いやー、困ったなあ。
ホイールに使うクイックリリースの“バネ”をどこかでなくしちゃったみたいだよ。
大事な部品だったらどうしよう・・・
このまま走るとやばいかな?何か悪影響があるのかな?
できれば新しいのが欲しいんだけど、そもそもバネだけで手に入れることって可能なの?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- クイックリリースのバネが無くなったらどんな問題があるのか
- そのまま走行してもいいのか
- 新しいバネを手に入れる方法
自転車店でメカニックとして働く私が解説します。
クイックリリースの“バネ”をなくした!走行に影響はあるの?
結論から言うと、走行においては全く問題ありません!
安心してください。
バネを紛失したことによる悪影響は「着脱がしにくくなる」だけです。
そもそもクイックリリースにバネ(タケノコバネ)が使われている理由は、「着脱をしやすくするため」です。
これまでにホイールの着脱をしたことがある方ならわかると思いますが、レバーを緩めていくと、バネがあるおかげで「左右均等に隙間」ができますよね。
だから、ホイールを抜き取る際も、クイックリリースがフォークエンド部に干渉せずに“スルッ”と抜けます。
もしバネが無い状態だったらどうなるか。
クイックリリースを緩めた後、目視で左右に隙間ができていることを確認しながら、抜き取る必要があります。
左右均等に“勝手に”隙間ができないので、片側だけ隙間ができて、反対はフォークエンド部との隙間がない状態にもなってしまいます。
だから、クイックリリースの位置を自分で調整する手間ができてしまうんですね。
ホイールを付ける時も一緒です。
バネがあれば左右均等に隙間ができるため、レバーが緩まってさえいれば簡単に装着できます。
でも、バネが無かったらどうなるか。
クイックリリースの隙間を調整しながら、フォークエンド部の干渉しないようにし、装着する必要があります。
ちょっと、面倒ですよね。
このように、クイックリリースのバネは「装着のしやすさ」に貢献しているのです。
ですから、もし失くしてしまっても、装着しにくくなるだけであり、
- ホイールの固定力が落ちたり
- 走行への悪影響があったり
するわけではありません。
着脱時以外は何も影響がありませんので、心配しなくて大丈夫です。
タケノコバネは入手可能?
なるほど!
着脱時に影響があるだけだから、別にないままでも問題ないんだね!
とはいっても、失くしたままでいるのもなあ・・・
“タケノコバネ”だけを手に入れる方法ってあるの?
はい、バネだけで購入することも可能です。
例えば、Amazonにはこんな商品があります。
もちろん、ここで購入してもOK。
でも、オススメは「最寄りの自転車店に尋ねてみる」です。
スポーツ自転車を扱う自転車店には、恐らく中古のバネの在庫があります。
商品として棚に出ていなくても、作業場で使うパーツとして持っている可能性が高いです。
なので、一度近くのお店に尋ねてみてください。
お店ごとによってどのように対応されるかは分かりませんが、多分、手頃な価格で売ってくれると思いますよ。
中にはサービスしてくれるお店もあるかもしれません。(笑)
まとめ
記事の要点をまとめます。
【クイックリリースのバネをなくしたら、重大な悪影響はあるの?】
⇒心配ありません。着脱がしづらくなるだけなので、走行面では全く影響がないです。
なので、バネを失くしたまま使い続けても大丈夫。
でも、「新しいものが欲しい」と思う方がほとんどでしょう。
タケノコバネは、Amazonでも簡単に入手可能です。
しかし、一度、近くの自転車店に尋ねてみるのをオススメします。
恐らく、手頃な価格で売ってくれると思いますよ。
この情報が、あなたの不安を解決できれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!