子供に自転車を買おうと思うんだけど、どのサイズを選べばいいんだろう?
○○インチってたくさんあって、よく分からない。
ウチの子の“歳”や“身長”から考えると、どれが適切かな?
…あ、それと。
欲をいうと、「なるべく長く使えるサイズ」がいいなあ。
「小さくなってすぐに買い替え!」ってなったら、もったいないし。
参考にしたいから教えてもらえると嬉しい。
こんなあなたに向けた記事です。
【本記事で分かること】
- 子供用自転車のサイズの選び方(目安年齢、身長)
- サイズ選びはどんなポイントに気を付けるべきか
- 最も簡単なサイズの調べ方
- 次に自転車を乗り換えるのはいつくらいか
自転車ショップで働く私が解説します!
お子様の自転車を選ぶ上で大事なことを、お伝えしますね。
お店で接客を受けているような気分で、見ていただけたらと思います。
子供自転車|歳と身長に応じたサイズの選び方【14,16,18,20,22,24,26インチ】
あくまでも目安ですが、「最初の一台」から「小学校高学年」になるまでのサイズ感はこのようになります。
- 14インチ(3歳-5歳/92-107cm)
- 16インチ(3歳-6歳/92-119cm)
- 18インチ(4歳-8歳/103-125cm)
- 20インチ(5歳-9歳/111-140cm)
- 22インチ(6歳-11歳/116-145cm)
- 24インチ(7歳以上/120-151cm)
- 26インチ(小学校高学年、130cm~)
※ブリヂストンサイクル公式HPを参考
王道の乗り換えパターンはこれ。
20インチ(小学校入学)→
24インチ(小学3、4年で買って、卒業まで乗る)
「4インチ飛ばし」と覚えておくといいかもです。詳細はこちら。
主に「14-18インチ」のジャンルを“幼児車”といい、補助輪が付いたモデルがほとんど。
この辺りの年齢で、最初の自転車で練習し始める方が大半だからですね。
「20インチ以上」のジャンルを“ジュニア車(子供車)”といい、補助輪がなくなります。
大体、小学校に入学付近から、20インチ~を乗り始めるイメージです。
では具体的にどのようなポイントでサイズを選べば良いのか、詳しく解説します。
14インチ(3歳-5歳/92-107cm)
早く(身長が小さいうち)から自転車に乗る子は、「14インチ」を選ぶことになるでしょう。
私も3歳から自転車を始めたので、14インチからのスタートでした。
全体的にみると、「16インチ」から乗り始める子の方が多いです。
ポイントはひとつ。
最初の一台は“安全”に乗れることが大切です。
「大きい方が長く乗れるから、ワンサイズ大きいのを選ぼうかな…」と思うかもですが、足がつかないのは危険。
必ず、足が付くかどうかを確かめてください。
でも、「正直まだ大きいけれど、16インチを選んだ方がいい場合」もあります。
それは、「補助輪を付けて数カ月練習する予定」の時です。
これは親御さんが考える“練習プラン”によります。
- なるべく早く補助輪を外し、一人で乗れるよう挑戦させたい
→足が地面にぴったりついて安全な「14インチ」
- 補助輪アリで3カ月~1年くらい練習したのち、補助輪を外して一人で乗らせたい
→現時点では少し大きいけれど、「16インチ」
補助輪アリでの練習期間を長く設けるなら、「現時点では大きめ」でも16インチを選ぶと良いですよ。
地面に足がぴったりついていなくても、大丈夫です。
補助輪を付けている間は転倒する心配がなく、安全だから。
補助輪を外すタイミングで、その時の身長が「16インチ」にピッタリなのが理想ですよね。
長く乗れて、かつ地面に足が付いて適切なサイズだから。
というわけで、例えば同じ「3歳」から自転車に乗り始めるという場合でも、練習プランによってサイズを変えた方がいいよという話ですね。
16インチ(3歳-6歳/92-119cm)
体感で7、8割のお子様が、「初めての自転車」を16インチから始めます。
4歳で乗り始める方は、基本的に1台目は“16インチ”と覚えておくといいかも。
16インチを選ぶときもポイントは同じです。
最初の一台の方がほとんどでしょうから、「足が地面にピッタリ付くかどうか」を見ます。
しかしこちらも、必ずしも地面に足が付かなくてもOK。
補助輪ありで練習する予定なら、その間に身長が伸びるからです。
外したタイミングで足が付きそうなら、バッチリ。
反対に、「すぐに補助輪を取る!」という練習方針なら、足がしっかりつく小さめの「14インチ」を選んだ方がいいです。
18インチ(4歳-8歳/103-125cm)
18インチを買う子は、あまり多くありません。
「14インチ」で自転車デビューした子が、2台目に選ぶことが多いですね。
16インチを最初に買った子が次に選ぶのは「20インチ」になるので。
2台目で買う時は、必ずしも「足が地面に付く」状態ではなくてもOK。
既に練習して走ることには慣れているでしょうから、かかとが浮くくらいがちょうどいいです。
実はそのくらいの方が、ペダルは漕ぎやすいのですよ。
完全に足が浮いてしまうのは、大きすぎます。
20インチ(5歳-9歳/111-140cm)
16インチで自転車デビューした子が、「小学校入学」あたりで買い直す時に選ぶサイズです。
20インチからは補助輪が無くなります。
ポイントは先ほどと同じで、「かかとが少し浮くくらい」ですかね。
もう乗り慣れていることもあり、注意点は少ないです(笑)
22インチ(6歳-11歳/116-145cm)
22インチを選ぶのは、「14→18→22インチ」という順番で来た子が多いですかね。
もちろん、身長の伸びが早くて選ぶ子もいますし、買うのが遅くなった(前の自転車が小さすぎる)といって選ぶこともあります。
2台目、3台目の自転車になるでしょうから、ポイントは同じ。
足が完全に浮いてさえいなければOK。
24インチ(7歳以上/120-151cm)
多くの子供が、「24インチ」を3年、4年で購入し、小学校卒業まで使います。
正直、6年生で24インチに乗ると“小さい”のですが、買い替えにも費用が掛かるのでそのままって感じですね。
どうせ中学校になったら、通学車を買いますから。
こちらもポイントは変わりなく、足が浮かなければOK。
逆に、「足が地面にピッタリ付いてしまう」「かかとがほとんど浮いていない」状態なら、ワンサイズ上の“26インチ”を選ぶといいでしょう。
26インチ(小学校高学年、130cm~)
26インチの子供車を買う小学生は、あまり多くありません。
先述したように、24インチで卒業まで使うパターンがほとんどだから。
- 現在22インチを使っている
- 24インチがどうにも小さすぎる
- 最適なサイズを買い直したい
こんな方が、26インチの自転車を選ぶといった感じです。
130cm以上というと、小学4年生~となります。
【最善策はコレ】自転車屋で実際にまたがってみよう!
サイズの選び方について、ポイントをお伝えしました。
ある程度、お子様が乗るべき「サイズ感」が分かったかなと思います。
でも、本記事だけを見てサイズを決定するのはオススメしません。
より正確で、より最適なサイズの確認方法があるからです。
当たり前ですが、「乗って確認する」ほど分かりやすく、適切な確認方法はありません。
「〇歳」といっても、成長度合いは大きく変わります。手足の長さもそれぞれです。
だから本記事の内容はあくまでも“目安”に過ぎないのです。
よければ週末にでも、ご家族で自転車屋さんに足を運んでみてください。
靴や服と同じように、結局「乗らないと分からない」ですから。
まとめ
最後に、本記事の要点を振り返ります。
【子供用自転車|歳と身長に応じたサイズの選び方】
- 14インチ(3歳-5歳/92-107cm)
- 16インチ(3歳-6歳/92-119cm)
- 18インチ(4歳-8歳/103-125cm)
- 20インチ(5歳-9歳/111-140cm)
- 22インチ(6歳-11歳/116-145cm)
- 24インチ(7歳以上/120-151cm)
- 26インチ(小学校高学年、130cm~)
王道の乗り換えパターンは以下です。
結局のところ、「乗ってみる、またがってみる」のが一番なので、自転車屋さんに行ってみましょう。