自分の自転車はディープリムホイールだから、バルブ長のあるチューブが必要なんだよね。
でも、中々お店で売っていなくて…。
調べてみたら、「バルブエクステンダー」というアイテムを使えば、バルブを延長できるみたいだね!
買おうと思うけど、オススメってある?教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- オススメのバルブエクステンダー
- 被せ式と中継ぎ式はどちらがいいか?
- バルブの長いチューブを買うより、バルブエクステンダーで運用すべき理由
自転車ショップで働く私が解説します。
私もディープリムホイールを使っており、バルブ長には悩まされました。
この度バルブエクステンダーを買ったので、紹介しようと思います。
【ディープリムに対応】おすすめのバルブエクステンダーは?
結論からいうと、パナレーサーのバルブエクステンダーがおすすめ。
長さが20mm/50mmの二種類があるので、必要なモノを選ぶといいでしょう。
色も黒と青の二種類があります。
ちなみに私の場合、55mmリムハイトのホイールを使っております。
一般的なチューブのバルブ長が40-48mm程度なので、「+50mm」のバルブエクステンダーを選択しました。
そうすることで、エクステンダー結合後のバルブ長が90-98mmになりますから、出しろに余裕があってバッチリ空気を入れられます。
なお、本商品には「バルブコア回し」も付いてきます。
おもしろいことに、バルブコア回しが“バルブキャップ”として装着できるんですよね。
だから、常にホイールに付いている状態。出先での取り外しにも対応できます。
バルブエクステンダーには主に2種類ある
バルブエクステンダーには主に2種類あります。
おすすめは、中継ぎ式です。
なぜならば、被せ式は「被せるだけ」でして、空気が漏れるからですね。
フレンチバルブのコア(先端のネジ)を締めることができませんから、常に開きっぱなしの状態。
つまり、微量ずつ空気が漏れ続けるということ。
被せ式はどんなチューブにも対応できるメリットはありますが、以上のデメリットからオススメはしません。
「中継ぎ式」に対応したチューブを選ぶ
中継ぎ式のバルブエクステンダーを使うには、土台となる「チューブ」を注意して選ぶ必要があります。
具体的に言うと「バルブコアが外せるかどうか?」です。
という手順で装着しますので、バルブコアを外せないとダメです。
そもそも「バルブコアはどこの部分か?」というと、先端のココだけ。
チューブには二種類あって、バルブコアを外せる(2ピース)タイプと、外せないタイプ。
コア部分に切込みがあり、外せるようになっているなら、コア着脱OKです。
そうは言っても、どれが外せて、どれが外せないのかよく分からない…。
という方がほとんどでしょう。
始めは自転車ショップの店員さんに聞くといいと思います。
「バルブコアが外せるチューブってどれですか?」ってね。
傾向として、安めのチューブは基本外せないです。
コアを外せるチューブは100-200円ほど高いイメージでして、大体1000円は超えます。(一概には言えませんけどね)
ちなみに、シュワルベのチューブならコア着脱OKなので、まずはこれを選ぶといいでしょう。
チューブの質もいいです。
バルブエクステンダーで運用すべき理由
わざわざバルブエクステンダーを使わなくても、単に「バルブ長の長いチューブを買う」という方法もあります。
例えばこちらは80mm長。
もちろんこれでも悪くはないのですが、個人的には、バルブエクステンダーを付けての運用がオススメです。
なぜならば、チューブの入手に困らなくなるから。
これまでにバルブ長の長いチューブをお店で探したことがある方ならわかるでしょう。
たいてい、60mmまでしか置いていません。
そう、長いバルブって需要が少ないので、あまり在庫してない店が多いんですよね。
だから、欲しい時に手に入らない。
別に、家でチューブを交換するならいいです。急いでいないので。
でもこれが「出先で予備チューブが無くなり、買わなければならない状況」だったらどうでしょうか。ちょっと、絶望的ですよね。
あらかじめバルブエクステンダーを仕込んでおけば、そうはなりません。
通常のバルブ長(40-48mm程)のチューブさえ見つかれば、出先でもコアを入れ替えて、あっという間にロングバルブの出来上がり。
こんなメリットがありますので、ディープリムをお使いの方は、バルブエクステンダーでの運用をオススメします。
バルブ長の長いチューブは地味に高いので、ランニングコストを考えても買うべきかなと思います。
ロードバイクで使うチューブの選び方については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【<ディープリムに対応>おすすめのバルブエクステンダーは?】
- 結論、パナレーサーのエクステンダー。
- 20mm/50mm、黒/青の選択が可能
- バルブコア外しが“キャップ”として持ち運べるので、出先でも使える
- バルブ長の長いチューブを買い続けるより、「エクステンダー+通常のバルブ」での運用をオススメする
- 理由はトラブル対応、チューブの入手に困らなくなるから。
- ランニングコストを考えても合理的
というわけで、本記事の内容が参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!