チューブレスタイヤを使っているんだけど、パンクしたらどうすればいいの?
クリンチャーだったらチューブ交換して対応できるけど、チューブレスは…?
出先でパンクしたら、修理不可能なのかな?
事前に予習しておきたいから、教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- チューブレスタイヤがパンクした時の対処方法3選
- どのような順番で修理を行うべきか
- パンク修理に必要なもの
自転車ショップで働く私が解説します。
私も初め、「どうやって直すのだろう?」と疑問に思いました。
【ロードバイク】チューブレスタイヤがパンクした時の対処方法
結論からいうと、以下の順番(優先順位)でパンク修理を試みましょう。
- (シーラントが入っていたら)空気を入れて様子を見る
- チューブを入れる
- タイヤの内側からパッチを貼る
詳しく解説します。
(シーラントが入っていたら)空気を入れて様子を見る
チューブレスにお乗りの方は、「シーラント」をご存知の方も多いでしょう。
このような、白い液体です。
シーラントは空気に触れると硬化する性質を持った繊維でして、パンクした穴を勝手に塞いでくれたり、タイヤ側のビードとリムの隙間から空気が漏れないようにしてくれます。
「シーラントね!そういえば、自分のタイヤにも入ってるはず!」という方に向けて、お話しします。
もしパンクしてしまっても、小さい穴ならシーラントが勝手に修復してくれます。
ですから、タイヤを外して…といった大掛かりな修理作業は必要ありません。
もしかすると、気づかないうちにパンクしていて、直っているかも。
でも、ちょっと穴が大きめだと、空気が抜けてきます。
そしたらまずは、空気を充てんしつつ、穴にシーラントが入り込むようホイールを回します。
運が良ければ空気漏れが収まるので、これで修理完了。
ただ、
という場合も多いでしょう。
そういう時は、次の方法を試します。
チューブを入れる
クリンチャータイヤのように、チューブを中に入れてしまいましょう。
チューブレスタイヤでも、チューブ入れていいの!?
と思われるかもしれませんが大丈夫です。
ちょっと硬いですが、ちゃんと使えますよ。
チューブを入れて、パンク修理完了です。
…といって終わりたいところですが、注意点があります。
これはクリンチャータイヤでも同じです。
タイヤに穴が開いたままだと、チューブを入れたところで、またその穴からチューブが飛び出してパンクします。
だから、まずは“穴”を塞がなければなりません。
タイヤブートを貼ったり、次に紹介する「パッチ」を貼ったうえでチューブを入れましょう。
タイヤの内側からパッチを貼る
- 穴が塞がらず、シーラントが漏れ続ける
- 大きな穴が開き、チューブを入れることができない
こんな時は、チューブレスタイヤの内側にパッチを貼ります。
ママチャリなどで「パッチ修理」をしたことがある方なら、余裕でしょう。
要領は同じです。
パッチ修理をして大きめの穴をふさいだうえで、
- 新しい予備チューブを入れるか
- シーラントを追加で入れて、そのまま使うか
しましょう。
出先に持って行くもの
というわけで、出先でのチューブレスパンクに対応するために必要なものです。
- サイズの合った予備チューブ
- パッチ
シーラントの予備を持ってもいいですが、普通は持ちません。
パッチ修理はコツがいるので、事前に練習しておくとよいかも。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【チューブレスタイヤがパンクしたら…】
- シーラントが入っていたら(主にチューブレスレディタイヤ)、とりあえず空気を入れて様子を見る
- どうにも穴が塞がらなかったら、次の手段を考える
- 予備チューブを入れる、パッチで修理する
- 穴が大きすぎる時は、惜しまずタイヤを交換しよう
お役に立てば幸いです。