ふと気になったんだけど、ママチャリのタイヤってどのくらい持つのだろう?寿命はどのくらい?
もちろん、使い方とか環境によると思うけど、一般的な基準を教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ママチャリのタイヤの寿命はどのくらいなのか?
- タイヤ交換の基準
- 「タイヤの劣化」←何を目安に判断するのか
自転車ショップで働く私が解説します!
タイヤの寿命ですが…初心者には意外と判断が難しかったりしますね。
その理由も踏まえて、詳しく解説させていただきます。
【知ってる?】ママチャリのタイヤの寿命ってどのくらい?
結論からいうと、
タイヤのゴムが薄くなって寿命を迎え、交換が必要になる場合が多いです。
(※もちろん使っているタイヤの質や、環境によって大きく変わります。)
しかしながら、「本来の寿命」までキレイに使い切る方はあまり多くはないですね。
つまり、
- 3000キロも走ってないのに交換が必要
- 2年も経ってないのに交換が必要
になってしまう方も多いというわけです。
タイヤの寿命になるまで綺麗に使いきれる人、そうでない人の特徴を教えて欲しい!
このように思う方も多いでしょう。詳しく解説しますね。
【メンテが命】タイヤを寿命まで綺麗に使い切るには?
タイヤを寿命まで使い切れる人には、ひとつ大きな特徴があります。
それは「メンテナンスをしている」ということですね。自転車ショップで働いているので、よくわかります。
タイヤのメンテナンスとは…
そう、「空気入れ」です。していますか?
自転車のタイヤの空気は、自然と抜けていくものです。ゴム風船と一緒。
およそ1カ月~2カ月に1回は空気を入れる必要があるわけですが、できているでしょうか?思い出してみてください。
「空気入れ」を怠ると、様々な“悪影響”が出ます。
悪影響のうちの一つが「タイヤの劣化を促進させる」なのです。
空気を入れないと、タイヤの寿命は短くなる
なぜ、空気を入れないとタイヤの寿命が短くなるのか。
タイヤが押しつぶされた状態で走ることになるからです。
“ブニュッ”と押しつぶされながら走ると…
よくある事例が、サイドのひび割れですね。
タイヤの摩耗具合はまだまだ新しいのに、空気を入れていなかったがためにサイドが割れ、タイヤ交換が必要になるパターン。
非常にもったいないですね。
ひび割れした状態で走るのはあまりよくないので、交換した方が賢明です
タイヤを長持ちさせたい、自転車にあまりお金を掛けたくないというなら、最低限空気は入れましょう。
タイヤ持ちが良くなるだけではなく、パンクする確率もぐっと減ります。
タイヤの具体的な交換基準ってなに?
タイヤの交換基準は様々あります。
正直、経験の少ない初心者の方が自分で判断するのは難しいかもです。
参考程度に紹介しておきます。
- サイドがぱっくりひび割れている
- タイヤ中央に無数のひび割れがある
- ゴムが摩耗してツルツルに擦り減っている
- 中のケーシング(繊維)が見えている
- チューブのバースト(破裂)に繋がるような大きな傷が一つでもある
- 経年劣化によりタイヤが硬化・劣化している
…というように、基準はいろいろありますね。私たちプロは、過去の経験と照らし合わせて「交換した方がいいかどうか」を判断します。
よく分からなければ、自転車ショップで聞くのがオススメです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ママチャリのタイヤの寿命って?】
- 距離でいったら3000キロを超えたあたりから
- 期間でいうと2年を超えたあたりから
- ただ正直、「寿命」まで使い切れる人は少ない
- 何より大事なのが、空気入れを怠らないこと
- タイヤの劣化を促進させるだけでなく、パンクのリスクも増すなど、悪影響しかありませんから
というわけで、以上です。
少しでもさんこになれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました!