自転車の空気が“徐々に”抜けちゃうんだよね。
すぐに抜けるわけではなくて、数時間とか、2-3日かけてゆっくりと抜ける…。
これはパンクしているのかな?
原因を詳しく知りたいなぁ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車タイヤの空気が徐々にゆっくりと抜ける時の主な原因
- 対処方法の解説
自転車ショップで働く私が解説します。
自転車の空気が徐々にゆっくりと抜けてしまう時の原因は…
可能性として考える、主な原因は2つ。
- スローパンクしている
- 虫ゴムが傷んでいる(英式バルブの方のみ)
初心者の方にも分かるよう、解説しますね。
【原因1】スローパンクしている
数時間・数日で空気が抜けてしまうなら、「パンク」している可能性が非常に高いです。
そのうちの「スローパンク」に該当するものですね。
パンクといっても、実は様々な種類があります。
全てのパンクが、すぐに空気が抜けるわけではないのです。
スローパンクの場合、空気を入れているチューブにごくわずかな穴があいてしまっています。
その原因は、異物を踏んだことによるかもしれませんし、チューブの摩耗によるものかもしれません。様々です。
実際にタイヤを外してみないと、本当の原因は分からないですね。
とにかく、小さな穴が開いている状態。
ですから、すぐに空気が抜けるわけではなくて、徐々にゆっくりと抜けていくのです。
…と繰り返すようなら、スローパンクを疑いましょう。
要はパンクしてるのです。
対処方法は、普通のパンク修理と同じ。
この記事を見ている方のほとんどは、特に自転車の知識などない初心者の方でしょうから、自転車屋さんで修理してもらいましょう。
- シールのようなものを貼るパッチ修理
- 場合によってはチューブ交換、タイヤ交換
をして、直してくれるでしょう。
真の原因(鉄くず?摩耗?など)が気になる方は、お店のスタッフに聞いてみて下さい。
教えてくれるはずです。
【原因2】虫ゴムが傷んでいる(英式バルブの方が対象)
原因の2つ目は、「虫ゴムの傷み」です。
虫ゴムとは、バルブの中にある空気弁のこと。
虫ゴムは「英式バルブ」のみ使われています。
仏式、米式バルブにはありません。
英式バルブの使われている自転車は、主に「ママチャリ(一般車)」です。
なので、虫ゴムの傷みが原因である可能性があるのは、ママチャリの方が対象ですね。
この「虫ゴム」は消耗品であり、劣化したら交換が必要です。
劣化するとゴムが破れてきて、空気の出入り口をうまく塞げなくなり、結果「空気漏れ」が発生します。
それが、「スローパンクの原因ではないか」と考えられるのです。
対処方法は、「虫ゴムの交換」です。
この作業はとても簡単なので、自転車が詳しくない方でもできると思います。
もちろん、不安があれば自転車ショップへ持って行きましょう。
虫ゴムの交換手順については、こちらの動画が参考になります。
「虫ゴムを交換したところで、またいつか痛むんでしょう?面倒だなあ…」
と思う方もいるでしょう。
そういう時は、虫ゴムを必要としないスーパーバルブがオススメです。
自転車屋さんでも売っています。
交換しても500円以下でしょうから、安いですよ。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車の空気が徐々に抜ける時の主な原因】
- スローパンクしている
- 虫ゴムが傷んでいる
よく分からなければ、自転車屋へGO!
少しでも、本記事の内容がお役に立てば幸いです。