自転車のシフトレバーやディレイラーについて調べていたら、
- フリクション
- インデックス
という言葉を見かけたんだけど、これってどういう意味なの?
違いはなに?
知識として知っておきたいから、教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のシフトレバーの種類「フリクション」「インデックス」の意味と違い
- フリクションが使われる自転車の特徴
- フリクションの使い心地
- シマノ「SIS」の意味
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
シフトレバーの「フリクション」と「インデックス」の意味と違い
シフトレバーやディレイラーなんかを見ていると、「フリクション」や「インデックス」という言葉を見かけることがあると思います。
この言葉の意味ですが…
を意味します。
おそらく意味が分からないと思うので、より分かりやすくお話しします。
インデックス式シフトレバーとは?
インデックス式とは「段階変速」のシフトレバーのことを指します。
“段階変速”と言葉にすると分からないかもしれませんが、シフトレバーを回す(押す)と「1、2、3…」とギアが変速していくタイプのことです。
お察しの通り、現在ではギアが付いている自転車のほとんどがインデックス式です。
子供の自転車も、ママチャリも、ロードバイクもクロスバイクもです。
変速する時は「レバーをカチカチする…」って表現をしますよね。
実は、それこそがまさにインデックス式の特徴です。
フリクション式シフトレバーとは?
反対に、フリクション式は「無段階変速」のシフトレバーのことです。
インデックス式と違ってシフトレバー側に「1,2,3…」という区切りがありません。
あるのは「最小」「最大」の位置制限だけで、ギアの変速は自分の手の感覚でギアを調整するのです。
インデックス式と違ってカチカチいいません。ニュルッと動きます。
フリクション式はギアの調整(ワイヤーの張り)を自分の感覚で調整しなければなりませんから、インデックス式に慣れていると面倒に感じるでしょう。
毎回同じ位置に変速機がくるわけではないので難しいです。
フリクション式のシフトレバーが使われている自転車は主に…
- グリップシフトの廉価スポーツバイクのフロントディレイラー
- Wレバーを使用したのスポーツバイク(ランドナーなど)のフロントディレイラー
って感じです。
フリクションが使われるのは主にフロントディレイラー側ですね。
Wレバー時代の昔のロードバイクなんかはリアもフリクション式でしたが、今では中々みません。
変速段数の多段化に伴い、フリクション式ではどうにも調整がシビアで難しくなってきたからではないかと思います。
シマノ「SIS」の意味
シマノのパーツを日ごろから触る方なら、このマークを見たことがありませんか。
「SIS」…通称“シス”です。
確かシフトレバーやFD,RDの箱には書いてあったと思います。
SISは「シマノ インデックス システム」の略でして、要するにインデックス式の変速機じゃ!ってだけです(笑)
今ではインデックス式がスタンダードですからもはや気にしないのですが、出始めた頃は価値の度合いがまた違ったのでしょうね。
以上です。
短い記事ですのでまとめは無しで終わります。ありがとうございました!