ロードバイクの空気を入れたいんだけど、「適正空気圧」ってどのくらい?何を見て、判断したらいいの?
最低空気圧は?最高空気圧は?ぶっちゃけよく分からない…。
初心者の私でも分かるよう、詳しく教えて欲しい!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ロードバイクの適正空気圧
- 3種類ある空気圧の単位
- 適正空気圧の確認方法
- 空気圧を変えると、どんな違いがあるのか
- 空気入れの頻度
ロードバイクのメンテナンス、まずはここから!
【知らないとヤバい】ロードバイクのタイヤの適正空気圧って?
結論、「使っているタイヤによって変わる」です。
なので、一概に「〇〇です」とお伝えすることはできません。
太さもそうだし、メーカーのモデルごとに違ったりします。
ロードバイクの中でも、「あのタイヤは〇〇だけど、このタイヤは〇〇!」というように、本当にそれぞれです。
では、どのようにして適正空気圧を確認したらよいのでしょうか?
適正空気圧の確認方法
「タイヤの側面」をぐるっと一周見まわしてみてください。
すると、どこかにこのような表記がありませんか?
- 〇〇BAR
- 〇〇kPa
- 〇〇PSI
とか。このタイヤの場合、「130PSI」との表記があります。
これが、適正空気圧です。
最高空気圧だけ表記のあるタイヤもあれば、最低-最高の範囲指定があるタイヤもあります。
例えば、
- max 7.8BAR→「最大7.8BARまでだよ!」
- min 6.2BAR-max8.5BAR→「6.2BAR以上、8.5BAR以下で入れてね!」
ということ。
なので、タイヤ側の表記通りに空気を入れていけばOK。
単位は主に「BAR(バール)」「kPa(キロパスカル)」「PSI(ピーエスアイ)」の3種類ありますが、どの単位を用いるかは、空気入れのメーターに合わせると良いでしょう。
例えば、私が持っているポンプの場合…
- 内側のメーターが「PSI」
- 外側のメーターが「kPa」
の2種類の単位がありますから、どちらか好きな方を使うって感じですね。どちらでもいいので、直感で選びましょう(笑)
ちなみに、<1BAR=100kPa>となっています。
適正空気圧の「範囲」と「違い」について
最初に目安となる空気圧
適正空気圧の確認方法は分かったけれど…
具体的にどれだけ空気を入れればいいわけ?
「max7.8BAR」って書いてあったら、最大まで入れるべきなの?
「min 6.2BAR-max8.5BAR」って書いてあったら、範囲が広くてどっちに合わせたらいいか分からないよ?
と思う方がほとんどでしょう。
ロードバイクを始めたばかりの方は、ひとまず「7BAR(700KPA/約100PSI)」と覚えておけばOK。
確認します、「7BAR」です。7BAR7BAR7BAR…。
はい、覚えましたね。
空気圧の違いがもたらす影響
初めは基本「7BAR」に設定すればいいのですが、空気圧には範囲がありました。
例えば、「min 6.2BAR-max8.5BAR」だったら、6.2BAR以上8.5BAR以下で入ればOKということ。
ではなぜ、適正空気圧には「範囲」があるのか?空気圧を変えることで違いはあるのか?
と気になりませんか。
適正空気圧の範囲内で、タイヤの空気圧を調整することで、ザックリ2つの要素に影響があります。
- 乗り心地
- 転がり抵抗(スピードの出やすさ
【空気圧を“低め”にすると…】
- クッション性が増して、乗り心地が良くなるため、乗り手が疲れにくい
- しかし、タイヤが変形することで路面抵抗が増え、スピードが出にくくなる
【空気圧を“高め”にすると…】
- タイヤの変形量が減るため、路面抵抗が減り、スピードが出やすくなる
- しかし、タイヤが硬くなることでクッション性が悪くなり、乗り心地が悪化し、乗り手が疲れやすい
この辺りの調整は、自転車に乗る中で「好み」を見つけると良いでしょう。
細かく言えば、乗り手の体重や乗り方によっても異なるので!
改めて、そのバランスがいいところが「7BAR(700KPA/約100PSI)」であり、初心者が目安にすべき基本的な空気圧となります。
最低空気圧、最高空気圧の範囲外になると…
空気圧の調整は、あくまでも「適正範囲内」で行わなければなりません。
上限・下限を超えてしまうと危険ですから。
【上限を上回る(入れすぎ)】
- バーストが起こるかも
- ホイールが割れる
【下限を下回る(空気が少なすぎ)】
- パンクしやすくなったり
- 真っ直ぐ走りにくかったり
- コーナリングで曲がりにくかったり
- 最悪の場合、走行中にタイヤが外れるかも…
なので、空気を入れる際は、しっかりとタイヤごとに設定された「適正空気圧」を確認するようにしましょう。
ロードバイク空気を入れる頻度
ロードバイクは、小まめな空気圧管理がとても大切です。
最低でも2週間に一回、できることなら乗る度に空気を入れるようにしましょう。
その方が、(最低空気圧を下回った状態で走る時に比べて)パンクのリスクが大きく減りますし、走行への悪影響も少ないです。軽い力でスーッと走れたりします。
よく、初心者の方からこんな質問をされます。
そもそも、なぜ空気を入れなければいけないの?
「空気が減るから」だとしたら、それはパンクとは違うわけ?
空気を入れなければいけない理由は、「空気が減るから」です。その通り。
ゴムチューブの中に空気が入っているのですが、時間の経過に連れて空気がゴムをすり抜けて、出ていってしまうんですね。
確かに、パンクもしてないのに空気が抜けるのは、ちょっとおかしな話に思えるかもしれません(笑)
でも、身近なものでもこの現象って起きてるんですよ!
例えば、「ゴム風船」がそうです。
空気を入れた後に口を固く縛っても、日が経つにつれてしぼんでしまいますよね。それと同じです。
なので、すこーしずつなら勝手に空気が減っても、決して「パンク」ではありません。
最低限2週間に一回を目安に、空気を入れるようにしてください。
まだポンプをお持ちでない方は、必ず用意しましょう。
ロードバイクの場合、バルブの種類はほほとんど全て「仏式」です。
対応したポンプでないと使えませんので、注意してください。
「バルブの種類ってなに?」
と、気になった方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ロードバイクの適正空気圧は?】
- タイヤによって変わる
- 基本「7BAR」が目安(または最大空気圧の8割くらい)
- 慣れてきたら、適正範囲内で調整してOK
- 空気圧の調整をすることで、メリット・デメリットがある
この記事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!