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【シマノホローテック2】ロード系ネジ切BBの着脱工具解説

ホローテック2 BBの着脱工具解説
悩んでいる人
工具を探している人

シマノの「ホローテック2のBB」を付け外ししたいのだけれど、どの工具を使えばよいのだろう?

 

BBは圧入式ではなくて、一般的なネジ切式だよ。

 

おすすめの工具があれば教えて欲しいなあ。

こんな方にオススメの記事です。

 

 

【この記事で分かること】

  • シマノ「ホローテック2(ネジ切)」のBBに使える工具
  • BBによってはアダプターが必要になる
  • 基本的な工具はTL-FC36
  • 安いサードパーティ製品より、シマノ純正工具がオススメな理由

 

かける
かける

自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!

 

ホローテック2のBBを使っている方は参考にしてみて下さい。

 

 

 

この記事を書いた人
かける

かけると申します。
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【シマノホローテック2】ロード系ネジ切BBの着脱工具解説

ホローテック2 BBの着脱工具解説

 

 

結論からいうと以下の画像の通り。全てシマノの公式マニュアルに載っています。

 

ホローテック2のBBに使う着脱工具1 ホローテック2のBBに使う着脱工具2

 

工具本体に2種類ありますが、オススメは「TL-FC36」ですね。(理由は後に解説)

 

あらためて、各BBに対してTL-FC36と組み合わせて使うアダプターはこの通り。

 

【BB-R9100に使う工具】
TL-FC36+TL-FC24

【SM-BBR60に使う工具】
TL-FC36+TL-FC25

【BB-RS500に使う工具】
TL-FC36のみ(アダプターなし

 

 

かける
かける

まずは結論ファーストでまずは「答え」だけをお伝えしましたが、恐らくよく意味が分からない方が大半でしょう。

 

なぜアダプターが必要になるのか?といった理由を順に詳しく解説していきます。

 

【ロード系ネジ切】ホローテック2BBは3種類

ボトムブラケット SM-BBR60

実はシマノのホローテック2(ネジ切)BBは、BBによって工具を掛ける部分の外形が異なります。

グレードが高いほど“小さく”なるため、アダプターが必要になるのです。

 

 

まずはラインナップの理解から。

 

 

(2022/10月)現在、シマノのホローテック2ネジ切BBには3種類あります。

  1. BB-R9100 デュラエースグレード
  2. SM-BBR60 アルテ&105グレード
  3. BB-RS500 ティアグラ以下グレード

 

 

シマノ ホローテック2BB 種類

 

一応グレードで分かれていますが、ホローテック2のクランクであればどのグレードのモノを使っても互換性はあります。

例えばクランクが“クラリス”グレードでも、デュラエースグレードのBB(BB-R9100)と組み合わせることはできます。

 

 

BBはグレードが高くなるほど外径が小さくなっていきます。

メイン工具はTL-FC36

いずれのBBを使うにせよ、まずはメインの工具「TL-FC36」を購入してください。

後に解説しますが、シマノ純正の「TL-FC36」が最もオススメです。

 

 

色々比較しなくていいので、とにかくコレ↑を買ってください。

別途アダプタを購入

BBのグレードによって外径が違うといいました。

メインの工具はTL-FC36ですが、外径の小さいBBに対しては、これにアダプターを付けて対応します。

 

以前はBB本体を購入するとアダプターが付属してきたのですが、現在は付属しなくなりました。

ゆえに別途購入する必要があります。

 

かける
かける

各BBに対するアダプターの有無を、順に解説します。

BB-RS500 アダプタ無し

BB-RS500

一番グレード低く、外径が最も大きい「BB-RS500」にはアダプターが必要ありません。

TL-FC36をダイレクトにはめ込むことができます。

 

つまり、TL-FC36はこのサイズが基準になっているということです。

SM-BBR60 TL-FC25

sm-bbr60

アルテ・105グレードの「SM-BBR60」は、上の「BB-RS500」に比べて外径が小さくなります。

TL-FC36をダイレクトに使うことができません。隙間ができてしまうからです。

 

このBBの場合、「TL-FC25(アダプター)」を組み合わせる必要があります。

 

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BB-R9100 TL-FC24

sm-BB9100

最高級グレードの「BB-R9100」は、「SM-BBR60」に比べてさらに外径が小さくなっています。

BB-RS500と比べると2段階小さいということです。

 

 

このBBの場合は「TL-FC24(アダプター)」と組み合わせる必要があります。

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シマノ純正工具「TL-FC36」をオススメする理由

TL-FC36

ホローテック2BB用の工具は色んなメーカーから発売されていますよね。

しかし、オススメするのはシマノ純正のTL-FC36です。多少値段が高くても。

 

その理由は…

  • 純正工具だから間違いない。実際、他メーカーと比べても使いやすい。
  • シマノのもう一つの工具(TL-FC32)に比べて力が入りやすい
  • ディスクブレーキのセンターロックのロックリングの着脱に問題なく使える

てな感じですかね。

 

使いやすくて間違いないからというのが一番の理由なのですが、ディスクのロックリングにも使えるというのも隠れポイントだったりします。

 

 

ディスクブレーキのセンターロック式ロックリングの着脱には、同じ「TL-FC36」を使います。

>>>【シマノ】センターロック式ディスクローターの着脱工具は?

 

別に形が一緒なら他社製工具でもハマるのですが…

モノによっては工具の角度が悪く、掛かりが浅く、うまく力が加えられないものもあるんですよね。

(BIKEH〇ND製のモノとかそうでした。)

 

 

かける
かける

今後ディスクブレーキをいじる機会があったとして、工具の買い直しになったらもったいないじゃないですか。

 

その意味も含めて、一度手に入れたら買い替える必要のないシマノ純正「TL-FC36」一択でオススメしています。(笑)

 

 

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【シマノホローテック2 ロード系ネジ切BBの着脱工具解説】

  • BBによって外径の大きさが変わります
  • グレードが高くなるほど外径が小さくなるため、アダプターと併用
  • メイン工具は「TL-FC36」を使う
  • SM-BBR60には「TL-FC25(アダプター)」を使用
  • BB-R9100には「TL-FC24(アダプター)」を使用
  • 色々なメーカーから工具が出ているが、オススメはシマノ純正TL-FC36

 

というわけで、以上です!

よければ参考にしてみて下さい。

 

ご覧いただきありがとうございました!