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【もう迷わない!】ロードバイクに使うチューブの選び方

ロードバイクに使える チューブの選び方
悩んでいる人
ロードバイク乗り

自分の乗っているロードバイクに合ったサイズのチューブが欲しいのだけど、どれを選んだらいいのだろう?

 

ホイールのサイズ、チューブの幅に沢山種類がありすぎて、よく分からない…。

失敗して無駄になるのは嫌だから、きっちり調べた上で購入したいんだよね。

 

チューブの選び方を、初心者にも分かりやすく教えてもらえると助かるなあ。

こんな方にオススメの記事です。

 

【この記事で分かること】

  • ロードバイクに使えるチューブの選び方
  • チューブ選びで欠かせない4つのポイント
    →ホイール径、タイヤ幅、バルブの種類、バルブの長さの調べ方
  • 目的別、オススメのチューブ紹介
  • 余談:チューブレスタイヤにチューブを入れてもOK

 

かける
かける

自転車ショップで働く私が解説します!

 

ロングライドでの予備や、自宅でのパンク修理時に、チューブが必要になりますよね。

初心者の方ですと、どれを選んだらいいのか迷うと思います。

 

なぜなら、自分のロードバイクに使われているチューブの情報が分からないから。

 

バルブの種類は?長さは?タイヤの太さは?ホイールの径は?

 

この質問にパッと答えられる人は少ないでしょう。というか、これらが分かるなら既にチューブを選べているはずです。

 

昔の私もそうでして、自転車ショップに行ってはカメラで撮ったタイヤの写真を店員に見せて「このタイヤに使えるチューブって、これで合ってますか?」と聞いていました。

悪いことでは無いですが、自分でパッと選べた方が楽ですし、困らないですよね。

 

そうなりたい方のために、本記事を書きました。

 

最後までご覧いただければ、チューブの選び方が100%理解できます。

初心者向けに難しい用語は都度解説してますので、いちいち調べる必要もありません。

 

じっくり読んで、自分の知識にして頂けたら幸いです。

 

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【もう迷わない!】ロードバイクに使うチューブの選び方

ロードバイクに使える チューブの選び方

結論からいうと、ロードバイク(含め、自転車全般)のチューブは、4つの情報が分かれば選ぶことができます。

 

  1. ホイール(車輪)の径
  2. タイヤの幅
  3. バルブの種類
  4. バルブの長さ

 

逆に、一つでも欠けていてはなりません。

選択肢が絞り切れず、間違える可能性があるからです。

 

これら4つのポイントについて、どのように確認したらよいか詳しく解説します。

 

ホイール(車輪)の径

自転車の修理(ホイール組)

本記事は「ロードバイク」にお乗りの方がご覧いただいているでしょう。

ロードバイクの場合、ホイール径はほぼ1種類。

 

「700C(ナナヒャクシー)」というのがホイールの径になります。

ママチャリみたく、インチ表記ではないの注意です。

 

ロードバイクのホイール径:700C(ほとんど全て)

 

一応、具体的な確認方法をお伝えします。

前後どちらでも構いませんので、タイヤの側面をじっくり確認してみてください。

 

いろんな文字が書いてあるはずです。

メーカーのロゴだったり、意味不明な数字が書いてあったり、タイヤの空気圧だったり。

 

そのうち、どこかに「700×〇〇C」みたいな表記がありませんか?

必ずありますので、見つかるまで探してください。そして、「700×〇〇C」という数字をメモりましょう。

 

タイヤサイズ 700×25C

例えば写真のタイヤは、「700×25C」と書いてあります。

この「700」の部分がホイール径を表しているのです。

 

「25C」の部分については、次に触れますね。

タイヤの幅

タイヤの側面に書いてあった「700×〇〇C」という表記ですが、700はホイール径だと分かりました。

では、後半の「〇〇C」は何かというと、「タイヤの横幅」になります。

 

「700×〇〇C」の意味

  • 700→ホイール径
  • 〇〇C→タイヤの横幅(mm)

 

25Cの場合、約25mm幅のタイヤだということです。

数字が小さくなるほど細くなり、大きくなるほど太くなります。

 

ロードバイクの場合ですと、現在の主流は25C、28C。

ちなみに、ちょっと前は23Cが主流でした。だんだん太くなりつつあるのです。

 

 

再確認ですが「700×〇〇C」←この数字を覚えてください。

 

ロードバイクのチューブ選びにおいて、これさえ分かればよっぽど間違うことは無いです。

なぜなら、残り2つのポイントはほぼ決まっているから。

バルブの種類

自転車のバルブには3種類あります。

 

自転車のバルブの種類(英式、米式、仏式)

 

  1. 英式(えいしき)
  2. 仏式(ふつしき)
  3. 米式(べいしき)

 

このうち、ロードバイクはほぼ「仏式」です。

あなたが乗ってる自転車と、写真のバルブ(仏)を見比べてみて、形が同じならOK。

 

ここまでで3つの情報が分かりました。残るは一つです。

バルブの長さ

「仏式バルブ」にも、長さがあります。短いのから長いものまで。

40mm~60mmくらいがお店でよく売られているサイズでして、標準的なのは「48mm」程度です。

 

バルブ長は使っているホイールのリムハイトによって選ぶものが変わります。

リムハイトとは、リム部の高さのことですね。

 

