自転車(ママチャリ)のブレーキを掛けるたびに「キィィーーッッ!!!」ってうるさい音が鳴るんだよね。
乗ってて不快だし、ちょっと恥ずかしい…。
音鳴りの原因って何だろう?
それと、根本的な解決方法はあるのかな?直せるのかな?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車(ママチャリ)のブレーキが「キーッ」と音鳴りする原因
- 使われているブレーキの種類
- 根本的な解決方法はあるのか
- 絶対にやってはいけないこと
自転車ショップで働く私が解説します。
ブレーキの「キーッ」という音で、悩まれている方は非常に多いです。
その原因と解決方法があるのかどうかを、お伝えしますね。
自転車(ママチャリ)のブレーキが「キーッ」と音鳴りする原因と対処方法は?
今現在あなたが感じている「ブレーキの音鳴り」が、私の想定するものと同じかどうか、簡単にチェックさせてください。
- ママチャリ(一般的な自転車)である
- 比較的安価な自転車だ
- 左手でブレーキを掛けると音が鳴る
この3つが当てはまるなら、どういう症状か、何が原因かよく分かりました。
結論からお伝えしましょう。
残念ですが、ブレーキの音鳴りを根本的に解決する方法はありません。
自然と起こってしまうもの、なって当たり前な現象、避けられないトラブルなのです。
何が原因で音が鳴るのか
原因は「バンドブレーキ」にあります。
バンドブレーキとは、比較的安価な自転車に使われるブレーキの一種です。
安い割に超効きは良いですが、「音鳴りが起こりやすい」というデメリットがあります。
キーキー鳴る自転車はほぼ「バンドブレーキの自転車」で間違いないです。
新品の時は静かだったのに、なぜ音鳴りが起こるのか?
というのが主な原因です。
別に、あなたの使い方が悪かったとかではありません。誰でもなります。
…でも、あらためて根本的に解決することはできません。残念ながら、自転車屋でもです。
【自己責任ですが】音を一時的に軽減させる方法はある
というわけで、バンドブレーキの音鳴りを完全に無くすためにできることって、ないんですよ。
うるさいですが、そのまま使っていただくしか。
一応、「一時的に軽減させる方法」ならあります。
やったあとスグは音が消えますが、いずれ音鳴りが再発するでしょう。
あくまでも応急処置的で、根本的な解決にはなりません。
新品のブレーキに交換しても…
どうしても気になるなら、新品のブレーキに交換しましょう。
といっても付けられるブレーキは同じタイプになるので、またしばらくすると、同じように音鳴りが始まります。
そう、バンドブレーキを使う以上、音鳴りを気にしてはいけないのです。
そういうものと割り切って乗りましょう。
次に自転車を買うなら「ローラーブレーキ」を選ぼう
ママチャリにも沢山のラインナップがあり、価格もそれぞれ。
高いのと安いので違う点は色々ありますが、その一つが「ブレーキ」です。
比較的高級な自転車には、「ローラーブレーキ」が使われています。
見た目は同じに見えるかもですが、中身の構造が違う。
ローラーブレーキはバンドブレーキと違い、音鳴りがまず起こりません。
でも、ちょっとだけ値段が高いです。
高くてもいいから、今の自転車に付けれないの?
交換したいんだけど!
と思う方もいるでしょう。
…すみませんが、互換性が無いので付けられません。
どうしても音鳴りが嫌なら、次に買う自転車は「ローラーブレーキ」の付いたモデルを選ぶと良いですよ。
「キーッ」とうるさいストレスから解放されます。
前ブレーキだけを使えば音はならない
もし、音鳴りが気になってしょうがないなら、「前ブレーキ(右手のブレーキ)」だけを使いましょう。
スピードが出ていなければ、前ブレーキだけでも止まれます。
音が鳴るのは後ろブレーキ(左手)なので、使わなければ音はならないのです。
…もちろん、ブレーキを前後使わないのは安全とは言えないので、オススメはしませんが。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車(ママチャリ)のブレーキが“キーッ”と鳴る時の原因と対処方法】
- 原因は「バンドブレーキ」の特徴にあります。
- 根本的な解決方法はないので、そのまま使い続けるしかありません。
- 一時的な応急処置はできますが、あくまでも自己責任で。
- どうしても気になるなら、右ブレーキ(前)のみを使う。ただし危険。
音鳴りのしないローラーブレーキが、ママチャリのスタンダードになってほしいものです。