
やばい…
雨の中走ってしまって、ロードバイクがびしょ濡れだ…。
錆びたり、劣化したりしないよう対策をしたいにしたいんだけど、何をしたらいいんだろう?
ロードバイクが濡れたらやるべきことについて、教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ロードバイクが濡れたらやるべき3つのこと
- 使うアイテムについて
- なぜ、“その作業”をした方がいいのか

高価なロードバイク、大切にしたいですよね。
濡れた時の対処法について、解説します!
【放置はNG!】ロードバイクが濡れたらやるべき3つのこと
結論から言うと、以下の3つです。
- まずはタオルで水気を拭き取る
- 水置換性のあるオイルを塗布し、サビを抑制
- <ヒドい時は…>天日干しさせると完璧
まずは、上の2つについて解説します。
その後、「雨の中長時間走ってしまった人」のために、3つ目の「天日干し」について解説しますね。
まずはタオルで水気を拭き取る
濡れた状態でサイクリングから帰ってきたら、真っ先にタオルで水気をとって下さい。
基本中の基本です。
自分が疲れていて休みたくなる気持ちもわかりますが、水気を拭き取るまでがサイクリング。
小学生の頃言われた「家に帰るまでが遠足」と一緒ですね(笑)
とにかく、水を長時間同じ場所に滞らせないことが大切です。
少しでも水滴が残っていると、翌日にはその部分にサビが発生することも。
せっかく高級なロードバイクなのに、茶色い“サビ”が発生していたら、カッコイイ見た目が台無しですよね。
なので、念入りにタオルで拭きましょう。
フレームだけではなく、パーツの隙間まで。
「細かいところまでしっかりと」です。
水置換性のあるオイルを塗布し、サビを抑制
水を拭き取った後は、「オイル」を塗布しましょう。
サビを抑制するためです。
この時に塗るオイルは“水置換性”を有するものがオススメ。
具体的な商品を紹介すると、私はラスペネがおすすめです。
水置換性とは
「水置換性のあるオイル」とは何か。
一言でいえば、
のことをいいます。
普通、水にオイルを垂らすとどうなりますか?
水の上にオイルが浮きますよね。
だから、パーツに水がついているとき、水置換性のないオイルをかけてしまっても、効果がないのです。
なぜなら、水の上に油が浮いているだけなので、直接パーツにオイルが浸透していないから。
では、水置換性のあるオイルだとどうなるか。
水を押し上げて、金属の表面に「オイルの膜」を形成してくれるのです。
要は、「ちゃんと水の下にオイルが潜り込む」と言うこと。パーツにオイルが浸透していると言うことです。
ですから、濡れているパーツにオイルをさすときは、“水置換性”でないとしっかり潤滑できません。
サビを防げません。
あらためて、自転車が濡れてしまったら、水置換性のある潤滑油を塗布しましょう。
どこにオイルを掛ければいい?
塗布する場所は、正直たくさんあります。
…など様々です。
詳しくは、こちらの記事で解説中。
使い方は簡単で、さっと吹くだけ。
垂れるほど掛かってしまったら、タオルで拭き取りましょう。
特に大切なのはチェーンですね。
雨に濡れて放っておくと、翌日には必ず茶色いサビが発生しますから…。
1周ぐるりとラスペネを掛けておきましょう。
ラスペネは「チェーンオイル」としては適さないので、後日、チェーンオイルを塗布しておいてくださいね。
水濡れがヒドい時は…
- 雨の中、1日中ロングライドで使ってしまった。
- 1時間以上雨に打たれながら走ってしまった。
このように、水濡れがひどい時はさらに対処が必要です。
晴れた日に「ロードバイクを天日干し」しましょう。
できることなら、シートポストを抜いてロードバイクを逆さまにするといいですね。
場合によっては、ジョボジョボと水が出てくるはず。
しっかり水を乾かさないとアルミが腐食してしまうので、大切な作業です。
面倒くさがらず、乾かすことをおすすめします。
それと、一度タイヤを外すといいかも。
雨の中長時間走った方のロードバイクを何度もメンテナンスしてきましたが、結構な確率でタイヤの中に水が溜まっています。
もちろん、ゴムを劣化させるので良くないことです。
なのでこちらも、できるならタイヤを外して水を拭き取ると完璧。グッジョブです。
雨の中走ると、メンテナンスが大変
このように、雨の中走ると結構メンテナンスが大変です。
なるべく走らないことをおすすめします。
とはいえ、
- どうしても走らなければいけない事情がある
- 長時間走ることが多く、途中で天気が変わることがよくある
- 雨でも構わず走りたい
こんな方もいますよね。
雨の中走る機会が多い方は、「泥よけ」を用意しておくと良いですよ。
タイヤから巻き上げた水をガードしてくれるので、自転車が濡れにくいからです。
乗り手のお尻がびしょ濡れになることも防げます。
簡易的なものでも十分効果はあるので、必要な方は持っておくと良いでしょう。
取り外しも簡単なので、晴れの日は外せばOK。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ロードバイクが濡れたらやるべき3つのこと】
- タオルで水気を拭き取る
- 水置換性のあるオイルを塗布し、サビを抑制
- ひどい時は、ロードバイク天日干しさせる
- タイヤの中まで確認すると、パーフェクト
ってな感じ!
本記事の内容がお役に立てれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!