先日、知り合いであるかきぴーさん(@kakky921)が、このようなツイートをしていました。
日本1周に看板をつけるのって賛否あるみたいだけど、抵抗なければ「つけるのをオススメ」するな〜
・同じ旅人と話すキカッケになる
・身分証になる
・見た人が声かけやすいってメリットがある。
旅中職質された時警察も看板見て「なるほどね」って感じで対応が早かったし、話も弾んだ!— かきぴー 旅すんうちなーんちゅ (@kakky921) February 15, 2021
日本1周に看板をつけるのって賛否あるみたいだけど、抵抗なければ「つけるのをオススメ」するな〜
・同じ旅人と話すキカッケになる
・身分証になる
・見た人が声かけやすい
ってメリットがある。 旅中職質された時警察も看板見て「なるほどね」って感じで対応が早かったし、話も弾んだ!
本記事では、「日本一周の看板」について、私の意見をお話ししようと思います。
日本一周をしている方の多くは、「日本一周中!」という看板を掲げて移動をしています。
私もその一人で、自転車のホムセン箱に看板を取り付けていました。
看板を付け始めたのは、人生で初めて自転車旅をした高校2年生の頃からです。
先人(先輩自転車旅人)のブログ記事を見る中で、看板を付けている方が多く、単純に憧れた?から。
「なんか、旅人らしくてかっこいい!」と思ったんですよね。
ただ、実際に看板を付けて走ってみると、「かっこいい」以外のメリットがあることに気づいたのです。
だからそれ以来、大きな旅をする時は看板を掲げてきました。
「旅人はなぜ看板を掲げるのか?」「日本一周看板は必要なのか?」
実体験を交え、詳しくお話しします。
本記事で分かる内容はこんな感じ。
- 看板を付けることのメリット
- 看板がもたらした機会
ではどうぞ。
「日本一周中」の看板を掲げるメリットはあるのか?
メリットがあると思ったので、私は看板を掲げていました。
看板を付けることは、一部自己満足の世界でもあります。
なんというか、自己顕示欲的な。「旅してるぜー!!!」って感じ(笑)
ただ、それだけではありません。実は、「メリット」もあるんですよね。
私が感じたメリットは主に3つ。
- 他の旅人と繋がるきっかけになる
- 一般人から声をかけてもらいやすくなる
- 毎回聞かれる質問の省略
特に私は、「他の旅人と繋がるきっかけになる」のが非常に大きなメリットだと感じました。
これら3つのメリットについて、詳しく解説します。
他の旅人と繋がるきっかけになる
看板があると、旅人と繋がるきっかけになることがあります。これは本当です。
パッとみただけで、「何をしている人か」が分かるからですね。
同志だと分かれば、そりゃあ話しかけたくもなるでしょうし、繋がりたくもなります。
看板を付けないと、そんな“縁”を逃してしまうかもしれません。
実際に、「看板をつけていたがゆえに知り合った」という例を紹介しましょう。
私が「話しかけた側」の話です。
日本一周中、私は徒歩で日本一周をしているよこみーと、行動を共にしていました。
16時くらいだったでしょうか。
徒歩で、移動スピードの遅いよこみーが、先に寝床となるキャンプ場へ向かいました。
自転車の私が食料の買い出しをしたのち、あとから合流する予定でした。
スーパーを出て、キャンプ場へ向かう最中のこと。
ふと、ガストに駐輪してあった自転車に目が留まったのです。
なぜなら、「日本一周中」という看板が付いていたから。
数少ない同志の内の一人。店内にいたので、どんな方かは分かりません。
でも、店の中に必ずいるのです。
私と同じ“自転車”ということもあり、気になって仕方がありません。
少し待っても外へ出てこなかったので、私はその自転車にメモを残し、キャンプ場へ向かいました。
「私も日本一周をしているかけると申します。
同じ日本一周勢を見かけたので、声をかけずにはいられませんでした。今晩、ここから数キロ先にある〇〇キャンプ場に泊まります。
もし都合が合えば、そこでお会いしませんか?」
と。
