリムを綺麗にすることで、ブレーキの制動力アップになりますし、シューに鉄くずが刺さってリムの寿命を縮めることも防げます。
お掃除好きには、是非!
【プラスでひと手間】バリアスコートで美しく
以上で“洗浄パート”は終了です。
あとは乾かすだけでOKなのですが、プラスでひと手間加えると、ホイールがさらに美しくなります。
ひと手間とは何か。
ワコーズの「バリアスコート」を塗布するのがオススメです。
バリアスコートとは、ガラス系のコーティング剤です。
これをホイールの
- リム(ブレーキ面はNG)
- スポーク
に塗ることで、色合いに深みが出て綺麗になります。
ゴミや汚れが付きにくくなるというメリットもありますね。
写真では分かりにくいですが、肉眼で確認すると明らかに綺麗になるのが分かります。
どう変わるかのイメージを知るために、自動車に使っている動画を見るといいかも。
拭くだけでコーティングできるため、簡単にピカピカになります。
もちろん自転車のフレームにも使えるので、1本持っておいて損はないでしょう。
まとめ
本記事の要点をまとめます。
【ホイールを水洗い洗車する場合】
- 食器用洗剤とスポンジを使って洗います。
- メラミンスポンジを使うと、細かい汚れも落とせます。
【ホイールを水なし洗車する場合】
- ワコーズのフォーミングマルチクリーナーを使って洗います。
- サッと吹きかけて、ウエスで拭き取るだけ。
- こちらも同じようにメラミンスポンジとの併用がオススメです。
【洗車後にひと手間!】
- 「バリアスコート」をスポークやリムに塗布すると、より綺麗になります。
- 艶が増したり、深い色合いになったり。
- ゴミや汚れが付きにくくなるというメリットもあります。
- ただし、リム面にだけは付けないよう注意してください。
参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
ホイールを洗浄する際は、スプロケットやチェーンも一緒に洗うのがオススメです。