フレーム側フラットマウントの自転車に対して、ポストマウントのブレーキキャリパーを取り付けたい。
使うアダプターはどんなものを選んだらよいのだろう?
ローター径に応じて変わるのかな?種類があるのかな?
詳しく教えて貰えると助かるなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- フレーム側「フラットマウント」に対してポストマウントのブレーキキャリパーを取り付けるためのアダプター
- ローター径に応じて使うアダプターが異なる
- リアはフレームの厚みに応じて取付ボルト長を変える(別途購入)必要がある
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
フラットマウント台座からポストマウントへ【変換アダプター解説】
結論から言うと、使う変換アダプターはローター径に応じて前後各2種類あります。
画像の通り。
【フロント側】
- 140mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAF140PDA - 160mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAF160PDA
【リア側】
- 140mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAR140PDH - 160mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAR160PDH
選ぶのは割と簡単ですかね。
ローター径のみ確認しておけば、間違えることはないでしょう。
ちなみに対応ローター径は140/160mmのみで、より大きい180/203mmには対応しません。
なお、フレームに固定するボルトは付いてきます。
…がリアに関しては「フレームの厚み」に応じてボルト長を買い替える必要があるので、要注意です。
ボルト長について深堀解説します。
変換アダプター(リア)、ボルト長の特定方法
シマノのマニュアルを見てみましょう。
リアのみ「フレームの厚み+6.8mm」のボルト長を揃える必要があります。
一応、リアのアダプターを買うとボルトは付属するのですが…
- フレーム厚25mm対応の
- 31.8mmのボルト長
の固定です。
つまり、フレーム厚が25mm以外の場合はボルトを買い直す必要があります。
1本約500円。2本必要なので地味に痛い出費。
「選んだボルト長が正しいかどうか?」の最終的な判断は、“ボルト長さセレクター”を使って確認して下さい。
これはマウントアダプターを買うと付属してきます。
段差部分にボルトの先がおさまればOK。短くても長くてもダメです。
ボルトの長さが違う場合は、以下の中から選んで購入します。
「コード番号」が各ボルトの商品コードになるので、検索すれば出てきますよ。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【フラットマウント台座からポストマウントへ<変換アダプター解説>】
アダプターはローター径に応じて前後各2種類ある。
【フロント側】
- 140mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAF140PDA - 160mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAF160PDA
【リア側】
- 140mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAR140PDH - 160mmローターに対するポストマウントアダプター
→ISMMAR160PDH
リア側のみ、フレームの厚みに応じたボルト長に買い替える必要がある。
正しいボルト長かの判断は、(アダプターに付属する)「ボルト長さセレクター」を使用する。
以上です。少しでもお役に立てばうれしく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!