キャンプ場でよこみーと合流し、あったことをはなし、ご飯を作っている時のことでした。
その方が来て下さったのです。出会いが生まれました。つながりができました。
…というように、「看板」が旅人同士をつなぐきかっけになることがよくあります。
今回話した例でも、ガストに止まっていた自転車に「日本一周」という看板が無かったら、私は素通りしていたと思います。
「荷物を積んでる自転車があるけれど、どっか近場でキャンプでもするのかな?」程度にしか思わなかったことでしょう。
でも、看板があったことで、「同じ目的を持った方なんだ!」ということが分かり、どうしても話しかけたくなったのです。
看板は、そんなきかっけを作ってくれることがあります。
大きなメリットですよね。
一般人から声をかけてもらいやすくなる
大きく「日本一周中!」と掲げていたら、街の人から声を掛けてもらいやすくなる。
これが、すごく励みになるんですよね。メリットです。
同じだけの荷物を持っていても、同じ格好をしていても、“看板”がなかったら声を掛けられる数は減ると思います。
なぜなら、「何をしている人か分からない」から。これも、さっきと理由は同じ。
「めっちゃ荷物持ってるけど、何してるんだろう?」
「この人は、どこへ行くのだろう?」
と、見た町の人は心の中では思うでしょう。
しかし、気になってはいるけれど、「何の人か」の確信が無いので、声を掛けづらいのだと思います。
例えば、分かりやすいイメージでいうと…
「たくさん荷物を背負ったバックパッカー」がいたとしましょうか。
日本一周中かもしれないし、旅をしているかもしれないし、ただ部活の帰りかもしれないし、これから山に行くかもしれない。荷物が多いだけで、友達の家に泊まりに行くだけかもしれない。
→つまり、何の人かが分からない。だから、話しかけづらい。
しかし、「日本一周中」と看板があれば、
「ああ、この人は日本一周をしているんだな。おもしろそう。ちょっと声を掛けてみるか」となる可能性が上がります。
だから、街の方から声を掛けられやすくなるんですね。
で、「声を掛けられる」ということが、励みになるのです。
看板を付けることに、メリットはあると思います。
毎回聞かれる質問の省略
看板を付けることで、「テンプレ質問の省略」になり、手間が省けます。
どういうことか。
日本一周をしていると、会う人会う人に同じ質問を繰り返されます。
- 「どこから来たの?」
- 「何をしてるの?」
- 「いつから旅してるの?」
当たり前ですよね。私が“町の人”の立場だったとしても、とても気になります。
絶対に聞いてしまう質問です(笑)
聞く側からしたら、初めての質問。
ですが、聞かれる側は、もう何度も何度も同じことを説明しているはずです。
「〇〇から来ました。日本一周中です!〇月から旅をしています」と。
新しい出会いはとても嬉しいですが、ちょっと、このやりとりが手間に感じることも0ではなかったです。
そんな時に、「看板」です。
看板にこれらの情報を書いておけば、事前に簡単な自己紹介が済んでいるようなもの。
毎回聞かれる質問を、省くことができます。
だから、“時短”になりますよね。
そういった意味でも、看板は大いに活躍しました。
旅に看板はあったほうがいい?
私もかきぴーさんの意見と同じで、「看板を付けるのはオススメ」ですね。
あった方がいいと思います。
理由は、紹介した3つのメリットがあるから。
もちろん、付けなければいけないかというと、そうではありません。
「迷ったら、付ければいいんじゃない?」と思います。
デメリットと言えば、「乞食だ」とか言われることがあるくらい?
私は言われませんでしたが、中にはそんな意見があるようですね。
まあ、気にしなくていいでしょう。
まとめ
では最後に、本記事の要点をまとめます。
- 他の旅人と繋がるきっかけになる
- 一般人から声をかけてもらいやすくなる
- 毎回聞かれる質問の省略
もし、看板を付けようか迷っているのなら、付けた方がいいかなと私は思います。
結構なメリットがありますからね!
よければ参考にしてみてください。