自転車のスタンドについてる「バネ」が取れてしまったのだけど、修理できるのかな?
交換用のバネとかって売ってるの?
それともスタンド自体を交換しないとダメかな…。
目安の修理費用も含めて、教えて貰えると助かるなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のスタンドのバネが取れてしまった時の修理方法
- バネ単体でも売っているが、スタンド本体の交換が必要な場合の理由
- 目安の修理費用
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
【ママチャリ】自転車のスタンドバネが取れた!交換・修理できる?
結論から言うと、修理には2パターンあります。
…しかし、実際に「バネのみの交換」で修理できるケースは多くはなく、およそ「4人に1人くらい」かなという印象です。
つまり、修理で対応できなくて、スタンド本体の交換になるケースの方が多いわけです。
その理由については、次項で詳しく解説するとします。
先に「バネの交換」で済むケースについて説明すると…
実は、こんな感じでバネ単体での販売があるんですよね。
色々サイズがあるので、取れたバネと比較してみたり、残っているもう片方とあてがったりして測ると良いです。
バネの長さを間違えると張りが強すぎてスタンドが上がりづらかったり、あるいは緩くてしっかり立たなかったりするので、適当に買うのはNG。
自転車屋で在庫を買うのがいいですね。
選んでもらえば間違いないので。
以下、自分でやられる方向けに“作業に関する補足情報”をお伝えしましょう。
バネの取り付けには専用工具があります。
マイナスドライバーやペンチなどでも交換できなくはないですが、専用工具を使った方が圧倒的に楽です。
バネを強く引っ張りつつ所定の位置へ掛ける必要があるため、意外と難しいのです…。
「スタンド本体」の交換が必要になる場合
なぜ多くの場合で「バネの交換」では済まず、「スタンド本体の交換」になるのか?
理由は、スタンド自体の寿命もあるからです。
「バネが取れた」ということは寿命が違いからです。
というところで、本体の交換になります。
そもそもバネが切れたり・取れたりするのは、ある程度長い期間自転車を使っている状況が考えられるでしょう。
その結果…
というのが主な原因ですね。
このうち「バネのみの交換」で済むのは、あくまでも「スタンドの状態が比較的良い時」だけです。
バネのみの交換ができない状況とは、例えば…
↑ひっかけている“爪”がひん曲がって上を向いていて、バネが引っかからなくなっていたり…
↑バネを通している“穴”が切れて、バネを固定出来なくなっていたり…です。
スタンド自体の劣化でバネが取れてしまった時は、恐らくスタンドの傷みも激しく、状態が悪いでしょう。
そこにバネを取り付けてもまた同じように外れてしまうので、“修理不可”との判断になるわけです。
要するに“寿命”。
多くの場合が「スタンド本体の交換」になるのはそのためです。
目安の修理費用【本体+工賃】
一般的なママチャリで言えば、修理費用(スタンド本体交換)の目安は2500-3500円程度。
内訳は、
- 汎用品のスタンド本体が約2500円
- 工賃が約500円
といったところですかね。
車体によってはメーカー純正しかつかないものもあります。
そうなると高くなる傾向です。
詳しい値段が知りたければ、一度自転車店に尋ねてみると良いでしょう。
※ブログで「これはこのくらいの値段」と紹介するには、数が多すぎてムズいからです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のスタンドバネが取れた!交換・修理できる?】
- バネのみの交換はできる
- しかし、「スタンド本体の状況」によって、バネの交換だけでは直らない場合あり
- スタンドの寿命が来ている時は、本体を交換するしかない
- バネでの修理→500-1000円程度
- スタンド本体交換→2500-3500円程度
よければ参考にしてみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました!
バネを新しくしたところで、スタンドが劣化してて耐えきれなかったら意味がない。
どうせまた壊れるから修理にならない…。