どういうことか、2枚の写真を見せます。

エスケープR3 700×30Cの純正タイヤ

 

ロードバイクに泥除けを付ける

 

一枚目の方が、リムの高さが低いですよね。二枚目の方が、リムの高さがある。

 

高さのあるリムは、「リム」より長いバルブを使わないと、リムからバルブの頭が出ないため空気を入れることができません。

大問題です。

 

このように、特に気にするべきは「リムハイト」が高い人ですね。

 

低いリムに長いバルブを付けても、大きな問題が起こるわけではありませんから。

ちょっと不格好になるのと、無駄な重さになるだけです。

 

で、どのようにバルブ長を選べばいいかというと、リムの高さ+2-30mmくらいあるといいかなと。

 

「特にリムハイトが高くない、普通のホイールだ」というなら、48mm程度で十分です。

チューブの選び方を再確認

チューブ選びにおける4つのポイント、分かりましたでしょうか?

実際に確認する流れはこんな感じになります。

 

ホイール(車輪)の径は何だろう?
→700Cだ!

タイヤの幅はどのくらい?
→〇〇Cだ!
→つまり、700×〇〇Cのチューブを選べばいいんだな。

バルブの種類
→それと、バルブの種類は仏式で。

バルブの長さ
→長さは…普通のホイールだから48mmあれば十分かな。

 

「700×〇〇C、仏式、バルブ長48mm程度」のチューブを選べば使えます。

 

チューブは対応するタイヤサイズに幅がある

ちなみにですが、チューブは対応するタイヤの太さの“幅”が広いです。

どういうことかというと…

 

700×25Cのチューブが欲しいとしましょう。

 

チューブを探すと、

  • 700×20-25C
  • 700×25-32C
  • 700×18-28C

こんな感じの表記になっているのです。

 

これは、「700×20-25C」の場合、「20C-25Cのタイヤまで使えるよ!」という意味です。

タイヤと違ってチューブは伸縮性があるため、使える太さに幅があるのです。

 

サイズが適合していればどれを選んでも大丈夫です。

 

もし、サイズが共通する2種類で迷った時は、細い方を選ぶと軽くなっていいかなと思います。

例えば、25Cのチューブが欲しい時に、「700×20-25」「700×25-32」がある場合はどちらも使えますが、「700×20-25」を選んだ方がいいということです。

実際にチューブを選んでみよう!

自転車のチューブ

ロードバイクに使えるチューブを紹介します。

 

パナレーサーのチューブは700×23-26Cまで対応。

バルブ長は商品ページ内で選択できますので、普通のホイールなら48mmを選択すればOK。

 

シュワルベのチューブは18-28Cまで対応。細いタイヤから中太タイヤまで、幅広く使えます。

ロードバイクにはほとんど使えるサイズです。

 

 

異なるメーカーのチューブがあると、こんな質問を受けることがあります。

ギモンの声
ギモンの声

かけるさん的に、どっちがオススメですかね?

なんか違いってあるんですか?

うーん、正直どっちでもいい…ですね(笑)

 

パナレーサーもシュワルベも、チューブの質が悪いのは見たことありません。品質はとてもいいです。

 

ただ、バルブエクステンダーを付けるなら、バルブコアの脱着が出来るシュワルベをオススメしています。

でもこの記事を読んでいる初心者の方にはまだ関係ない話だと思いますので、気にしなくて大丈夫です。

 

 

かける
 

ちなみに、もっと軽く走りたい方は、こんなチューブもありますよ!

標準的なチューブの約半分の重量でして、楽に安くできる「軽量化」です。

 

 

パナレーサーから出ているR’AIR。

対応サイズは [700 x 23~28C]となっています。

 

通販でチューブのレビューを見ていると、「不良品だ!」「破裂した!」なんて声が多いですが、個人的に気にしなくていいと思います。

中には本当に製品不良であった方もいるでしょうが、ほとんどが「作業ミス」だと考えられます。

 

チューブ交換に慣れておらず、レバーを使って穴をあけたか、タイヤに噛ませてしまってバーストしたのでしょう。

 

これから挑戦するのであれば、皆さんも気を付けてください。

仮にバーストさせてしまったとしても、「いい経験をした」と思ってプラスに捉えるといいかなと。

誰もが通る道ですからね。私も最初は超へたくそで、チューブを6本ダメにしました(笑)

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【もう迷わない!ロードバイクに使うチューブの選び方】

4つの情報が分かれば、選ぶチューブが絞れます。

  1. ホイール(車輪)の径
  2. タイヤの幅
  3. バルブの種類
  4. バルブの長さ

ロードバイクの場合、ホイール径は700C、バルブの種類は仏式であることがほとんどです。

バルブの長さも、たいてい48mmあれば大丈夫。心配なら、長め(60mmとか)を買っておくといいかも。

 

「タイヤの幅」さえ分かれば、間違えることはないでしょう。失敗させません。

 

かける
かける

チューブの選び方に悩んでいた方へ、少しでもお役に立てば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!

なお、チューブ交換をする際には、以下のアイテムも必要です。参考まで。

 

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タイヤの適正空気圧が何か分からない方は、こちらの記事で解説しています。

タイヤチューブメンテナンス

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