自転車に乗ると足が太くなるって本当?
ゴリゴリに筋肉が付いたら嫌で、あんまり乗りたくないんだよね。
でも、自転車は「ダイエットに良い!」なんて言われるじゃん?
ダイエット効果は維持しながらも、足が太くならない方法があるなら教えて欲しい・・・
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車に乗ると本当に足が太くなるのか
- 太くなる人と、細くなる乗り方の違い
- 分かりやすい例の紹介(競輪とロードレース、短距離走とマラソン)
- 自転車で細く、しなやかな足を手に入れる方法
「自転車を漕ぐと足が太くなる」
多くの人が持っているイメージだと思います。
私もそうでした。
恐らく、競輪選手の太くゴツい足から、そのように連想してしまっていたのでしょう。
そのせいで、「足が太くなるから、自転車には乗りたくない!」と思っている方も、少なく無いですよね。
本当に、私たちも自転車を漕いだら、競輪選手のように筋肉モリモリの足になってしまうのでしょうか?
ダイエットというより、トレーニングになってしまうのでしょうか?
多くの人が勘違いしているこのテーマについて、解説します。
自転車に乗ると足が太くなるって本当?【答え:ならない】
「自転車に乗ったら足が太くなるんじゃないか・・・?」と心配しているあなたに朗報です。
結論から言うと、普通に自転車を乗っても足は太くなりません。
それどころか、むしろ健康的に細くなっていきます。
「太くなる」というイメージが生まれるのは、筋肉を使う乗り物だからですよね。
グッと力を入れて漕いだ結果、「筋肉の肥大化」が起こると思っているのではないでしょうか。
つまり、「“筋トレ”になるんじゃない?」ってこと。
しかし、答えは“NO”で、一般人が普通に自転車に乗ったところで、足が太くなることはないでしょう。
とはいえ、スポーツとして自転車に乗る人の中には、筋肉モリモリのたくましい足を持った方もいますよね。
その違いを、深掘りしていきます。
無酸素運動は筋トレ、有酸素運動はダイエット
自転車に乗っている方でも、二種類のパターンがありますよね。
- 筋肉がついて「足が太くなる人」
- 脂肪が燃焼して「足が細くなる人」
両者の違いは何かというと「自転車の乗り方」です。
無酸素運動をする人は筋トレになり、足が太くなります。
有酸素運動をする人はダイエットになり、健康的に足が細くなります。
無酸素運動とは
無酸素運動とは短時間に高い強度で行う運動のことを言います。
筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すことからこのように呼ばれています。
自転車でいうと、こんな乗り方です。
- 坂道を立ち漕ぎで思いっきり駆け上がる
- 力を入れて漕ぐときに、自然と息が止まっている
- スプリント(短距離を全力で漕ぐこと)
無酸素運動を繰り返し行うと筋肉量が増えますから、足を細くしたいならやってはいけない乗り方です。
有酸素運動とは
有酸素運動とは、キツくない程度の負荷(軽~中)を継続的にかける運動のことです。
酸素を使って筋肉を動かすエネルギーである脂肪を燃焼させるとから、有酸素運動といいます。
自転車でいうと、こんな乗り方です。
- 楽しく走れているけれど、汗は出ている
- ゼーハーいうほど心拍数が上がっていない
- サイクリング
足を細くしたいのなら、有酸素運動を行いましょう。
脂肪を消費するため、健康的に体脂肪を減少させることができます。
分かりやすい具体例 ~スポーツ競技で比較~
有酸素運動をするか、無酸素運動をするかで、体つきは大きく異なります。
分かりやすいイメージとして、スポーツ競技のプロを見てみましょう。
毎日のように練習を繰り返す方だからこそ、その違いがはっきり分かります。
競輪(無酸素運動)とロードレース(有酸素運動)
自転車を使う競技でも、
- 無酸素運動の「競輪」
- 有酸素運動の「ロードレース」
では、筋肉の付き方が全く異なります。
参考までに、以下の動画で選手の体格を確認してみてください。
【✔ 競輪の選手(マッチョ)】
【✔ ロードレースの選手(比較的細め)】
競輪選手が筋肉ゴリゴリのマッチョなのに対し、ロードレース選手は細身の方が多いですよね。
短距離走(無酸素運動)とマラソン(有酸素運動)
もう1つ例を挙げます。
- 無酸素運動の「短距離走」
- 有酸素運動の「マラソン」
【✔ 短距離走(マッチョ)】
【✔ マラソン(比較的細め)】
短距離走の選手が筋肉モリモリなのに対し、マラソンの選手は細い方が多いですよね。
このように、有酸素運動なのか無酸素運動なのかで、筋肉の付き方は大きく変わってきます。
見て分かるように、「有酸素運動」であれば、仮にプロのような頻度でトレーニングをしても、筋肉がゴリッゴリになることはありません。
むしろ、健康的で張りのある美しい身体になるのです。
ですから、普通に自転車に乗っても足が太くなることはなく、基本的に脂肪が燃焼して痩せていきます。
足を細くしたいのなら、自転車は非常に効果的です。
自転車で細く・しなやかな足を作るには?
自転車に乗って本気で足を細くしたいのなら、乗り方を意識しましょう。
軽いギアで“回転”を意識して、クルクルと回すように漕ぐことが大切です。
重いギアを使うと無酸素運動になりがち。
ペダルの回転数は、一分間で80~90回転が理想的です。
と、いわれても「それってどのくらい?」って感じですよね。
そこでオススメのアイテムがあります。
ケイデンス付きのサイクルコンピューターです。
サイクルコンピューターの中には、「ケイデンス機能」が付いているものがあるんですね。
ケイデンスとは「一分間にペダルが何回転したか」のことです。
ケイデンス付きのサイクルコンピューターを使えば、ペダルの回転数が分かるようになります。
ダイエット目的で乗るならオススメのアイテムです。
ケイデンス付きのサイクルコンピューターをお探しならこちら!
基本的に、どんな自転車にも取り付け可能です。
走行時間と頻度は?
ダイエットのために自転車に乗るのなら、20分以上のサイクリングが効果的。
頻度は、あなたが本気でダイエットしたいと思っているのなら、毎日継続して行うといいでしょう。
だんだんと、細くしなやかで美しい足になっていきます。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車に乗ると「足が太くなる」って本当?】
- 無酸素運動で、かつトレーニングを繰り返さない限り、太くはなりません。
- 普通に自転車を漕ぐだけなら、全く心配ないです。
【足を細くしたいなら、どんな乗り方をすればいい?】
- 軽いギアで「クルクル」と軽くペダルを回すように乗りましょう。
- 20分以上のサイクリングが効果的。
- 継続することで、足が細くなります。
【具体的なペダルの回転数は?】
- 一分間で80~90回転が理想的。
- ケイデンス機能付きのサイクルコンピューターを使うのがオススメです。
自転車は、ダイエットに効果的!
足は太くなりませんので、安心してお乗りくださいね!