自転車のタイヤには「チューブレス」ってのがあるらしいね。
“チューブが無い”ってことは、パンクしないってことなの?
初心者でよく理解できてないから、詳しく教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- チューブレスタイヤはパンクしないのか?
- シーラントの存在
- パンクした時の対処方法
自転車ショップで働く私が解説します!
自転車の「チューブレスタイヤ」はパンクしないって本当?
疑問に思う方も多いですが…
「パンクしないタイヤ」は、ノーパンクタイヤといいます。
中にウレタンなどが詰まっているもの。勘違いしやすいですね。
(関連記事:【メリットだけ見てない?】ノーパンクタイヤの知られざるデメリット)
確かにチューブレスタイヤに“チューブ”は入っていませんが、タイヤ自体に穴が開けば、空気は漏れますよ。
でも、小さい穴であれば瞬時に塞いでくれることが多いです。
それが誇張され、「パンクしない」という印象がある方も多いのでしょう。
詳しく解説します。
「シーラント」がパンクを止める
なぜ、チューブレスタイヤは、小さな穴が開いても瞬時に塞ぐのか?パンクを自動で直せるのか?
それは、「シーラント」による効果です。
(多くの)チューブレスタイヤには、このような白い液体が入っています。
これが“シーラント”でして、パンクした時は「穴」に入り込み、固まり、空気漏れを防ぐのです。
だから、厳密には「パンクしない」という表現より、「パンクした直後に自動修復する」というのが正しいでしょう。
針のような小さな穴であれば、穴は塞がります。
でも、大きな穴(例えばサイドカットなど)があいてしまうと、シーラントで塞ぎきれません。
つまり、タイヤの空気が抜けて、パンクしてしまうのです。
これが、「ノーパンク」ではない理由。
チューブレスタイヤがパンクした時の対処方法
チューブレスタイヤがパンクしてしまったら、以下の方法で修理が可能です。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車の“チューブレスタイヤ”はパンクしないのか?】
- 結論、パンクします。ノーパンクタイヤではありません。
- しかし、小さな穴ならシーラントで自動修復します。(入っていれば)
- 大きな穴は塞げないので、修理が必要です。
それじゃまた。