私の乗っているランドナーには、どんなタイヤが使えるのだろう?
サイズもよくわからなければ、使えるモデルもわからない…。
ロードバイクなら多くの情報が出てくるけど、ランドナーだとそうはいかなくて困っている。
- どのタイヤサイズが使えるか
- 具体的なタイヤの選択肢は何があるか
教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ランドナーに使えるタイヤ(ホイール)サイズの見分け方
- サイズ別に使えるタイヤの紹介
ランドナーに乗っており、自転車屋で働く私が解説します。
私も最初、使えるタイヤがよく分からなくて困っていました…。
ランドナーに使えるタイヤの選び方【650A,650B,700C】
まず、使えるタイヤを選ぶには、自転車の「ホイール径」を確認する必要があります。
ランドナーに使われるホイールサイズは主に3種類。
- 650A
- 650B
- 700C
これが、分かっている方はOK。
でも中には「え~知らないや(汗)」という方もいるでしょう。
そういう方に向けて、解説します。
手元に用意した自転車の「タイヤ」をぐるっと一周見渡してみてください。
どこかに、こんな表記がありませんか?
- 650×〇〇A または 26×1-〇/〇 (分数表記)
- 650×〇〇B または 27.5×〇.〇〇 (小数点表記)
- 700×〇〇C
例えば上の写真の場合、
「35-590 (650×35A – 26×1⅜)」
と書いてありますよね。
まずはここを、確認しましょう。そしてメモしてください。
650…にはAもBもありますが、これらは別物ですから間違えないように。
「または」というのは、前者と後者に互換性があることを意味します。
- 650A = WO26インチ(分数表記)
- 650B = 27.5インチ
AとBは全く別物なので、気を付けてください。
ちなみに、赤色の数値が「タイヤの太さ」を表しています。
- 650×〇〇A または 26×1-〇/〇 (分数表記)
- 650×〇〇B または 27.5×〇.〇〇 (小数点表記)
- 700×〇〇C
数字が多きくなればなるほど、タイヤが太くなります。
最初は、今付いているタイヤと同じサイズを買うと、分かりやすいですね。
650×〇〇A または 26×1-〇/〇 のタイヤ
が使われていた方へ、使用可能なタイヤの例を紹介します。
シュワルベ 「マラソン」
私が日本一周で使ったタイヤです。
高耐久&最強の耐パンク性を持ちます。
荷物を積んで自転車旅をするなら、このタイヤがとてもおすすめ。
パナレーサー コル・デ・ラ・ヴィ ランドナー
以前、私が使っていました。
柔らかめのタイヤで、乗り心地は良いです。
アメサイド(サイドの色が肌色)なので、ランドナーの雰囲気に合います。
ミシュラン WORLD TOUR
今、私が使っているタイヤです。
買った理由は、「安かった」から。
特に不満もないので、街乗りにはおすすめです。カッコいいし。
650×〇〇B または 27.5×〇.〇〇 (小数点表記)
が使われていた方へ、使用可能なタイヤの例を紹介します。
ミシュラン WORLD TOUR
650B版もあります。
謎にオトクなので、安いタイヤが欲しいならコレかな。
パナレーサー コル・デ・ラ・ヴィ ランドナー
こちらも、650B版。650Aで紹介したものと同じです、
パナレーサー グラベルキング
27.5×1.50あたりが、ランドナーには最適な太さでしょう。
最近人気のグラベルキング。
林道や山道を良く走る方には、おすすめのタイヤです。まさに、「グラベル」。
700×〇〇C のタイヤ
のタイヤを使っていた方へ。
使用可能なタイヤの例を紹介します。
この「700C」は、クロスバイクやロードバイクと同じホイール径なので、タイヤの種類も豊富です。
紹介するもの以外にも沢山あるので、よければ調べてみてくださいね。
シュワルベ マラソン
先程も紹介した、ツーリングに最適なタイヤです。
旅する方の多くが、このタイヤを使っています。
チャオヤン FLYING DIAMOND
サイドが茶色で、ランドナーに合いそうなタイヤ。
耐パンク性に優れており、ツーリングも可能。
ビットリア ランドナー
「ランドナー」というモデルのタイヤです。まさに、ランドナー向け。
比較的安く、しかも軽いので、サイクリングメインで自転車に乗る方にはオススメですね。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ランドナーに使えるタイヤの選び方】
タイヤの側面を見て、サイズを確認。
- 650×〇〇A または 26×1-〇/〇 (分数表記)
- 650×〇〇B または 27.5×〇.〇〇 (小数点表記)
- 700×〇〇C
それぞれに合ったタイヤを選びましょう。
「○○」の部分は太さを表します。初めは、今付いているタイヤと同じ数値を選ぶといいでしょう。